12月20日のメニューは、煮込みうどん、かき揚げ、野菜のからし醤油和え、牛乳です。12月19日(月)のメニューは、五目ごはん、肉団子入り味噌汁、野菜のゆず漬、牛乳です。栄養の偏りや不規則な食事、伝統的な食文化の危機など、今、いろいろな問題がある中で「食」に関する知識や「食」を選択する力を学ぶ必要があります。 「食育」とは健全な食生活を実践できる人に育てることであり、食育推進基本計画によって「食育の日」(毎月19日)が定められました。 本日は「食育の日」ですので「日本の食文化を」との願いを込めて和食にし、冬至も近いという季節感を味わってもらうために漬物にゆずを使用しました。 12月16日(金)のメニューは、チキンカレーライス、福神漬、こんにゃくサラダ、みかん、牛乳です。給食や家庭でよくカレーの付け合わせとして出しますが、大正時代、日本郵船の客船でカレーに添えられて、全国に広まったのが始まりだそうです。 12月15日(木)のメニューは、山菜おこわ、豆腐汁、お好み焼き、牛乳です。お好み焼きの起源は、安土桃山時代の千利休が作らせていた「麩の焼き」であるといわれています。明治時代には、「もんじゃ焼き」「どんと焼き」が生まれました。その後、大正12年の関東大震災の際には主食のかわりに食べられていたようです。 12月14日(水)のメニューは、セサミトースト、みかんジュース、チャウダー、キャベツサラダ、みかんです。チャウダーは、アメリカ合衆国のスープの一種で、魚介類、ジャガイモ、ベーコン、クリームなどを入れ煮込んだスープです。 合衆国は多くの移民によって成立した国であるため、一口にチャウダーと言っても、移民もとの国によって具財や味付けが異なります。クラムチャウダーも、イギリス移民が多いニューイングランドのボストンでは生クリーム味、イタリア移民が多いニューヨークマンハッタンなどはトマト味です。 本日の給食は生クリームは使用していませんが、牛乳が入ったニューイングランド風チャウダーです。 12月13日(火)のメニューは、ごはん、鮭の味噌マヨネーズ焼き、即席漬、すいとん、牛乳です。江戸時代には、この日に「煤収め(すすおさめ)」という江戸城の大掃除が行われました。お寺や神社でも「事始め」として、仏像、本尊のほこりを払います。 現在では、一年間の感謝の気持ちをこめて、また新しい年を気持ちよく迎えるために、12月末に大掃除が行われています。 12月12日(月)のメニューは、ごはん、ふりかけ、豆腐の五目揚げ、野菜の中華漬、わかめ鶏肉のスープ、牛乳です。鰹節は日本で広く食べられていますが、インド洋の島国モルディブにサバ科のハカツオを原料にした「モルディブフィッシュ」という「荒節」が古くからあり、モルディブから東南アジアを経由して日本に鰹節が伝わったといわれています。日本で最古と言われているのが沖縄の鰹節だそうです。 本日のメニューは、チキンライス、チーズ入り卵焼き、野菜スープ、牛乳です。日本にも「蘇(そ)」と呼ばれるチーズのような食品がありました。 12月8日のメニューは、ごはん、かみかみ佃煮、きんびら煮、きゅうりと大根のごま風味、牛乳です。まず、ジャガイモを油で揚げ、きつね色になったら、豚肉とジャガイモ以外の野菜を炒めて醤油と砂糖で味付けします。そこに、揚げたジャガイモを入れて、ざっくりと混ぜ味をなじませれば出来上がりです。 料理の方法が牛蒡のきんぴらに似ていることから名づけられたようです。 今日のメニューは、揚げパン(きなこ)、白菜と肉団子のスープ、みかん、牛乳です。オレンジ色のもとになるβ(ベーター)クリプトキサンチンには、がん予防の効果があることも知られています。 実や袋やすじには、食物繊維があり、ビタミン Cの吸収を高めるポリフェノールの一種のビタミンPが含まれています。みかんは、袋ごと食べましょう。 本日のメニューは、煮込みハンバーグ、ポテト入りフレンチサラダ、コンソメスープ、牛乳です。ハンバーグは、下ごしらえに手間をかけますが、栄養があり消化のよいメニューです。ハンバーグを鉄板で焼いて固めた後煮込んで、マッシュルームソースをかけストームオーブンで再度焼いて、煮込みハンバーグを作っています。日本で食べられているハンバーグは、外国料理が原型でしたが、長年の間に日本人好みにアレンジされて、二hん独自の料理にありつつあるようです。 本日のメニューは、かば焼き丼、吉野汁、野菜のゆかりかけ、牛乳です。さんまは、北太平洋に広く生息する魚です。