全校朝礼校長講話では以下のような話をしました。 おはようございます。 「穏やかな気持ち」で過ごしていますか。 始業式で、「穏やかな気持ちで2学期を頑張りましょう。 そして、穏やかな気持ちで、コロナ禍をみんなで乗り切りましょう。」 とお話をしました。どうですか。 先生から見ると「穏やかな気持ち」で過ごしている人が多いように感じます。 一方で、調子に乗ってしまい失敗してしまったなんていう人はいませんか。 「調子に乗る」とは、「仕事などが順調に進む」という意味でもありますが、たいていは、「つけあがってる」「いい気になっている」などという意味で使っていることが多いように感じます。 「凡(およ)そことを為(な)すに、意気を以(もっ)てするのみの者は、理に於いて毎(つね)に障碍(しょうがい)有り」 これは、江戸時代末期の儒学者 佐藤一斎(いっさい)が記した「言志四録(げんししろく)」の中の教えです。 現代語に直すと「調子に乗ると後が怖い」です。 意味は、「何かをする時、勢いだけで行動する人は、間違いを起こしがちです。 調子に乗って冷静に考えることを忘れた時は、失敗することが多く、後からそのつけを払わされることが多いものです。 いつも自分に「落ち着いて」と言い聞かせて行動するように心掛けましょう。」と言うことです。 調子に乗ってしまい、自分自身の失敗だけならまだしも、 人を傷つけたり、人を嫌な思いにさせたりはしていませんか。 〜中略〜 やはり、「穏やかな気持ち」で過ごすことは大切ですね。 「穏やかな気持ち」を意識すると、今の自分を振り返ることもできます。 「調子が良い」は素晴らしいことですが、 「調子に乗る」はどうでしょうか。 調子に乗れば、その反動は必ず自分自身に返ってくるということです。 そして、他の人も傷つけてしまっていることがあるということです。 まずは自分自身の良さに気付き、自分も周りも大切にして、楽しくて、安心できるHIGASHIをみんなの力で創り上げてください。 以上でお話は終わります。 |
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