修了式(校長式辞)

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校長の式辞では、「責任」や「自覚」について話しました。

 
 おはようございます。
 いよいよ中学校1年間の締めくくりである修了式を迎えました。
 そして、4月から新しい学年になります。
 1年生は先輩になります。
 2年生は最上級生になります。
 その準備はできていますか。

 修了式で1,2年生の皆さんにお話ししたいことは毎年同じです。
 進級して変わるものと言えば・・・、
 いくつかあると思いますが、
 その中で、一番大きいのが、「責任」です。
 進級するということは、それだけ一人一人の「責任」が一段階上がるということです。
 後輩ができる。
 看板を引き継ぐ。
 そして、先週の卒業式では、皆さんは3年生からバトンを渡されましたね。
 そのバトンを未来のHIGASHIの生徒へつなぐことも「責任」の一つですね。

 「責任」を全うするためには、まずは「自覚」が必要です。
 みなさんは今、中学生としての「自覚」がありますか。
 自分自身がどうあるべきか「自覚」していますか。
 「答え」は皆さん自身の心の中にあります。
 では、4月になったら、その「自覚」をワンランク上げてきてください。

 皆さんなら、自分自身の「責任」を全うすることで、自分自身を成長させ、思いやりが溢れる温かい学校を創ることができると思います。

 卒業した3年生かっこよかったですよね。
 皆さんがやるべきことは、あの3年生に追いつくことではなく、超えることです。

 春休みがあけて、一回り成長した皆さんの姿を楽しみにしています。

 最後に、本日渡される通知表には、担任の先生が心を込めて書いた所見があります。しっかりと読んで、皆さんの成長につなげてください。
 充実した春休みを送ってください。

卒業式(校長式辞)

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校長式辞です。

 世田谷区立東深沢中学校、第61回目の卒業生として本校を巣立つ、143名の皆さん、卒業おめでとうございます。
 校長として皆さんとともにこの場に立てることをとてもうれしく思います。
 特に、これまでのあたり前があたり前でなくなってしまっている今の状況において、この日を迎えられたことを本当にうれしく思っています。
 
 さて、卒業生の皆さん。私はこれまでに「東深沢中だより」や校長講話などを通じて様々なスキルについてお話をしてきました。
 少しは覚えていますか。
 校長面接では、身に付けたい力として、多くの人がそのスキルについて答えてくれました。
 私はとてもうれしかったです。
 それでは、皆さんに対して、最後の質問をします。

 「皆さんはあるハンバーガーチェーン店のレジで働いています。
 ハンバーガーが平日半額セールになり五十五円と格安になりました。
 これによりハンバーガーの売り上げが伸びたので大忙しです。
 ある日、校長先生みたいな体形のお客さんが、ハンバーガーをレジで二十個注文しました。
 さて、マニュアルでは、皆さんは『こちらでお召し上がりですか?お持ち帰りですか?』と聞かなければなりません。
 皆さんはマニュアル通りにお客さんに聞きますか。」

 皆さんはどう判断し、どう答えるのがよいと思いますか。
 もちろん正解はありません。
 
 この場合は、「お持ち帰りですか?」とだけ確認することが適切かなと思います。

 マニュアルワーカーとナレッジワーカーという言葉があります。
 アルバイトやパートタイムで働いている人たちは、マニュアル通りに仕事を進めることが求められます。
 これが、マニュアルワーカーです。
 しかし、正社員の場合は、頭と知恵を使って創意工夫することが求められます。
 これが、ナレッジワーカーです。
 「ナレッジ」とは知識や情報、知見といった意味を持っています。
 ビジネスシーンにおいては、文字として可視化された情報だけではなく、体験から得た技術や技能、経験などを含めて「ナレッジ」と呼んでいるそうです。

 皆さんは、3月31日で義務教育を終了します。
 そして、いずれは社会の中で活躍する日々が訪れます。
 その頃は、マニュアルワーカーはAIが担当しているかもしれません。 
 だからこそ求められるのが、この「ナレッジ」です。
 皆さんが様々な体験や学習から習得したことをどのように活用するのか、そして、さらに考え、その先の創意工夫や改善まで意識していくことがとても大切だということが分かると思います。
 このコロナ禍のように、マニュアルではどうにもならないことが起こるのが社会です。
 この危機を乗り越えようと、多くの人が様々な場面で頭と知恵を使って頑張っています。
 次は皆さんが頑張る時です。
 今日から合言葉は「ナレッジ」です。

 HIGASHIの生徒のよいところは仲間を大切にすることです。
 校長面接で友達やクラスメイトとのかかわりについて質問した答えから、友達やクラスメイトへの「気遣い」と「尊重」を感じました。
 人はみんな違います。
 皆さんは、その違いを当たり前のこととして受け止めています。
 それはとても素晴らしいことです。
 次はそのことを自分自身の中だけに留めず、どんどん広げていってほしいと思います。
 そして、皆さん自身の力で差別や偏見のない世の中をつくってほしいと思います。
 誰とでも一緒に成長できる皆さんなら必ずできます。

 最後になりましたが、
 保護者の皆様にひとことお礼を申し上げたいと思います。
 この三年間、本校の教育活動にご理解とご協力をいただきまして本当にありがとうございます。
 保護者の皆様の支えがあったからこそ、教職員一同、自信をもって教育活動に当たる事ができました。
 そして、その支えがあったからこそ、今の卒業生の姿があるのだと思っています。
 心から、感謝を申し上げます。

