2月9日(金)の給食有機米ごはん 牛乳 吉野汁 白身魚の変わり漬け 小松菜入り春雨サラダ 【一口メモ】 1月〜3月に納品されている有機米は栃木県産または茨城県産のコシヒカリです。 栃木県産のコシヒカリは全国で上位の生産量を誇るだけでなく、日本穀物検定協会による食味ランキングにおいて、最高評価の「特A」を何度も獲得しています。 炊飯時のつやつや感、ふっくらと弾力のある粘りは米どころ栃木を代表するにふさわしいお米です。 【今日の給食室】 白身魚を揚げています。 白身魚は衣がくっつきやすいので、油に入れてからしばらく触らず、衣が固まってきたところで、油の中で優しく揺らすことで、離れるようにしています。 室温の関係で衣の状態がいいので、夏より冬の方が綺麗に揚がります。 2月8日(木)の給食ミルクパン 牛乳 コーンクリームスープ アップルチーズハンバーグ ツナサラダ 【一口メモ】 今日はコーンクリームスープに入っているレンズ豆を紹介します。 レンズ豆は光学レンズのような丸くて平べったい形が特徴です。 まだ日本ではあまり馴染みがありませんが、海外では一般的に使われ、栄養価が高いことからベジタリアンやヴィーガンの人たちからも注目されています。 特に鉄の含有量は豆類の中でもトップクラスです。 【今日の給食室】 アップルチーズハンバーグを作っています。 30個分のタネの重さを量ってバットに入れ、ヘラで30等分の線を入れてから成形することで、1つ1つの大きさをできるだけ均等にしています。 2月7日(水)の給食玄米ごはん 牛乳 大豆みそ 肉じゃがうま煮 小松菜のあえもの 【一口メモ】 今日の肉じゃがうま煮には喜多見小の6年生が栽培したじゃがいもが一部使われています。 昨年の秋ごろに植え付けを行い、手塩にかけて育ててくれました。 喜多見小の6年生からは「一生懸命作ったので、美味しく食べてください!」とのメッセージをもらいました。 【今日の給食室】 たくさんのじゃがいもを使って肉じゃがを作っています。 八百屋さんからもらったじゃがいもと喜多見小のじゃがいもは品種が違ったようで、皮をむいた時の色に違いがありました! 2月6日(火)の給食キムチチャーハン 牛乳 ワンタン風スープ ナムル 杏仁ゼリー 【一口メモ】 ワンタンは中国北部の華北で生まれたとされています。 日本にワンタンが伝わってきたのは随分古く、平安時代に編纂された漢和辞典にワンタンに関する記述が見られます。 漢字では「雲を呑む」と書いて雲呑と読みます。スープに入れたワンタンが空に浮かんだ雲のように見えたので、この名前になったと言われています。 今日はワンタンの皮をスープに浮かべ「ワンタン風スープ」にしました。 【今日の給食室】 ワンタン風スープの配缶をしています。 乾燥ウェーブワンタンを使って具材を包まず、ワンタンの皮を浮かべたスープにしました。 2月5日(月)の給食けんちんうどん 牛乳 和風サラダ じゃこ入り大学芋 【一口メモ】 日本でわかめが食べられるようになった歴史は古く、飛鳥時代の日本で1番古い法律である「大宝律令」では税の1つとして定められていました。 奈良時代の万葉集には海藻を読み込んだ短歌や長歌が100種近く記録されており、日本人の食生活に広く根付いていたことがわかります。 平安時代にはすでにみそ汁、お浸し、佃煮などの料理方法で食べられています。 【今日の給食室】 じゃこ入り大学芋を作っているところです。 素揚げしたさつまいもとじゃこを3つのタライに均等に分け、黒ごま入りの蜜をかけて混ぜ合わせます。 2月2日(金)の給食いわしの蒲焼き丼 牛乳 節分汁 野菜のごまだれかけ 不知火(しらぬい) 【一口メモ】 2月3日は節分です。 節分は「季節の分かれ目」を意味しており、もともとは立春、立夏、立秋、立冬の前日を指していましたが、今では立春の前日だけを節分と呼んでいます。 冬から春へと季節が移り変わる立春は、お正月と同じように1年が始まる重要な日と考えられており、その前日の節分は大晦日のような位置づけで特に大切にされてきました。 今日は節分に飾る「ヤイカガシ」に使われるいわしを使った蒲焼き丼、豚汁をベースに大豆を加えた節分汁の献立にしました。 【今日の給食室】 いわしの蒲焼き丼に使ういわしに粉をまぶして、シートに並べています。 いわし同士がくっつかないように、シートのまま油の中に入れて揚げています。 2月1日(木)の給食玄米ごはん 牛乳 じゃことわかめのふりかけ 生揚げのみそ汁 ひじきの卵焼き 豚肉と切干大根の炒め物 【一口メモ】 なぜ成長期にカルシウムが必要なのでしょうか? 骨の強さを示す「骨量」は20歳前後でピークを迎えます。 その後は増えることはなく、年齢とともに減っていきます。 