全校朝礼(校長講話)次のような話をしました。 おはようございます。 学校が始まって約10日間がたちました。 新しい学校、新しい学年には慣れましたか。 どの学年もとても良い立ち上がりだと各学年の先生方から聞いています。 先生もそう感じています。 東深沢中学校の開校当時のスローガンは、「みんな仲よく、礼儀の正しい学校に」でした。このスローガンの精神は今も変わっていません。 そして、このスローガンと絡めて、毎年4月の全校朝礼では、みなさんに3つお願いをしています。 さらに、本年度から一つ追加しました。 一番目は、「あいさつ」です。 あいさつを大切にして、がんばっている生徒はたくさんいます。 特に、生徒会役員や生活委員は意識が高いですね。 あいさつは人と人とのつながりの第一歩です。 あいさつ四箇条を大切に、さらに、あいさつをがんばってください。 二番目は、「自分自身を大切に」です。 これが追加した一つです。 人には必ず良いところがあります。 その自分自身の良いところに自信を持って生活してください。 二番目は、「思いやり」です。 思いやりとは、「他人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち」です。 何も見返りを期待せずに、人の心から純粋にでてくる親切こそが「思いやり」です。 ぜひ、一人一人が思いやりの心を大切にして、さらに、温かいHIGASHIをつくってください。 そして、最後は、「いじめ禁止」です。 私は校長として、「いじめ」は絶対に許しません。 いじめにつながるような「いじり」や「からかい」「ちょっかい」も絶対に許しません。 スローガンの精神もありますが、学校という集団で生活する場所で大切なことは、安全で安心できる場所であるということです。 「あいさつ」「自分自身を大切に」「思いやり」「いじめ禁止」を意識して、温かく、安心できる学校をみなさんの手で創ってください。 以上でお話を終わります。 入学式(校長式辞)入学式での校長式辞です。 春の暖かさが心地よいこのよき日に、保護者の皆様や二・三年生の皆さんが見守る中で入学式が挙行できますことに、心から感謝いたします。 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。 皆さんの返事からは、新たな環境で頑張るぞという気合いを感じました。 皆さんは今、どうような思いを胸に抱いていますか。 「期待」ですか。 「不安」ですか。 恐らく、そんな簡単な言葉では表せない複雑な思いを抱いている人が多いと思います。 「思いを巡らす。」 つまり、それはいろいろなことを想像したり、予想したりしているということですね。 では、その想像や予想の中にある期待通りの中学校生活にするためにはどうすればいいでしょうか。 不安を取り除くためにはどうすればいいでしょうか。 これが「考える」ということです。 東深沢中学校の教育目標の一つに 「自ら考え、判断し行動できる生徒」という目標があります。 これからはVUCA(ブーカ)の時代と言われています。 聞きなれない言葉だと思いますが、 VUCA(ブーカ)とは、 Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字です。 これらの四つの要因により、現在の社会経済環境が極めて予測困難な状況に直面しているという時代認識のことです。 そのような時代を生きていくためには、「自ら考え、判断し行動できる」ことがとても大切です。 まずは、自分で「考える」です。 つい2週間前までは、最上級生として、小学校のリーダーとして考えながら、小学校を引っ張ってきた皆さんなら大丈夫です。 中学校に入学し、最下級生になり、リセットするのではなく、 そのリーダーとして、考えてきた力をさらに磨いてください。 本当は、これから義務教育を終わり社会に出ていく卒業生にお話しするような内容ですが、中学生のうちから、これからの社会のことを踏まえて「考える力」を身に付けてほしいと思ってお話ししました。 もう一つ忘れないでほしいことがあります。 これはHIGASHIの生徒として絶対に守ってほしいことです。 人はみんなちがいます。誰もがオンリーワンです。 まずは、そのオンリーワンである自分自身を好きになってください。 ま わりの人と比較したり、まわりに流されたりするのではなく、「自分はそのままの自分でいいのだ」と思ってください。 そして、次に、その「ちがい」をあたりまえのこととして受け入れてください。 誰とでも支え合い、高め合える、そんな学校、そんな世の中を、HIGASHIの生徒としてつくっていってください。 さて、保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。 皆様が心から慈しみ育てられたお子様を、私ども教職員一同、心を込めて、今日から大切に教え、育ててまいります。 皆様のご支援とご協力をお願いいたします。 令和4年4月7日 みしまの森学舎 世田谷区立東深沢中学校 校長 本 田 仁 第1学期 始業式 その1(校長式辞)校長式辞もしっかりと受け止めてくれているようで頼もしく感じました。 以下は校長式辞です。 おはようございます。 新2年生・3年生の皆さん、進級おめでとうございます。 さあ準備をしてきましたか。 自分自身の立場や役割を「自覚」してきましたか。 まあ皆さんなら大丈夫ですね。 いよいよ新しい年度が始まりました。 新しい友だち、新しい先生方と一緒にがんばってほしいと思います。 もちろん今までの友だちや先生方との関係も大切にしてください。 本年度も「思いやりの心」と「寛容な心」を大切にしてください。 そしてもう一つ、「共感・協働」を大切にしてください。 「性別だとか、大人だとか、子どもだとか、お年寄りだとか、障害があるとか、国籍だとか、宗教だとか、そういうことでの境界線を取り払って、その人の中身を大切にして、誰とでも、あたり前のように一緒に過ごすことができる。」 そういう人になってください。 十人十色という言葉があるように、 10人の人がいたら、10個の個性や特性、価値観があります。 だから、時には、ぶつかったり、すれ違ったり、相手を理解できなかったりすることもあります。 でも、そのことすべてを理解し、受け入れることができれば、それだけ自分自身の「心の幅」が広がるのです。 「心の幅」が広がれば、自然と不安や不満も小さくなっていきます。 逆に、それを受け入れることができないでいると、自分自身も受け入れてもらえなくなっていくかもしれません。 もう一度言います。 みんなに頑張ってほしいことは「共感・協働」です。 明日、入学してくる新入生にもやさしさをもって接してあげてください。 「心の広い人」になってくださいね。 期待しています。 これでお話は終わります。 |
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