和名「さんま」の由来を説明します。「さ」は、狭い、細いに起源があるとして、細長い魚を意味する古い名前「さまな」が「さま」から「さんま」に変化したそうです。 明治の文豪の夏目漱石は、『吾輩は猫である」からさんまのことを「三馬」と書き記しています。「秋刀魚」と書いてさんまになったのは大正時代のことだそうです。 本日のメニューは、ソース焼きそば、ジャンボしゅうまい、フルーツヨーグルト、牛乳です。戦後、物のない時、安いウスターソースを用いて味付けした焼きそばが作られたことが始まりだと言われています。 日本各地のご当地焼きそばは各種あり、町おこしを兼ねて地域の名前がついたソース焼きそばがはやっています。 本日はペルー産のいかを使用したいかソース焼きそばです。蒸し中華めんを使用して、歯ごたえを重視して調理しました。 本日のメニューは、とりめし、豚汁、白菜の塩コンブかけ、牛乳です。味噌は、穀物を発酵させて作られた日本の発酵食品です。日本の定番調味料で、世界中にも広がっています。 江戸時代中ごろまで、味噌は「おかず」の扱いをされていました。主な原料は、大豆(戦国時代は、ぬかが原料)に麹(こうじ)や塩を混ぜ合わせ発酵させると味噌が出来上がります。 給食の豚汁は、赤と白の味噌を混ぜ合わせ、コクのあるものに仕上げています。 本日のメニューは、ピザトースト、白いんげんの田舎風スープ、柿、牛乳です。おけさ柿は、渋柿の品種で、実の中に種ができない八珍柿(はっちんがき)の一種です。越後には、七不思議があり、逆さ竹、つなぎがや、片葉の芦、焼鮒、八房の梅、数珠かけ桜、三度栗などの浄土真宗のお話があります。その七不思議の次に珍しいので、八珍柿と名付けられたそうです。 本日のメニューは、チリビーンズライス、コーン入りフレンチサラダ、ホワイトゼリー、牛乳です。牛乳は、タンパク質、カルシウム、脂肪、必須アミノ酸などの栄養成分が豊富に含まれています。水分中にあるタンパク質や脂肪の粒が光を散乱させ白く見えるそうです。ヤギや羊などの乳と同じように牛乳は、紀元前9000年〜8000年頃の中東で、食物や飲料に使われるようになったそうです。日本では弥生時代より飲まれるようになりました。 寒くなると牛乳を残す人が増えますがカルシウムを摂る上にもきちんと牛乳は飲むようにしてほしいと思います。 本日のメニューは、里芋ごはん、三平汁、野菜のひとしお、牛乳です。里芋は、洗うと手がかゆくなります。これは、茎や球茎にシュウ酸カルシウムの結晶が含まれているからです。シュウ酸カルシウムは、大きな結晶でできています。小さな力がかかるだけで結晶が壊れて針状結晶へ変わり、外部に飛び出ます。これが皮膚に刺さってかゆくなるのだそうです。このシュウ酸カルシウムは、里芋が昆虫から身を守るために作りだしていると考えられています。 本日のメニューは、チーズトースト、みかんジュース、マカロニのホワイトソース、イタリアンサラダです。パプリカは、コロンブスによってヨーロッパに持ち帰られたそうです。その頃、ヨーロッパでこしょうが流行していたので、ペッパーからパプリカと名付けられました。唐辛子の主な辛み成分のカプサイシンが劣勢遺伝子で、パプリカは、ピーマンやししとうなどと同じようには辛みを持っていないようです。 ハンガリーには、パプリカを使用する料理が多くあります。それは、ハンガリーで、パプリカの品種が作られたからだそうです。 本日のメニューは、ちゃんこうどん、大豆とコーンのフリッター、巨峰、牛乳です。昔から「ちゃんこ」には、鶏ガラだしを使用しています。それは、鶏が人間と同じように2本足で立つことから、相撲で手をつかないようにと縁起をこめているそうです。昔は、4本足の動物、ブタ、牛などは使うことはありませんでした。 給食のちゃんこうどんも鶏ガラだしで、こくがでるようにしています。 本日のメニューは、中華カレー、じゃこサラダ、みかん、牛乳です。作り方を紹介します。 1 米は酒を入れて炊く。 2 えび、いかはゆでて酒をふる。豚肉にカレー粉をまぶす。 3 鶏ガラでスープをとる。 4 材料を油で炒め、スープを加える。カレー粉、醤油で調味する。 5 白菜、チンゲン菜などを入れる。 6 仕上げに片栗粉でとろみをつける。仕上げにうずら卵を入れる。 おそば屋さんのカレー丼の作り方に似て、とても手軽なメニューです。 |
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