チャボが卵を温めています写真の奥にメスのチャボがいます。手前はオスで警戒しながらメスを守っていました。 一月を和風に言うと・・・
月の名前については、和風の言い方があります。1月は・・・睦月といいますね。では、なぜ睦月というのでしょう。
これも実は諸説あります。代表的なものは「人々が仲睦まじく過ごす月」ということで睦月になったというもの。これは良く知られていますね。 別の説だと稲の実を水につけるつきという意味で「実月(むつき)」となったというものもあります。 さらに、一年の元になる月という意味で「元月」からむつき(睦月)に変化したという説もあります。 和風の月の言い方には、月ごとに様々な意味が込められていますね。 *参考に、国会図書館の資料を紹介します。 「旧暦の月 和風月名 由来と解説」 1月 睦月(むつき) 正月に親類一同が集まる、睦び(親しくする)の月。 2月 如月(きさらぎ) 衣更着(きさらぎ)とも言う。まだ寒さが残っていて、衣を重ね着する(更に着る)月。 3月 弥生(やよい) 木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月。 4月 卯月(うづき) 卯の花の月。 5月 皐月(さつき) 早月(さつき)とも言う。早苗(さなえ)を植える月。 6月 水無月(みなづき、みなつき) 水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意と言われる。 7月 文月(ふみづき、ふづき) 稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき) 8月 葉月(はづき、はつき) 木々の葉落ち月(はおちづき)。 9月 長月(ながつき、ながづき) 夜長月(よながづき)。 10月 神無月(かんなづき) 神の月(「無」は「の」を意味する)の意味。全国の神々が出雲大社に集まり、各地の神々が留守になる月という説などもある。 11月 霜月(しもつき) 霜の降る月。 12月 師走(しわす) 師匠といえども趨走(すうそう、走り回る)する月。 お雑煮って・・・?
お雑煮の起源には諸説があります。「元来は武家社会における料理であり、餅や野菜、乾燥食品などを一緒に煮込んだ野戦料理」だったという説があります。また、江戸時代に尾張藩を中心に菜っ葉と餅をいれて、「「名(=菜)を持ち(=餅)上げる」という縁起担ぎをしていたという話もあるそうです。
また、丸餅を食べる地方、味噌を入れる地方、出雲地方に残る小豆を入れる地方、醤油をベースにした地方など、様々なお雑煮が存在します。 関東は「カツオ節やコンブでだしをとり、しょうゆで味付けした汁で、焼いた餅の香ばしさやだしの風味を味わうシンプルなお雑煮」だそうです。その違いをもたらしたものは何なのかしらべてみるのも面白いです。 お正月の習慣にも、まだいろいろな謎が含まれていますね。 お正月って・・・?
正月の語源を調べてみると、諸説あります。よく言われているのが「政治に専念した秦の始皇帝の誕生月を政月(せいがつ)といい、それから正月になった」という説ですが、それに異をとなえる説もいろいろあります。
また、「正しい月とは新年がはじまる最初の月と言う事。新年は、太陽が一番影を伸ばす冬至を起点として設定してきた。だから冬至から最初の新月に当たる日が何日になるかを調べ、天子が正しい月を決めた」 しかし、「周王朝時代の魯国の歴史書『春秋』に「隠公元年春王正月」というきじゅつがある。この年は紀元前722年に当たり、始皇帝より400年以上前なので、始皇帝説はおかしい」という記述もあります。 結局、今一つはっきりしません。どちらにしても、語源を調べてみるのはとても面白いことですね。 新年おめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。 |
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