支えるべき生徒は支える長らく中学校教育では、集団における規律を重視してきました。これは昭和50年代後半から始まった「荒れる中学校」への対策として、生活指導を最重視し、規律ある学校生活の中で一人ひとりの学びを保障するという考え方に基づいたものでした。 しかしそれから40年近くの歳月が流れる中で、その考え方を見直す時期が来ていると本校では考えています。集団の規律に従わせることを重視するあまり、その集団に入れない生徒が疎外感を抱くようになってきたのです。集団があっての個人ではなく、個人を尊重した上での集団でなければならないと考えます。 そのため本校では、生徒の可能性を伸ばしながらも、支援が必要な生徒については個に応じた支援体制を整えています。別室での学習支援がそれに当たります。支援に際しては保護者の皆様との話し合いを通じて、その生徒には今どんな支援が必要かをご家庭と共有し、一人ひとりに応じた支援策を講じています。 生徒からの「なぜあの生徒だけ許されるのか」という不満につながらないよう、全校朝礼などの機会に本校の教育理念について繰り返し説明をしてきました。個別の対応は決して不公平なものではなく、公平な学びを実現するための個別の対応であることを強調してきました。そして本校の生徒たちはこの4年間、その理念を十分に理解して、個別の対応に不満を持つことなく、逆に共に支援していこうという姿勢を見せてくれています。 一人ひとりが輝いてこその砧中学校であり、そのためにも引き続き「支えるべき生徒は支え」てまいります。 剣道部 練習試合剣道部顧問 平田・辻 『富岳の眺め』No.204【誰かが言っていた】左欄「カテゴリ」から「校長室より」を選んでください。 生徒たちが決めるということ砧中では昨年度から、様々な学校のルールを生徒会を中心に自分たちで決める取り組みが行われています。この取り組みは生徒の自主性を育んでいくためにも重要な教育活動だと考えます。しかし決して問題がない訳ではありません。 きまりを決めたことで、当然生徒の間から反対意見も出てきます。反対意見も踏まえて更に話し合いを進めていくことは大切ですが、不満も含めてその責任を全て生徒会が負うものではありません。一つの意思決定には賛否がつきものです。反対意見がそのまま生徒会への不満へと繋がらないよう、一定の責任は学校として負うべきだと考えています。 ある程度話し合いを進めながらも、話し合いがうまくいかない場合には、その責任の一端を教職員が引き受け、生徒間での不協和音が生じないよう、砧中としても教育的な配慮をしていきたいと考えています。 校長 建部 豊 砧中生活指導部 小さなサインも見逃さない○生徒が相談しやすい雰囲気をつくる。 ○どの教職員も相談窓口になれる。 ○生徒の思いを最優先に考える。 ○きめ細かくご家庭と連絡を取り合う。 ○必要に応じて関係機関へ支援要請する。 砧中学校ではこれまでも重視してきた取り組みですが、改めて本日教職員間でその徹底を図りました。 思春期を迎えた中学生は、様々なサインを大人に向けて発しています。しかしつい大人目線でそのサインを見てしまうため、見逃してしまったり、軽視してしまったりすることがあります。大人から見れば大したことないと思えても、生徒からすればとても重大な問題であるという認識が必要です。 特に上記の確認事項の中でも、本校として重要視していきたいのが、どの教職員でも相談窓口になれるということです。別の言い方をすれば、生徒が今、一番話しやすいと思える大人に相談できる体制づくりです。中学生になると、日頃お世話になっている学級担任や部活動顧問に気をつかい、なかなか相談できないケースも見られます。この点を全教職員で何度も確認していますので、決して気をつかうことなく相談していただければと思います。 保護者の皆様におかれましては、お子さまの事で気になることがございましたら、いつでも学校までご相談ください。 校長 建部 豊 砧中生活指導部 「コラム」を掲載しました左欄「カテゴリ」から「コラム」欄を開いてください。 【試合結果】女子バスケットボール部 新人大会砧中 44 - 68 深沢中 最後までチーム一丸となってよく戦いましたが、 力及ばず負けてしまいました。 しかし良かった点や課題、改善策などが 得られた試合だったと思います。 また明日からこの雪辱を期して 地道に練習していきましょう! 野島佑太 【試合途中】女子バスケットボール部 新人大会砧中 17 - 46 深沢中 でリードされています。 苦しい試合展開ですが、最後まであきらめず戦い抜きます!! 野島佑太 【試合直前】女子バスケットボール部 新人大会砧中 vs 深沢中です。 強豪相手ですが、焦らず自分たちのやるべきことをしっかりとやりましょう! 野島佑太 『富岳の眺め』No.203【トイレの英雄たち】左欄「カテゴリ」から「校長室より」を選んでください。 期末考査・問題用紙の回収について予定通り試験を受けた生徒からすれば、答え合わせなどを行うため、問題用紙をそのまま手元に置きたいとは思いますが、考査の受験機会を少しでも担保するための措置として、ご理解いただければと存じます。 なお、問題用紙については、採点後、答案用紙を返す際に、生徒に改めて配布する予定です。 砧中学校 教務部 「話す力」を育むために 〜 高校入試スピーキングテストに向けて英語の「話す力」育成はとても大切なことです。しかし私たちが懸念しているのは、テストで得点するための学習に陥らないか、ということです。会話とは拡散するものです。様々な表現を使いながら相手に伝え、また相手の言葉を受けとめるものです。多少の言葉の選択を間違えても、まずは身振り手振りで相手に伝えようとする意欲が前提となります。時には言葉ではなく、笑顔や頷きなどの非言語も用いることも必要でしょう。 しかしテストとなるとそうはいきません。