新しい学年になり、学習のスタートです。２年生の算数では、1000までの大きい数について学習します。10の束から100の束へ、今まで習ったことをもとにして考えていきます。子どもたちは「少し難しいぞ」という顔をしながら、真剣に取り組んでいます。

新年度になり、各クラスでは「学級びらき」が行われています。学級目標を決めたり、係活動を決めたり、クラスのやくそくを決めたりと、これからどのような学級がつくられていくのかとても楽しみです。全校朝会では、「クラスを創るのは先生ではなく、みなさんたち一人ひとりです。」と話しました。

赤・黄・青・緑・ピンクの各コースに分かれて、１年生が下校していきます。中にはもう帰るのと言わんばかりの顔をしている１年生もいました。先生や主事さん方に連れられ、きちっと整列をして下校することができました。たくさんの保護者の方もお出迎えくださいましたが、早く道を覚えるために、保護者の方も一緒に集団下校をしていただきました。「また、明日ね。」

船橋小学校では、毎年始業式の次の２日間に、地区班ごとの集団登校を行っています。校外委員の保護者の方には、長い時間をかけて準備をしていただきました。１年生も元気に集団登校をしてきました。入学式に約束した「あいさつ」もしっかりできます。「校長先生、おはようございます。」と大きな声が聞こえてきます。新６年生も１年生の手を引き、最高学年としての誇らしげな顔です。

４月７日（土）に船橋中学校と希望丘中学校が統合し、船橋希望中学校が誕生しました。開校式及び入学式には世田谷区長を始め、区議会議員の皆様、新校準備委員会の方々、地域の方々が見守り、その中で新しい校章の制作者、校歌の作詞者と作曲者の方々が、それぞれに創られた思いをお話してくださいました。船橋小学校の卒業生も、新しい制服姿がとても凛々しく、立派な態度で式に臨んでいました。船橋希望中学校として二つの伝統ある学校が一つとなり、これから新しい歴史を築いていきます。

校庭の満開の桜に包まれ、元気いっぱい136名の１年生が入学してきました。真っ白の画用紙に絵を描くように、これから１年生はどのように自分の個性を発揮してくれるのでしょうか。地域の方々や幼稚園の園長先生など、たくさんの来賓の方々にご列席いただきました。「船橋小学校１年生の皆さん」と呼びかけると「ハイ！」という返事が、体育館中に響き渡りました。式終了後には、２年生が歌と教科「日本語」で学んだ「雨ニモマケズ」を大きな声で暗唱してくれました。船橋小学校の児童数は、新1年生が入学し、731名となりました。

３月の終わりになっても寒さを感じる日が続き、桜がいつ咲くのだろうと心配をさせられましたが、進級した子どもたち、新１年生を祝うかのように校庭の桜が一斉に花を咲かせました。寒さを振り切って咲いた満開の桜には、生命の強さ、そして勢いを感じます。平成24年度が始まりました。子どもたちにはこの桜のように、つらいことや困難なことを自分の力で乗り越え、年度が終わる時には、見事な花を咲かせてほしいです。今年度もよろしくお願いします。