今日の給食 〜一口メモ〜
10月18日(月)
今日の給食は、セサミトースト・ハンガリアンシチュー・みかん・牛乳です。 朝夕めっきり涼しくなったお陰で睡眠を十分にとれるようになったのではないかと思います。今日のシチューはハンガリーという国の料理です。ハンガリーという国は、肉類や野菜類、特にパプリカ(赤・黄色の大きいピーマン)やトマトに代表されるように自国では余るほどの生産量を誇っています。また、はちみつの生産量が多いことも有名です。今日のシチューには、鶏ガラでとったスープの中に塩・こしょう・トマトを煮込んだものが調味料として沢山入っています。 学校給食は、エネルギーの20〜30%を脂肪分で計算してあります。昔の人たちは、キジの肉や鶏肉でも元気に動き回った脂肪分の少ない肉類を食べていたのです。今の時代はどうでしょうか。私たちの食生活で使用している肉類などの飼育環境は、かなり過密の中で育てられています。動きの少ない中での飼育環境は、当然脂肪がのったものになります。成長期の食事は高たんぱく質で低脂肪食を理想としていますが、食品そのものにたんぱく質が多く含まれているものは脂肪も多く含まれているものになりがちです。肉類であっても湯通しをするとか、おやつにも工夫が必要です。食事の中で野菜やくだものをいっしょに摂ることによって、偏った食事をしないで済みます。 明日は健康おやつの一つ、チヂミを紹介いたします。給食一口メモでした。 今日の給食 〜一口メモ〜
10月15日(金)
今日の給食は、ごはん・ジャンボぎょうざ・春雨サラダ・みかん・牛乳です。 学校のジャンボぎょうざは一人一個づけです。皮が15センチの大きさなので、かなり大きさになります。学校の給食室で作りますので、余分が出来るとクラスにおまけを入れますが、みんなで仲良く分けています。仲良く食べるということを通じて、心にも体にも栄養がいっているかも知れないなと担当者として喜んでおります。 昨日、縦割りの交流給食が行われましたが、今、野菜類が夏の日照りの影響でものによって値上がり率が60%〜70%のものもあります。その関係で冷凍みかんを付けましたが、暑かったので喜ばれました。続けて出してほしいとの声でしたが、今日は普通のみかんになってしまいました。極早生みかんです。青いみかんですが、爽やかな香りと適度な酸味があります。このみかんを何時までも木で熟させたものが1月まで食べられるのではありません。それぞれ、11月には、コクがあり酸味と甘みのバランスが絶妙な早生みかんが出回ります。12月は甘みののった中生(なかて)みかん。また、1月には安定した甘さが約束される晩生(おくて)みかんが店頭で売られることでしょう。 みかんを1日2個ビタミンCの補給にどうぞ。日本のみかんは、外国では皮が柔らかいのでテーブルみかんとして人気があるそうです。 給食一口メモでした。 たてわり給食・たてわり会議まずはたてわり給食。たてわり班の友だちと一緒に、おいしいカレーライスを食べました。 そのあとは、来週行われる「たてわり遠足」に向けた、会議がありました。一緒に歩く人や歩く順番、ラリーで回る順番を確認しました。 今日の給食 〜一口メモ〜
10月14日(木)
今日の給食は、カレーライス・副神漬・野菜の甘酢かけ・冷凍みかん・牛乳です。 昨日、子ども達が、献立表を見ながら「明日はカレーだね」と言って帰っていきました。みんな楽しみにしているカレーライスですね。カレー粉の中には沢山の香辛料が入っていますが、今、話題のターメリック(ウコン)もこの中に入っています。日本で一番生産しれているのは沖縄県です。春と秋に収穫されるターメリックの中には、「クルクミン」という大脳と小脳の両方に大きく影響する成分が含まれています。人の体は食べ物から吸収した栄養素を酸素と結合させて燃焼させエネルギーを生み出しています。この段階で、強い酸化力を持った分子が大量に発生します。これが活性酸素です。ターメリックに含まれる「クルクミン」にはこの活性酸素の働きを強力に抑える作用、抗酸化作用があります。この力が強力に働き脳の機能を正常にしてくれると言われています。ターメリック(ウコン)の力は人体に有益な意味をもたらしてくれるようです。日本のカレー粉の中には20数種類の香辛料が入っているそうです。香辛料は、体を守ってくれる漢方薬として大切なものです。また、最近は朝の食事としてカレーライスを利用している人も多いそうです。 給食一口メモでした。 今日の給食 〜一口メモ〜
10月13日(水)
