3月7日 図工室より(1)

 4年生、彫刻刀を使った木版画の授業。“題名を考える”授業を行いました。版画は、作品化の際に絵の下の余白に「エディションナンバー(限定枚数)」、「題名」、「サイン」を鉛筆で書き入れるという約束事があります。せっかくの機会なので、その約束事に沿って題名を書き入れてもらいました。美術館などにでかけた際に、作品の下の余白の部分を意識して見ることで、版画に少しでも興味をもってもらえたらなぁという思いがあります。また、余談として話したことがあります。それは、版画は他の美術作品に比べ比較的入手しやすいということです。一枚の版から複数枚の作品ができるということは、一般的に市場に出回ったときに買い求めやすくなります。今の子どもたちには直接関係のない、現実的な話ではありますが…。いつか自分でお金を稼ぐようになったときに、美術作品を買って部屋などに飾って楽しむことができる、ということも知っておいてほしいと思いました。
 さて、話を授業に戻します。今回の木版画の作品は、彫刻刀の安全な使い方の習得を第一に取り組んだため、三角刀、丸刀、平刀の彫りあとの違いを生かしながら自由に彫っただけのものでした。しかし、版画の約束事に従って、子どもたちの言葉が添えられた作品は、なんだか額に入れて飾ってみたくなるようなものばかりでした。一部ですが、題名と作品を紹介します。(図工専科)

 《今日の気分の山》
 《雨の日の夜》
 《大きな光》
 《はりさけそうな凍結》
 《ロックの国》
 《ジェットコースター ―夜のぼうけん―》
 《消えかけた空》
 《無限につづく道》
 《なやんでいる人》

  図版上:《今日の気分の山》
  図版中:《雨の日の夜》
  図版下:《大きな光》

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