4年生 「いのりの手」(友情・信頼)
貧しい絵描きの見習いのデューラーとハンスは、絵の勉強をもっとするために交代で働いてお金を稼ぎ助けることにしました。最初に絵の勉強をすることになったデューラーは「一日も早く勉強を終えて、ハンスと代わってあげたい。」と一生懸命勉強しました。しかし、絵の勉強はなかなか終わりません。ハンスの励ましでデューラーは納得がいくまで絵の勉強に励みます。ついにベネチアでも評判の絵描きになったデューラーは、いよいよハンスが絵を勉強する番だとハンスのもとに帰ります。しかし、その時には長年の鉄工所での力仕事のため、ハンスの手はすっかり節くれだち、ごつごつとこわばっていました。
その手を絵に描いたデューラーの気持ちを考える場面では、「自分のために働いてくれたハンスを喜ばせるために丁寧に絵を描こう。」「ハンスの頑張ってくれた手に感謝の気持ちやハンスへの思いを込めようと思った。」という考えが出ました。また、ハンスの立場から「デューラーの絵が上達して、お金を送ってよかったと思ったと思う。公開がないと思う。」という考えも出ました。自分を信頼し、支えてくれたハンスの友情に気付き、それに応えようとするデューラーの姿から、信頼し合える友達について考えることができました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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