5月に入りました 〜校長から睡眠の話〜![]() ![]() とは言っても、いろいろ大変ですよね。先生たちも心配しています。なかでも皆さんの健康状態や生活習慣について一番気になります。「STAY HOME週間」のなかで制限はありますが、食生活、睡眠、運動などの生活リズムを整えていきましょう。 さて、そこで今日は睡眠について。夜にぐっすり眠ることは、どの年代の人にとっても大切なことですが、成長が著しい(いちじるしい)皆さんの年頃には最も重要なことの1つ。体のためにも、学力のためにも、そして、頑張る気力のためにも質の良い睡眠を取りたいもの。 そこで登場するのは睡眠に大きな影響を与えている2つの体内物質。睡眠や精神の安定に関係していて「幸せホルモン」とも言われる神経伝達物質の「セロトニン」。そしてもう1つは睡眠ホルモンのメラトニン。メラトニンは、起床して太陽の光など強い光を浴びると分泌が止まり、交代してセロトニンが働き始めます。セロトニンは、太陽の光以外にも、適切な栄養と運動によって作られます。さて、実はこのセロトニン、睡眠ホルモンのメラトニンの原料なのです。ということは・・・。 分かりにくくなってしまいましたね。整理しましょう。ぐっすり眠るためには、午前中に日の光を浴び、適度な運動をして、適切な栄養(それは何かは調べてください)を取ってセロトニンを作り、夜になったら、強い光やブルーライトを浴びないようにしてメラトニンの分泌を促すことが必要、というわけです。 寝る前に、携帯やコンピュータ、ゲーム機を長く見てしまっていると、メラトニンが作られず働かないということになります。「じゃあ、ブルーライトカットの眼鏡をかければいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、実は光は目からだけでなく、体全体で浴びているのです。 家で過ごすことが強く求められているこの状況で、生活リズムを整えてと言われても難しいかもしれませんが、とにかく体を大切にして、この状況を乗り切りましょう。 さぎそう学舎 世田谷区立八幡中学校 校長 山田勝基 |