今日の給食は、五目焼きそば・きゅうりの中華味・フルーツヨーグルト・牛乳です。 今日のフルーツヨーグルトは、みかん・パイン・桃などの缶詰のくだものを合わせた中にプレーンヨーグルトを入れたものです。缶詰の汁も少し入れると美味しくなります。 ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、体の中に入るととても大きな働きをしてくれます。乳酸菌の中には、胃の中にある胃酸や脂肪を分解して体に吸収し易くしてくれる胆汁などの影響を受けて死滅する菌もありますが、生きて腸までとどく菌もいることがわかってきています。たとえ死滅した菌でも、主成分の乳酸はそのまま存在し胃酸の分泌をコントロールして胃の機能を正常に保つことができます。また、体内に入った栄養がそのまま腸で吸収されるように作用したり、腸の蠕動運動を促進したりします。さらに、ヨーグルトの中の乳酸の作用によって、カルシウムが消化吸収されやすい乳酸カルシウムへと変化してよりよく体に吸収されるようにもなります。 もし、牛乳が体に合わないという人はヨーグルトのご利用をお奨めいたします。今、ヨーグルトは、いろいろな種類が出回っています。ヨーグルトや牛乳は成長食品といわれています。ヨーグルトを食べるときは、ジャムや少しの砂糖類を入れると鉄分の吸収が良くなります。子ども達には骨や歯つくり、大人の方達には骨や歯を守るほか、老化予防や健康維持に意義ある食品と言えるようです。 給食一口メモでした。 今日の給食 〜一口メモ〜
10月12日(火)
今日の給食は、ミルクパン・魚(メルルーサ)のマヨネーズ焼き・野菜ソテー・粉 ふきいも・牛乳です。 今日子ども達が食べているメルルーサという魚は、深い海の中に住んでいる味があっさりした癖のない白身魚です。鱈の仲間に入ります。学校では、干ものの魚を使うことはほとんどないのですが、先日駿河湾の「由比」で、水揚げされた桜海老と美味しい干し上がったばかりの魚の干ものを食べる機会がありましたので、干ものの話を紹介します。 魚は新鮮なものが一番ですが、干ものにするとたんぱく質がアミノ酸に分解されることにより生の魚とはまた違った風味で格段に美味しくなります。たんぱく質は本来味はありませんが、大豆や牛乳などのたんぱく質も発酵によってアミノ酸に分解されて、納豆やチーズなどの発酵食品の旨み成分であるアミノ酸に変化していきます。魚の干もの類もしっかりパックされて売られていますが、これらを冷凍にしたものでも製造から2〜3ヶ月が風味があって安全な期間といわれています。そうであっても今年のような夏では、安全を考えて早めの消費をお奨めいたします。 給食一口メモでした。 仲よし連合運動会No. 3仲よし連合運動会No. 2今日の給食 〜一口メモ〜
今日の給食は、セサミパン・アップルチーズハンバーグ・野菜のソテー・パセリポテト・牛乳です。
金木犀の良い香りが、どこからともなく薫って、もうこの季節に入ったのかとの思いを新たにいたします。世田谷小学校の傍の方からすすきをいただきました。十三夜が今月の20日だそうです。はなだ色の空に綺麗なお月さまを見ることができるでしょう。 今日は子どもたちの大好きなハンバーグです。この中には北海道産のたまねぎが沢山使われています。たまねぎは黄たまねぎ、刺激が少なく甘い赤たまねぎ、一口大の小さいペコロスというたまねぎがあります。たまねぎには、カリウムが多いくらいで栄養的にはあまり期待できませんが、たまねぎには凄いパワーがあるのです。たまねぎの辛味とあの特有の匂いは硫化アリル(アリシン)と言いますが、豚肉などに含まれるビタミンB1の吸収を高める効果、血栓防止作用、また、抗がん作用があることも解かってきています。豚肉などに含まれるビタミンB1などと一緒に摂ると、疲労回復、食欲増進、精神の安定にも効果があるとも言われています。硫化アリルには、善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールを減らす他、血小板の凝固を抑える働きも解明されています。たまねぎは昼と夜の寒暖の差が旨みの多い美味しいたまねぎを作ることができるようです。生産量日本一を誇る北海道はまさにたまねぎの適地と言えるのかも知れませんね。 給食一口メモでした。 仲よし連合運動会児童集会がありました。今日の給食 〜一口メモ〜
今日の給食は、ごはん・さばの七味焼き・野菜のごまだれかけ・りんご・牛乳です。
