5月11日 図工室より(1)

 今週の6年生、「墨のうた」の授業。前回つくった自作の筆をつかって、画仙紙に墨で表現しました。画仙紙とは、墨の濃淡、滲み、かすれなどが表現しやすい紙で、書や水墨画などで使われます。
 描くテーマを特に決めていないこの授業では、気持ちや身体の赴くまま、自作の筆や墨と戯れるように、とにかく“やってみる”ことに意味があります。何枚でも試しながら、「いいな」と思う感覚をつかんでほしいなと思います。画仙紙は、小さいもの(約35cm四方)から子どもたちの身長くらいのもの(約150×70cm)まで、大きさや形の異なるさまざまな種類をたくさん用意しました。また、教室の床や壁は、墨が垂れても飛び散っても大丈夫なようにすべて養生しておきました。
 さて、当日の授業の方はというと…。墨の表現はやり直しがきかず、書と同じように、描く子どもの心の状態がそのまま表れてしまいます。その意味では、10連休明けてすぐの火曜日、水曜日に行ったこの授業は、多くの子どもたちにとってやや酷だったかもしれません。次回、もう一度、時間をとります。心を整えて思う存分に墨の表現に打ち込めるように、こちらも準備をしたいと思います。(図工専科)

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