未来に羽ばたく生徒たちの活躍の様子をご覧ください。

始業式

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クラス発表の後なので、体育館に入った時はザワザワ興奮をしている様子でしたが、生活指導主任の先生が「あと3分で集合完了です」と言った数十秒後には潮が引くようにし〜んと静まりました。12期生と13期生の先輩としての自覚はかなり高いと確信した瞬間でした。

【始業式での学校長の話】
 おはようございます。
 今日から、令和5年度が始まりました。
 そして明日は14期生を迎えます。みなさんは先輩として後輩をどう迎えますか。今日はこの話題を以前した話から引用して話をします。
 いまから2年前の2月、一人の校長先生が本校にやってきました。ステージ4のガンにかかり、「負けない人生」をめざしてガンを克服し、中学校の校長先生をしている豊島区の小林豊茂先生が自らの体験を9期生に話してくださるためです。小林校長先生はその後、自分の中学校に戻り、生徒にこう語りました。
「どうせめざすなら日本一の中学校をめざそう。しかし、日本一になるためにはまず世田谷区にある船橋希望中学校を越えなければならない」
 小林先生がそのように語ったのにはわけがありました。当時まだコロナウィルスが猛威を振るい、合唱コンクールが3月に延期され、その日9期生は真冬の寒い校庭で、朝練習をしていました。そこに、小林先生が校庭の正門側から歩いてきたのです。「まるで、自分を合唱で歓迎してくれているようだった」と言っていました。練習の段階から全力で歌う。フナキボでは当たり前のことが、こんなにも人を感動させる力があることを校長である私も初めて知りました。
 明日入学してくる14期生は、フナキボに初めて足を踏み入れます。みなさんはフナキボ生として普段やっていること自信をもって続けてください。授業を真剣に受けている様子、委員会での積極的な発言、行事に全力で打ち込む姿。このフナキボ生としての日常の姿をみた14期生は、その姿に驚き、憧れをもつにちがいありません。
 ぜひ、自信をもって後輩を応援し、広い心で励ましてあげてください。今年は全校朝会でも全校生徒が体育館に集まってできる時が多くなると思います。1年生を中心に、2、3年生が両側を固めるフナキボ伝統の並び方には、新しく入学してきた1年生を先輩たちが大きな器で包み込んであげる、という意味が含まれていることを忘れずにいてください。
以上話を終わります。


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