今年のお米の収穫について日照りの関係を心配しましたが、98%の出来高とのニュースに、思ったほど悪くなかったとほっといたしました。ただ、白米にしたときに白い筋が入っているものが多かったとの話もありました。 作物やくだものを育てる段階で必要な時期に雨はなくてはならないものとなります。今年の真夏の72日間の日照りは、作物や野菜、くだものなどの成長、収穫量、味に影響を与えました。(くだものなどは種類によっては甘いけれど、実が小さいなど。) お米もただ作るだけではなく、美味しいお米を作るために、高知県では室戸の沖、海面から地下300メートルまでパイプを下ろして海洋深層水を汲みあげて、塩分を抜いた海水を穂の出る前から定期的に噴射していました。マグネシウムとカルシウムの多い水は甘いお米を作り、収穫量も多いそうです。いろいろなお米の作り方を研究している人たちが、たくさんいらっしゃるのですね。 給食一口メモでした。 今日の給食 〜一口メモ〜
今日の給食は、ガーリックトースト・ビーンズシチュー・コーンサラダ・牛乳です。
今日の野菜類は、にんにくが青森県、たまねぎ・にんじん・じゃがいもが北海道、パセリが長野県、キャベツが群馬県の嬬恋産のものです。 ガーリックトーストは厚切りの食パン1枚にスリおろしたにんにく(0・3グラム)に固めに溶かしたバター(8グラム)と粉チーズ(3グラム)を混ぜて塗りスチームコンベクションのオーブンで230度、5分で焼き上げてあります。このオーブンは蒸気が出るためにパンの耳まで柔らかく食べられます。元気印のにんにくは油やたんぱく質と一緒に食べることで体への吸収力が良くなるほかに、なりよりもにんにくの香ばしい香りが食欲をそそります。健康嗜好の現代は有名なガーリックトーストのお店には長蛇の列のようです。上に書きました分量は1人分です。家で十分美味しく作ることができますので作ってみてください。 もう一つのトーストの紹介です。なすは皮つきのまま焼きます。熱いうちに皮をむき荒く叩いたところに、にんにくの汁を数滴とレモンの汁を数滴お好みでかけて上から塩、こしょう、オリーブ油をふりフランスパンの厚切りの上に載せて焼きます。東欧の国では、元気印にこのパンを食べるとのことでした。 給食一口メモでした。 今日の給食 〜一口メモ〜
今日の給食は、あんかけチャーハン・ほうれん草サラダ・りんご・牛乳です。
もうすぐ10月10日、大切な「目の日」がやってきます。私たちが身の回りの情報を得るのには、その90%以上は視覚からと言われています。情報を得るだけではなく意思や感情を伝える時にも「目」は大活躍をします。現代人の「目」は朝から深夜まで目まぐるしく働いています。古くから「目によい」とされてきたものには、ビタミンAを豊富に含む食べ物があげられています。またブルーベリーに代表されるアントシアニン(色素)も「目」によいと言われ注目の成分です。「目」には毛様体という筋肉を使って、レンズ(水晶体)のピント合わせが行われていますが、「目」をつむって蒸しタオルなど「目」の上を温めると、血流が良くなってレンズを支える毛様体筋の疲れがとれ「目」が元気になります。 「目」によい食べ物は・いか・レバー・たまご・ブルーベリー・にんじん・かぼちゃ・うなぎ・ほうれん草・かんきつ類などが代表されるものです。これらの中の野菜類は、油と一緒にとると早く吸収されると同時に吸収率も上がります。秋口は病気ではないけれどなんとなく調子がいまいちという声を聞きます。ある医学書に栄養不足も考えられるとのことが書いてありました。今年の猛暑の中で胃の方も耐える9月、10月を迎えていす。「目」以外にも上に挙げたものは体に効きます。なんといっても食欲が元気の源です。3食きちんと食べるだけでも体は回復すると思います。食べ物は薬とは違って飲めばすぐに効くというものではありませんが、今日の食べ物は確実に1カ月後の体と健康を約束してくれます。 給食一口メモでした。 運動会!明日は運動会今日の給食 〜一口メモ〜
9月30日(木)
今日の給食は、ソース焼きそば・野菜の甘酢かけ・フルーツポンチ・牛乳です。 子ども達は、給食ではクラスの友だちや先生と、家では家族のみなさんと一緒に食事をしていることと思います。これからは成長とともに、外国の人を含めいろいろの方たちと食事を共にしていく機会に巡り合うと思います。既に世田谷区では、北アメリカではカナダと、ヨーロッパではオーストリアのウィーンと、また南太平洋のオーストラリアの各都市などと姉妹都市になっています。世田谷区からは小学5年生による交流も行われています。食事は、相手をわかり合える最高の場であり良い機会なのです。 そんな時、国は違っても、 1 食事の前の挨拶をする 2 髪の毛を触ったりしながら食べない 3 背中を丸めて食事をしない 4 相手と食事のペースを合わせる 5 ガチャガチャ食器の音を立てない 6 口にいっぱい食べ物が入ったまま話をしない 7 肘をついて食べない 8 食事中に立ち歩かない などを守っていれば、その場の雰囲気や相手の気持ちを汲むことができ、美味しい食事を楽しむことができるでしょう。それによって自分自身の視野が広がったり、良いお友達に恵まれたりと、新たな自分が磨かれる道に繋がります。 私たちは人と人との間でこそ成長出来るのだということを、子ども達にもはっきりわかる日がすぐそこに来ているような気がしています。学校の給食の機会を生かして、そんな子どもたちに育っていくことを願っています。給食一口メモでした。 今日の給食 〜一口メモ〜
