人格の完成1月「感謝
1月のテーマは「感謝」です。冨岡先生の話を紹介します。
感謝とは、ありがたい気持ちをもつこととありがたい気持ちを表現することです。何気ない日常の中で「ありがとう」と思えることはたくさんあります。芦花中の生徒は、「ありがとう」とはっきり言っている人や小さい声でさんきゅ!と言っている人をよく見かけます。自然と感謝を表す言葉が言えるというのはすてきなことだと思います。 しかし、してもらって当たり前になっていることもたくさんあるかもしれません。特にいただきますには、「命をいただきます」という意味が込められています。食事は毎日するものなので、ついおろそかにしてしまっていませんか。 集団生活で気持ちよく過ごすためには、感謝の気持ちをもつことが大切です。みんなが毎日安全に、そして健康に学校へ通うことは、自分の力だけでは成り立ちません。友達や家族などいろいろな人の支えがあってこそです。そのために、周りの人たちのために自分はいま何ができるでしょうか。 感謝できるというのは、貴重なことです。食事や授業、部活、家庭での生活など、毎日同じことが繰り返される中で、どんな場面に感謝できることがあるか探してみましょう。 3学期がはじまりました。平成26年は三が日から天気もよく、良い年になるような予感です。 始業式では校長先生より、箱根駅伝の話がありました。 優勝したのは東洋大学でした。紹介したいのは、走者10人には入れなかったもう一人の4年生です。彼は、5区、箱根山のふもとで風が止むか止まないかを判断する役でした。この判断によって、5区の走者が決まります。その情報を伝えるために、寒い中をひたすらチームのために貢献しようとしていました。優勝の影にはこのような人がいるのだ、と思いました。 1年の終わりの3学期に、自分以外の誰かのため、自分ができることは何かを考えたり、してあげたりしてみませんか。悲しがっている人、調子の悪い人、そんな人のためにでもいいし、自分のために何かをしてくれた人、その人に対してでもいい。できることをできる範囲で。 相手がありがとうと感じられる、またはその人によく頑張れたねと思わせることができる何かをしてみて欲しい。そんな3学期の日々であってほしい、そう思います。 |