群青
今年の卒業式歌は「群青」です。今日は3年生が最後の練習をしていました。
この曲は、東日本大震災による津波の被害と原発の事故で、全校生徒がバラバラになってしまった福島県南相馬市立小高中学校の生徒と音楽の先生で作りました。 小高中の百名ほどいた1年生たちは、2年生3年生と進級していってもみんなが再会できたわけではありませんでした。津波で亡くなった同級生もいたそうです。 当初歌うという気持ちになれなかった生徒たちの思いを、音楽の先生が書き留めて、そしてこの曲をつくり、卒業式でみんなで歌ったそうです。 「またねと 手を振るけれど 明日も会えるのかな」 「当たり前が幸せと思った」 「また会おう 群青の町で」 など、曲の背景を考えると胸が痛みます。 そんな卒業式を迎えることになった人たちがいたことを歌として残していきましょう。 そして、奥中を卒業する3年生にも、当たり前の毎日を大事に生きてほしいものです。 |