より正しい表現をしようと思えば思うほど、会話が拡散ではなく収束していく可能性があります。また正しい表現を使わなくてはと思うあまり、会話を楽しむ余裕が失われるかもしれません。 スピーキングテストの導入は既定路線です。しかしあまりにもテスト対策にこだわり過ぎると、正解不正解だけを求める会話学習となってしまいます。それこそ「話す力」育成の目的からは大きく逸れてしまいます。 砧中学校では、まず自然な英会話の機会を設けて、生徒たちがネイティブの先生とフランクなコミュニケーションをとれるよう取り組みを始めることにしました。まずは会話のハードルを下げること。多少言い間違えても気にせずに、伝えようとする意欲を喚起していきたいと思います。 そのため12月からはALTと連携して、昼休みに外国のボードゲームを使った遊びを通じて、自然なコミュニケーションがとれるよう、英語科教員だけでなく、全校体制で取り組むこととしました。感染症対策もあるため、学年ごとに指定日を設けて、興味関心のある生徒が自主的に参加できるよう企画しています。まずは会話へのハードルを下げることで「話す力」を育む基盤となればと願っています。 もちろん、授業においてはテスト対策としての「話す力」育成にも努めていきます。授業は公的な場、昼休みの活動は私的な場、この公私のバランスの中で、生徒が着実に「話す力」が身に付けられるよう、計画的に取り組んでまいります。 12月からの新たな取り組みの詳細は、追ってお知らせいたします。 校長 建部 豊 砧中学校 英語科 眠れない夜に先日ある会合で脳科学の専門家である東京大学の池谷裕二教授のアドバイスを聞く機会がありました。結論を申し上げると、寝つけない時も焦る必要は全くないということでした。パジャマを着て布団に入る、もし寝つけなくても目を閉じて静かにしておく、それだけで脳は十分休養しているということです。逆に焦るあまり、起き出して勉強を始めたりしない方がいいということも話されていました。スマホを操作したり、テレビやパソコンの画面を見ることは、脳の休養にならないばかりか、さらに疲労を翌日に持ち越してしまうそうです。 まずは寝る準備をして布団に入りましょう。そしてなかなか眠れなくても、焦ることなく大きく深呼吸でもしてみてはどうでしょう。自分の脳を信じて、静かに目を閉じていれば、それだけでしっかりと休養をとったことになります。もちろん熟睡できれば気持ちがいいと思いますが、目を閉じている間に、うつらうつらすることも睡眠には変わりありません。 焦らずゆったりと、が脳の休養には一番なのかもしれませんね。 校長 建部 豊 『富岳の眺め』No.202【考えれば考えるほど】左欄「カテゴリ」の「校長室より」を開いてください。 また左欄「カテゴリ」の「コラム」と、前回のNo.201も併せてお読みいただければ幸いです。 都駅伝大会、終了!砧中学校も無事に全員が襷を繋いでゴールすることができました。 62人という大集団の中で飲み込まれずに自分の走りをしてくれた1区、遠くても前を見続けて距離を詰めてくれた2〜5区、みんなの想いを背負い怒涛のラストスパートをかけて走り抜いてくれた6区、そして、走る選手が自分の走りに集中できるように細やかにサポートしてくれた控えのメンバー。 一人一人が自分が出来ることに全力を注いでくれました。 強豪校ひしめく62チーム中44位という結果でしたが、結果以上に得られたものが多いように感じます。今冬の練習で力を積み重ねて、次の大会で必ず大活躍します。 応援ありがとうございました。 今後とも宜しくお願いします! 黒田将也 検校幸雄 高橋拓暉(外部指導員) 都駅伝大会スタート! 繋げ、希望のたすきを繋げ、希望の襷を! 応援宜しくお願いします! 黒田将也 検校幸雄 令和4年度 砧中 新入生保護者の皆様へ本日より、砧中学校より動画を配信いたします。 下記よりご覧いただければ幸いです。 学校長より 副校長より 教務部より 生活指導部より 教務部 検校幸雄 【砧中の課題】授業への向き合い方例えば授業中の生徒と教員のやり取りで、つい本題から逸脱してしまうことがあります。いわゆる雑談などです。一定の逸脱は授業の気分転換として有効に働くこともありますが、度を越してしまうと授業の本筋が見えなくなり、授業の一貫性が保てなくなる可能性も生じてきます。教員が計画的に本題から逸脱させているケースもありますが、問題となるのは、生徒とのやり取りの中で、本題から外れて軌道修正ができなくなるようなケースです。 また以前も課題としてお知らせしましたが、授業中の生徒の発言に対して生徒間でいわゆる「ツッコミを入れる」行為も、度が過ぎると冷やかしやからかいに繋がってしまいます。 授業に集中したいと願う生徒たちの気持ちを最大限尊重していくためにも、本日、今後の授業規律について教職員間で共有し、改めて各授業においてメリハリのある授業展開を進めていくことを確認しました。また今後学活等の機会を利用して、生徒と教員で授業への向き合い方を確認するとともに、必要に応じて生徒との個別面談も設けていく考えです。 先々週の学校公開時には、本校の授業に関して参観された皆様から高い評価をいただきましたが、その評価に甘んじることなく、一人ひとりの生徒の声に真摯に向き合い、日々学習環境の改善に努めてまいります。 校長 建部 豊 【試合結果】女子バスケットボール部 新人大会砧中 110 - 37 東京学芸大学附属世田谷中 見事勝利し4回戦に駒を進めることが出来ました! 試合だけでなく、審判の仕事も頑張ってます。 野島佑太 【途中経過】女子バスケットボール部 新人大会砧中 47 - 21 東京学芸大学附属世田谷中 でリードしています! ハーフタイムで後半について選手同士で 話し合っています。 この勢いのまま後半も頑張りましょう! 野島佑太 |
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