大山道について
11月1日(土)は,二子玉川小学校を会場に,大山みちフェスティバルが開催されました。世田谷区地域の絆再生支援事業の一つです。まず,大山道について紹介します。大山道は,江戸の赤坂を起点として,今の国道246号線とほぼ同じルートをたどり,伊勢原(大山),さらには秦野,松田を経て,矢倉沢関所に続く脇街道です。江戸時代中期には,「大山詣」が一大ブームとなり,信仰や物見遊山を目的とした旅人で大変賑わいました。葛飾北斎,歌川広重にも描かれ,古典落語にも登場する歴史ある道です。かつて世田谷区内には,大山の山開きの間,夜通し歩く人にために「大山灯篭」を灯したり,日照りの時に大山に雨乞いに出かける風習などがあり,地域の生活に深く関わってきた道です。
|
|