7/11 全校朝会〜命の大切さ〜1

今日の全校朝会では、学校の人気者であるウサギのブランの体調について伝えるとともに命の大切さについて、飼育委員会担当の竹本先生が中心に話をしました。
松丘小学校には、オセロとブランという2羽の姉妹のウサギがいます。2羽とも世田谷区にある京西小学校から9年前にやってきました。オセロとブランは今年9歳になりました。9歳というのは、みんなに大切にされ、ものすごくがんばって長生きをしている年齢なのです。人間でいうと80歳を超える高齢になります。オセロとブランは、松丘小学校のことを誰よりも見てきました。

先週、飼育委員の放送でもお伝えしましたが、2か月くらい前から、ブランの元気がないことに気付きました。いつもならぴょんぴょん飛び跳ねているのに、じっと動かないのです。また、食べる量も減り、うんちもゆるくなっていました。
そこで、動物病院へ何度か連れて行き、診てもらっていました。お医者さんからは、おなかに大きなできものができていると言われました。そのできものが邪魔をして、ブランの元気を奪っているとのことでした。そのできものは、「がん」と呼ばれるものでした。この病気の名前を聞いたことがある人もいるかもしれません。お医者さんに治療をしてもらって治ることもありますが、ブランはとても年齢が高いので、治すことはできないということでした。お医者さんからは、9歳という年齢までがんばって生きているのは、すごいことだと言われました。人間と違ってウサギの寿命は短く、10歳になるウサギはほとんどいないそうなのです。

今、ブランはお薬を飲みながら静かな校長室で過ごしています。校長室が大好きなブランに、ストレスなく過ごしてほしいと考えています。お薬をもらって、ブランは病気と闘っています。お医者さんからは、この夏を越えられるかどうか…厳しいのではないかと言われています。
そこで、皆さんにお願いがあります。校長室のドアは開いていますので、廊下からそっとオセロとブランの様子を見守って「元気になれ!」ってパワーを送ってください。ずっと廊下で過ごし、皆さんのことを見守ってきたオセロとブランなので、みんなのパワーを喜ぶはずです。大きな物音には敏感でストレスになってしまうので、静かにパワーを送ってください。

命あるものは、いつかはその命がなくなってしまうものです。だからこそ、その命を大切にしてほしいのです。だから、目の前にいる友達に対して、家族に対して、「死ね」なんてひどいことを言わないでください。皆さんの命がつきてしまうことを悲しく思わない人なんていません。
オセロとブランが少しでも元気で長く生きられるよう、オセロとブランが必死に生きようとしている姿から皆さんが命の大切さについて、もう一度考えてくれるよう願っています。
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