 そして、卒業生の皆さん、この様な状況の中でも、HIGASHIの伝統を守り、さらに、進化させてくれたことに感謝します。

   令和四年三月十八日
   みしまの森学舎
   世田谷区立東深沢中学校 校長 本田 仁



全校朝礼(校長講話)

本日の全校朝礼での校長講話です。
「目的・目標」について話しました。

 おはようございます。
 先週は2月28日(月)のI組の校外学習を皮切りに、
 3月1日(火)は1年生の校外学習、
 3月4日、5日は3年生の修学旅行と校外における学習が続いた1週間でした。
 良い思い出になりましたか。
 そして、自分自身の成長につながりましたか。
 私自身は皆さんは確実に成長していると信じています。
 今週末3月12日はいよいよ学芸発表会です。
 今、皆さんは準備を頑張っている最中ですね。
 皆さんのハーモニーを楽しみにしています。

 さて、校外学習や修学旅行、学芸発表会を学校行事と言います。
 学校行事は、学習指導要領の特別活動の中の一つに位置付けられています。
 先週の保護者会でも「学校行事の目標」等についてお話をさせていただきました。
 学校行事の目標を簡単に言うと「よりよい人間関係を築くことと、その人間関係や体験することから様々なことに気付き、学び、自分自身を人として成長させていくこと」が目標となります。

 固いお話になりましたが、皆さんに意識してほしいことは二つです。
 一つは、何かを行うには、必ず目的や目標があるということ。
 もちろん授業にも、そして、行事一つ一つそれぞれにも目的や目標があります。
 それがゴールでもあり、通過点でもあるということです。
 そして、もう一つは、その目的や目標を振り返って、自分自身が成長できたかどうかを必ず確認してほしいということです。
 実は、例え自分では達成できなかったと感じていても、この振り返るという行動で、間違いなく成長できるのです。
 だからこそ、行事後の作文や、キャリアパスポート(なりたい自分になるために)な大切なのです。
 また、振り返りは一度だけではなく、何度も行ってください。
 ぜひ、学芸発表会も振り返ったときに自分の成長を感じることができるように取り組んでほしいと思います。

 ちなみに、目標と目的の違いは分かりますか。
 今何人もの人が答えてくれましたね。
 すごく分かりやすく言うと、
 目的は「ゴール」です。
 目標は「目的までの指標」です。
 つまり、目的は長期的、目標は短期的と考えるとよいと思います。

 以上でお話を終わります。

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保護者会へのご参加ありがとうございました。

本日、本年度最後の保護者会を開催いたしました。
ご多用にもかかわらず、たくさんの皆さまのご参加ありがとうございました。
また、ご都合等によりご参加いただけなかった保護者の皆さま、
一年間ありがとうございました。

校長挨拶を掲載いたします。

 こんにちは
 校長の本田 仁(ほんだ ひとし)でございます。
 よろしくお願いいたします。
 日頃より、本校の教育活動へのご理解とご協力に感謝申し上げます。

 「学びを止めない。」
を合言葉に、生徒たちに一人1台のタブレットPCが配布されました。
 一年がたって、タブレットPCは学習ツールの一部になっています。
 さすがデジタルネイティブである生徒たちは、覚えが早く、どんどん上手に使いこなせるようになっています。
 教員も試行錯誤しながらもタブレットPCを学習等において活用しています。そして、より効果的な活用方法を今現在も日々研究しております。
 そんな様子をPTA広報委員会の方々がリーフレットにしてくださいました。
 そのリーフレットが「とても素晴らしい」と世田谷区教育委員会から称賛されました。
 もちろんリーフレットの出来もですが、東深沢中学校が生徒、PTA、教職員が一丸となってICT教育に取り組んでいる様子がしっかりと伝わったことも大きいと思います。

 行事の実施に関しまして、たいへんご心配をお掛けしまして申し訳ございません。
 「学校行事」は学習指導要領の「特別活動」の一つとして位置付けられていて、しっかりとした目標があります。
 その目標にあるような資質・能力を中学校生活で育成していくことも大切であると考え、状況を踏まえながら、できる限り実施していこうと考えました。
 もちろんかつての様な完璧な状態での実施は難しいと思っています。
 本年度に関しては、1年生の移動教室は日帰りになり、2年生の職場体験は中止、3年生の修学旅行も延期し1泊に変更しました。学芸発表会も10月と3月に分けて実施しているのもこのような状況を踏まえてのものです。
 「この様な状況だから我慢しましょう。」も大切なことだと思います。
 状況によって無理をせず一歩引くことも判断力の重要な要素だからです。
 逆に言えば、この様な状況だからこそ、一人一人がどういう意識をもち、どうすれば実施できるかを考えて行くことも大切である。と考えています。
 一家庭一家庭、生徒・保護者お一人お一人のお考えに沿えない部分も多々ございますが、どうかご理解ください。
 「特別活動」を充実させていくことは、4月の保護者会でお話させていただいた「非認知能力」の伸長にもつながると考えています。
 本年度も残りあとわずかとなりました。
 次年度のことも考えつつ、最後まで生徒たちにとって充実した学校生活になるよう、教職員一同頑張ってまいります。
 これからもご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 一年間ありがとうございました。

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