平成24年度入学式を挙行しました以下は校長式辞です。 桜の花が咲き誇り、生命の輝きを感じる季節になりました。今日のこのよき日に、日頃よりお世話になっておりますご来賓の皆様方をお迎えし、保護者の皆様や二・三年生の皆さんが見守る中で、平成二十四年度の入学式が挙行できますことに心から感謝申し上げます。 さて、竹に節があるように、人の成長にも節目があります。この節目にあたり、新入生のみなさんに中学校の三年間で学んでほしいことがあります。 まず、人を愛することの大切さを学んでほしいと思います。 人の喜びや悲しみに共感する心、人を許す寛容な心、相手のよさを認める心、思いやりと感謝する心を大切にはぐくみ、多くの人と心が通い合う瞬間をたくさんつくってください。 また、人を愛することは、自分を愛することです。自分のよさを見つめ、自信をもって中学校生活を送ってください。 次に、時間の大切さを学んでほしいと思います。 中学校生活は、小学校六年間の半分の時間しかありません。その中で、授業や行事、部活動など、がんばってほしいことはたくさんあります。一日一日を大切にして、何事もあきらめずに挑戦して、多くの満足感や達成感を味わってください。 また、時間は命そのものだと考えることができます。ふだんはあまり意識することはありませんが、時間を感じるのは私たちが生きているからです。健康や安全に十分気をつけて、かけがえのない命を大切にしてください。 そして、地域の大切さをあらためて学んでほしいと思います。古代ギリシャの哲学者アリストテレスは「人間は社会的動物である」と言っています。私たちは社会をつくり、その中で誰かとつながって生きているのです。「駒の学び舎」の駒沢小学校、三軒茶屋小学校、弦巻小学校の皆さんをはじめ、これから出会う地域のたくさんの人たちとのつながり、かかわりを強く、そして大切にしてください。 さて、保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。保護者の皆様が心から慈しみ育てられたお子様を大切におあずかりいたします。私ども教職員一同、心を込めて、精一杯の教育に努めてまいります。皆様の温かいご支援とご協力をお願いいたします。 最後になりましたが、本日ご多用の中、ご臨席くださいましたご来賓の皆様に感謝し、今後も変わらぬご指導とご支援をいただきますようお願い申し上げ、式辞といたします。 平成二十四年 四月九日 「駒の学び舎」世田谷区立駒沢中学校 校長 加 藤 敏 久 始業式と入学式準備始業式での態度は立派でした。以下は、私からの話の概略です。 ・感動する体験をたくさんしましょう。 ・感動するためには、あきらめない心が大切です。 ・結果よりも過程(プロセス)が大切だというのは、あきらめないで努力し続けることが大切だということです。 ・昨日の女子サッカー日本代表の選手が大会で優勝しました。試合終了後、代表の監督が「なでしこジャパンの特徴はあきらめないことだ。」と話していました。 ・トップアスリートだからというわけではありません。これまで私がかかわってきた人たちも、あきらめなかった人が成功したり、何かを達成したり、評価されたりしているのです。 ・あきらめない心でがんばりましょう。活躍を期待しています。 2年生と3年生が、来週月曜日の入学式の準備をしてくれました。新入生の皆さん、保護者の皆様、9日(月)は教職員全員で心からお待ちしております。 春の風と清掃昨日の暴風雨で、学校前の植え込みにたまったごみを、学校主事のお二人がきれいに清掃してくださいました。ありがとうございます。桜の花も無事でした。それにしても、季節の移り変わりを感じる昨今です。 校長室前の窓から着任して校長室の扉を開けると、まるで額縁に入ったような美しい桜が咲いています。生徒たちの新しいスタートを祝福しているようです。さわやかな季節になりました。 |
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