移動教室の前の週から急に冷え込んだせいか、体調を崩し気味の子どもやけが人がいたり、朝から雨が降ったりと、まさに雲行きが怪しくなっていくなかで出発した川場移動教室でした。でも、子どもたちの川場移動教室は、ご覧の通りその成果がたわわに実るものとなりました。となりの写真は、リンゴ狩りの時のリンゴです。そのりんご園のご主人がそのリンゴを育てる気持ちを子どもたちに語ってくださいました。この1個のリンゴは、たくさんの花から一つ残してできるリンゴであること。農業っていうのは、1年に1回しか収穫はなくて、それまで、農薬を使わないように毎日お世話をしていることなどなどでした。子どもたちのリンゴもこの3日間で楽しくできたわけではなく、これまでの準備はもちろんですが、失敗したり、怒られたりしながらも、日々自分たちを変えていこうとした結果なのです。このように得られた達成感や充実感は、子どもたちを大きく成長させる物の一つです。子どもたちが試行錯誤しながら活動できたのも、現地の川場村の方々や宿泊施設の方々、そして引率をしてくださった先生方や補助員さん、看護師さんのサポートがあったからです。子どもたちには、みんなで取り組んだ喜びを知ると共に、自分たちのために多くの人が真剣に取り組んでいることも知ってほしいです。(5年担任)