1月29日 図工室より(1)

 6年生、「わたしの手」の授業。先週の木曜日は版づくりでした。ドライポイントの版は、透明の樹脂板をニードルという先の尖った道具でひっかいてつくります。版をつくるだけであれば、前回描いた手のスケッチを下に敷き、上からニードルでなぞるようにひっかけば簡単にできますが、子どもたちには「もう一度、手の隅々までよく見て描こう」と話しました。上からなぞれば確実な線が描けますから安心感があるかもしれません。しかし、同じ線でも、もう一度よく見て、シワの一つ一つ、指紋や傷などを確かめながらひっかいた線には、大切な線や形がよりはっきりするとともに、線に緊張感や躍動感が宿ります。やり直しのきかないドライポイントの線には、彼らの“いま”が確実に刻まれます。(図工専科)
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