第3学期 始業式校長先生からは次のようなお話がありました。(副校長) 「おはようございます。 皆さんは2学期の終業式で先生がどんなお話をしたか覚えていますか。 そうですね。『才能』は誰にでもあるっていう話ですね。 年が明け、新年の誓いを立て、『才能』を見出す旅を始めましたか。 今日は『才能』のお話ではありません。 『仲間や友達』のお話です。 先生が担任をしていた頃、3年生の2学期に先生のクラスにちょっとやんちゃな転入生がきました。 その生徒が合唱コンクールのクラス練習中にクラスメイトの一人に暴力をふるってしまいました。 その生徒を会議室で先生が指導していると、4人の3年生が飛び込んできました。同じクラスの生徒もいれば、ちがうクラスの生徒もいます。 その飛び込んできた生徒たちは目に涙を浮かべ『もう暴力は振るわないって約束したじゃないか。』と言っています。すると、その暴力をふるってしまった生徒も涙を流しながら『ごめん。約束をやぶってごめんなさい。』と言い出しました。 それを皮切りに今回の事件に関しての反省会が始まりました。 まるで青春ドラマの一場面を見ているかのようでした。 その光景を見て、先生は『俺いらないじゃん』と思いました。 その後は、暴力をふるわれた生徒の家に保護者ときちんと謝罪に行き、合唱コンクールの練習を通じて、暴力をふるわれた生徒との仲も深まりました。 そして、その生徒は、その4人の生徒たちやクラスメイトに支えられて、進路も決まり、無事に卒業しました。 皆さんには、そんな仲間や友だちがいますか。『ダメなことをダメ』って言ってくれる友だちがいますか。 いない人は今から、そんな仲間や友だちを作りましょう。そして、皆さん自身もそんな仲間や友だちになりましょう。 でも、梅中生を見ていると、そんな素敵な仲間がゴロゴロいますよね。 3学期は『才能磨き』と『友達づくり』をぜひ頑張ってくださいね。 これでお話を終わります。」 |
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