センター移動教室センターでは、プラネタリウムと郷土資料室で世田谷についての調べ学習を行いました。 プラネタリウムは、星座早見板を使い、星の動きを見たり、この時期にどんな星座が見えるのかを確かめました。 郷土資料室では、事前に自分の調べたいテーマを決め、それについての資料を見つけ、ビデオを見たり、表を見たりしながら学習しました。 子どもたちは初めての体験で、プラネタリウムの大きさにびっくりしていました。調べ学習でも、世田谷の歴史映像を集中して観ていました。 一人一人が課題をもって取り組むことができ、とても充実した時間を過ごすことができました。 展覧会本日は、展覧会保護者鑑賞日になります。子どもたちも、保護者の方々にみていただけるのを楽しみにしています。どの作品も、子どもたちの思いがこめられた作品になっていますので、ぜひご覧ください。 全校朝会での学校長の話
11月9日
おはようございます。 今日は、3年生と4年生に毎朝配っている小学生新聞の記事からのお話です。先週の木曜日の新聞に、日本でシーテックという展示会が開かれたことが載っていました。これは、最先端の技術を集めて作った新製品や近いうちに売り出される製品を世界の人にお披露目する展示会のことで、今年は特にロボットが多く出品されていたということ。 新聞では、「この技術がオリンピックの開かれる5年後に実現したとしたらどんなことができるか」という想像図が載っていました。例えば「今日は寒いな〜。」と言うと、ロボットが「暖房をつけますか?」と答えてエアコンのスイッチを入れてくれる。宿題をやっている小学生が「え〜と、円の面積を出すにはどうするんだっけ」とつぶやくと「半径×半径×3.14だよ」と教えてくれる。なんだか夢のような世界ですね。でも、この技術は5年後に実現する可能性が高いのだそうです。 なぜ、そんなすごいことが今の日本人はできるのか。それは、今から50年くらい前、日本中で夢の実現に向かって寝る時間も惜しんで努力をし、新しい技術を発見したり発明したりした大勢の人がいたからです。その頃に流行ったアニメがあります。22世紀から来たネコ型ロボットのアニメ、ドラエもんです。そのおなかにある四次元ポケットから出でくるひみつの道具。当時の人たちがこんなものがあったらいいな〜と夢に見たものばかりですが、それを本当に作ってしまおうとした人たちが今の60歳以上の人たちでした。例えば「ほんやくこんにゃく」。これを食べれば、どんな国の言葉も日本語で聞こえるし、日本語でお話しても外国の人にはその国の言葉で聞こえてしまう、というすごいこんにゃくです。でも、今スマートフォンに日本語に話しかけると、英語や中国語などに翻訳されて音声で出てきます。ドラエもんのひみつの道具が現実に表れ始めています。 みなさんも「こんなものがあったらいいな」「こんなことができたらいいな」という気持ちを大切に、ねばり強くがんばる気持ちを持ち続けて、何年後か何十年後に世界中の人を幸せな気持ちにできるものを作ったり発見したりできる人になってください。 全校朝会での学校長の話
11月2日
おはようございます。 今日から11月です。今朝はものすごく寒いですね。体調など崩していませんか。 今月の人格の完成は「フェア」というテーマです。 人間が生きてきた歴史の中では、差別やいじめを何とかやめよう、やめさせようとして多くの人がいろいろな努力をしてきました。しかし、毎日のニュースを見ていると世界中から差別やいじめはいまだなくなっていません。 やはりいじめや差別は永遠になくならないのでしょうか。国と国との争いや差別は、長い間いろいろなことが原因になっているので、解決するのはとても難しいです。でも、例えば学校で差別やいじめを止める方法はあります。それは、最初に「いやだな」と思った時を逃さない、ということです。 例えば、友だちとケンカをするとします。お互いに言い合いになった時、相手の子から自分の体や性格のことを「弱いところ」として言われたとします。ケンカの内容とはまったく関係がないことで相手に勝とうとするわけです。そういう時に、「そういう言い方はすごく心が傷ついた。そういうことを言うのは卑怯だ」ということが大事です。まわりで聞いていた人も「そういうことを言うのはずるいよ」と言ってあげることです。ケンカや言い合いにもルールがあります。そのことを相手に教えてあげることです。 それから、もうひとつ大事なのは、相手が自分の弱いところを言ってきたときに「なにおっ!」と悔しくなって、自分も相手が嫌がることを言い返さないこと。言い返したら、結局、自分も相手の悪口を言ったのと同じです。フェアではありません。 日本には、昔から武士道いう考え方があって、たとえ戦いの時でも相手の家族を人質にとるとか、大勢で一人の人を囲んでやっつけてしまうとか、そういう卑怯ことはしない、という考え方がありました。 みなさんも、同じ日本人としてぜひ、この卑怯なことをしない、という考え方を大事にしていってほしいと思っています。 |
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