つまり骨を強くできるのは20歳前後までなのです。 成長期にカルシウムを摂らず、ピーク時の骨量が少なければ、減るのも早くなってしまい、高齢になった時のダメージが大きくなってしまうのです。 【今日の給食室】 卵焼きをスチームコンベクションオーブンで焼いています。 最初はさらさらの卵液ですが、加熱して火が入るとふっくらと膨れます。 1月31日(水)の給食セサミトースト コーンシチュー ビーンズサラダ 【一口メモ】 小麦粉には他の穀物にはないグリアジンとグルテニンというたんぱく質が含まれています。 小麦粉に水を加えて練ることで、グリアジンとグルテニンが絡み合いグルテンとなります。 このグルテンの含有量の違いによって、強力粉、中力粉、薄力粉の3種類に分けられます。 グルテンの量が多いのが強力粉、少ないのが薄力粉です。 粘りと弾力が欠かせないパンには強力粉が使われます。 【今日の給食室】 セサミトーストの成形をしています。 すりごま・バター・砂糖を混ぜ合わせたものを、1枚1枚の食パンに丁寧にぬっていきます。 1月30日(火)の給食深川めし 牛乳 けんちん汁 ひじきと大豆の炒め煮 きな粉プリン黒蜜ソース 【一口メモ】 1月24日〜30日は全国学校給食週間です。 今日はわたしたちの住む東京都の郷土料理を紹介します。 深川めしはあさりを使った炊き込みごはんです。 かつて現在の江東区に位置する深川地区一帯は海で、あさりがたくさん獲れました。 漁師たちが獲れたあさりのむき身をさっと煮たものをごはんの上にのせて、どんぶりにしたものをよく食べていたことから、深川めしが誕生したと言われています。 【今日の給食室】 深川めしの配缶をしています。 あさりを使った具とご飯を混ぜ合わせて作りました。 1月29日(月)の給食ソフトめんのカレーあんかけ 牛乳 野菜の甘酢かけ フルーツヨーグルト 【一口メモ】 1月24日〜30日は全国学校給食週間です。 今日は昭和中期から後期の給食を振り返ります。 この頃になると、食の洋風化が進み、現在でも人気のカレーライスやスパゲッティなどのメニューが見られるようになりました。 コッペパンが主流だったパンのバリエーションも多様化し、ごはんも導入されるようになりました。 飲み物が脱脂粉乳から牛乳に変わったのもこの頃です。 【今日の給食室】 昭和40年頃の給食からソフトめんを提供しました。 袋入りのソフトめんは穴あきの鉄板に並べ、スチームコンベクションオーブンで27〜30分蒸しました。 1月26日(金)の給食コッペパン 牛乳 いちごジャム ワンタン風スープ くじらの竜田揚げ キャベツサラダ 【一口メモ】 1月24日〜30日は全国学校給食週間です。 今日は昭和初期から中期の給食を振り返ります。 戦後になると食糧難のため児童の栄養状態が悪化し、国民の要望が高まったことで給食が再開されました。 当時は捕鯨が推進されていたことや低カロリーで高たんぱくなこともあり、鯨肉を使ったメニューが人気でした。 主食は主にコッペパンで、ジャムを塗ったり、おかずを挟んだりして食べていました。 飲み物は牛乳から脂肪分を抜いた粉ミルクを水で溶かした脱脂粉乳で、独特の匂いがあるため苦手な子どもも多かったようです。アメリカから無償で与えられたことから、給食で提供されていました。 【今日の給食室】 昭和27年頃の給食からくじらの竜田揚げを提供しました。 りんご・パイン・チャツネなどでくじらに下味をつけて粉をまぶして油で揚げました。 1月25日(木)の給食
【献立】
五目ごはん 牛乳 利休汁 ししゃもの磯辺揚げ 大豆入り炒り鶏 【一口メモ】 1月24日〜30日は全国学校給食週間です。 今日は大正時代の給食を振り返ります。 学校給食は大正12年に児童の栄養改善の方法として国から奨励されるようになり、徐々に広まっていきました。 当時は五色ごはんとみそ汁の組み合わせが定番で、品数は少ないですが栄養はたっぷりでした。 全国に広がった学校給食でしたが、昭和16ねには太平洋戦争による食糧不足で中止となってしまいます。 1月24日(水)の給食玄米ごはん 牛乳 のりの佃煮 生揚げのみそ汁 鮭の塩焼き 豚肉と切干大根の炒め物 【一口メモ】 1月24日〜30日は「全国学校給食週間」です。 学校給食は明治22年、山形県鶴岡市にある大督寺というお寺に開設された私立忠愛小学校で、貧しくてお弁当を持ってこられない子どもたちのために無料で食事を提供したのが始まりとされています。 当時の献立はおにぎり、焼き魚、漬物が定番で、今の給食とは違い「家で十分に食べることができない子どもたちを助ける」という役割があったそうです。 【今日の給食室】 明治22年頃の給食から、鮭の塩焼きを提供しました。 