9月29日(水)
今日の給食は、カレーライス・福神漬・キャベツサラダ・牛乳です。 今日は子ども達の大好きなカレーライスです。カレーライスは毎月メニューに登場しますが、運動会も近いのではやく食べられて残す人が少ないカレーライスにしました。学校で作っているカレーのルーは、サラダ油・小麦粉・バター・カレー粉を入れて中火以下で40分位良く炒めてあります。カレーは、大きく分けてスープのようにサラサラのインド式のカレーと小麦粉を使ったとろみのあるイギリス式のカレーに分かれます。学校のカレーはイギリス式ということになりますね。 今年の夏は特に暑かったので、カレー屋さんではグリーンカレーが人気だったようです。このグリーンカレーは、日本ではタイのカレーとして有名です。ココナッミルク・ナンプラーなどの調味料の他に豆なす・タイなす・赤ピーマン・肉・たけのこ・タイ特有のきのこ・えび・魚・その他たくさん食材と香辛料がペースト状になって入っています。グリーンカレーのあの緑色は、キダチとうがらしを未熟で緑のうちに収穫するためです。ペースト状のカレーになってもグリーンで、辛味もしっかりあるとのことです。今日の給食一口メモは、風変わりなカレーのお話でした。 今日の給食 〜一口メモ〜
9月28日(火)
今日の給食は、ごはん・家常豆腐(ジャージャンどうふ)・シャキシャキ野菜・牛乳です。 ジャージャンどうふは、麻婆豆腐に似たメニューですが中に入っているお豆腐が2センチ角の生揚げが使われています。鶏がらでスープをとった中に、しいたけを始めとして野菜類や肉類などが入ります。また、この料理は中国料理なので豆腐やたけのこも使われています。調味料は、ごま油・トウバンジャン・砂糖・醤油・酒・赤みそ・塩などです。仕上げにでん粉でとろみをつけてあります。 今年の10月、もうすぐですが「COP10」という会議が愛知県の名古屋で開かれます。この会議は「生物多様性条約第10回締結国会議」という名前です。多様な動植物を含めた生き物などの生息環境を守り、その恵みを地球上の人たちが将来に亘って活用するために結ばれた条約です。一つの例ですが、中国料理などに使われる八角(大ウイキョウ)は、成分を変えて今話題の風邪薬のタミフルが作られています。守るべき生物資源の多様性は発展途上国に多く存在するので、新薬の開発などによって莫大な利益を生んだ場合は、途上国にも還元していくべきであるというような事もこの会議で話し合われるようです。八角をはじめとして食材であったものが薬になり、人間の体を守っていることがあるのです。多様な動植物が存在することは、人や人を含めて地球環境にとても大切なことなのです。 給食一口メモでした。 今日の給食 〜一口メモ〜
9月27日(月)
今日の給食は、わかめごはん・肉じゃがうま煮・くだもの(梨)・牛乳です。 あいにく、雨の月曜日となりましたがもうすぐ運動会ですね。子ども達も自分の力をしっかり発揮できるようにと緊張しているかもしれませんね。頑張ってほしいと思います。 今日の給食では、たくさんの北海道産のじゃがいもが使われています。17キログラムで、種類は男爵です。一日に一個のじゃがいもは、主にカロリーの面とビタミンCの補給の面からも意味があります。 そのビタミンのお話ですが、熱や水に負けない野菜類のビタミン、特にCの調理の仕方は、電子レンジを利用するといいようです。素材自身の水分で茹でたり、蒸したりするので加熱時間が短くて済み、水に溶けだすビタミン類特にビタミンCの損失を最小限に抑えられるからです。電子レンジの利用は、今では必要不可欠なものになりつつあります。 じゃがいもに代表されるいも類のビタミンCは、でんぷんで覆われいるために熱や水を加えてもビタミンCの損失を食い止めることができるのです。前にもお話しましたが、煮物の汁の中には、たくさんの栄養分特にビタミンCが入っています。汁も残さないでほしいと思います。給食一口メモでした。 |
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