鮭はタライで塩をまぶし、鉄板に並べてオーブンで焼きました。 1月23日(火)の給食担々つけ麺 牛乳 もやしとわかめのごま醤油 開口笑 【一口メモ】 担々麺の発祥は古く、1841年に四川省で売り始めたのが最初と言われています。 銅の鍋と麺を食べるのに必要な食器、調味料などを天秤棒に担いで運び、街中で売り歩いたのが始まりです。 当時の担々麺は天秤棒で担いで売っていたため、スープはなく、調味料を和えて食べる「汁なし担々麺」で、これが最も伝統的な担々麺とされています。 汁のある担々麺の発案者は日本に四川料理を伝承した第一人者である陳建民さんと言われています。初めは四川流の汁なし担々麺を作っていたそうですが、当時の日本人には本場のラー油の辛さに耐えられなかったため、味をまろやかに改良し、完成したのが汁のある担々麺だったそうです。 【今日の給食室】 開口笑を揚げています。 低温の油でじっくり揚げると、割れ目以外はこんがりときつね色になり、割れ目が笑った時の口のように見えます。 1月22日(月)の給食カレーライス 牛乳 こんにゃくサラダ 天草オレンジ 【一口メモ】 1月22日は「カレーライスの日」です。 全日本カレー工業協働組合が制定した記念日で、カレーのさらなる普及により、健康で豊かな生活を実現するために制定されました。 1月22日という日付けは、全国学校栄養士協議会が1982年の学校給食週間を前に、全国の学校給食メニューとしてカレーライスの提供を呼びかけたことに由来しています。 【今日の給食室】 手作りのカレールーを加えてとろみをつけています。 給食のカレーは400〜500人分を一緒に作るので、家庭で作るものとは違った美味しさになります。 1月19日(金)の給食有機米ごはん 牛乳 吉野汁 魚のみそマヨネーズ焼き じゃがいものきんぴら炒め 【一口メモ】 1月〜3月に納品される有機米は12月までの千葉県産から茨城県産または栃木県産のコシヒカリに変わりました。 茨城県は関東一の米どころと言われています。豊かな山々と平野、数々の河川に恵まれた茨城県は米づくりのみならず、農業が盛んです。茨城県産コシヒカリは県内で作られる米の8割を占めていて、優しい甘みで食べやすく、お弁当やおにぎりにもおすすめです。 【今日の給食室】 魚のみそマヨネーズ焼きはカップに魚を入れ、みそマヨネーズソースをかけてオーブンで焼きます。 魚は皮を下にして入れることで、火の通りをよくしています。 1月18日(木)の給食卵入りチキンライス 牛乳 白いんげん豆のスープ チーズ入りフレンチサラダ カフェオレゼリー 【一口メモ】 チーズは乳酸菌は酵素の働きで乳のたんぱく質を固めたものです。 牛、羊、山羊などの原料の種類や発酵形式によって様々なチーズができます。 プロセスチーズとナチュラルチーズの2種類に分けられ、日本では特にプロセスチーズの消費量が多くなっています。 日本人がチーズに親しむようになったのは1970年代で、チーズケーキやピザなどの普及が影響しているといわれています。 【今日の給食室】 カフェオレゼリーなどのゼリーを作るときは3ℓまで入る計量カップにゼリー液を入れ、丁寧にカップに流しています。 1月17日(水)の給食2色揚げパン(抹茶・白ごま) 牛乳 肉団子入り春雨スープ カルボナーラポテト 【一口メモ】 抹茶は碾茶(てんちゃ)と呼ばれるお茶を乾燥させ、石臼で粉末状に挽いたものです。 10世紀の中国で飲まれ始めたといわれています。 日本でも15世紀には茶道が生まれ、飲み物を超えた伝統文化の1つとして深く浸透してきました。 現代では茶道だけではなく、抹茶ラテなどの飲み物やチョコレート、ケーキなどの和洋菓子、天ぷらにつける塩など、様々な楽しみ方が生まれています。 【今日の給食室】 揚げパンに使うパンを揚げています。 パンは油に浮いてしまうので、回転させたり、油に沈めたりして、全体が色よく揚がるように工夫しています。 1月16日(火)の給食ごはん 牛乳 いぶりがっこ きりたんぽ汁 はたはたのから揚げ 和風サラダ 【一口メモ】 今日は秋田県の郷土料理です。 いぶりがっこは干した大根を燻して作る秋田名産の漬物です。「がっこ」とは秋田の方言で「漬物」を意味します。 きりたんぽは炊いたご飯をつぶし、木の棒に巻きつけて、ちくわ状に焼き上げたものを鶏肉や野菜と共に、鶏ガラのだし汁で煮込む鍋料理です。 はたはたは秋田県を代表する食材です。しょっつる鍋などの郷土料理に使われますが、今日はから揚げにしました。 【今日の給食室】 きりたんぽ汁の仕上げをしています。 きりたんぽは仕上げの直前に入れ、煮崩れないようにしました。 |
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