3年社会科見学見学した場所は、等々力渓谷、次大夫堀公園、そして世田谷市場です。 等々力渓谷では、世田谷とは思えないほどの豊かな自然を満喫してきました。 自然だけでなく、歴史を感じるものがいくつもあり、子どもたちはその見学も楽しんでいました。 次大夫堀公園では、古民家の説明を受けたり、昔の道具を見学したりしました。 その後、みんなで楽しくお弁当を食べました。 世田谷市場では、DVDを見たり、花や野菜のせりをする場所を見たりととても勉強になりました。 最後の質問コーナーでは、時間切れになるまで質問が絶えることなく、疑問をどんどんぶつける姿に、校長先生も「意欲的でいいですね。」とほめていました。 充実の社会科見学をすることができました。 これから、教室でまとめの学習を進めていきます。 全校朝会での学校長の話
11月16日
おはようございます。 先週の週末に展覧会がありました。これは1年おきに開かれるので1年生と2年生にとっては初めての行事です。きっと今回の展覧会のテーマのように、どんな雰囲気なんだろう、と心が「ときめいて」いたのではないでしょうか。校長先生ももちろん初めてなので「わくわく」しながら展覧会の日を楽しみに待っていました。 土曜日は皆さんの家族の方や地域の方が大勢見に来てくれました。もちろん、家族の方は自分の子どもがどんな作品を作ったのかを見に来たのですが、同時にお友だちや他の学年の子どもが作った作品をみて、「すごいね〜」「いいね〜」という声が体育館のあちこちから聞こえてきました。「烏山北小学校の子どもがもっている、一つのものを集中してつくりあげる力のすごさを実感しました」と知り合いの地域の方が言っていました。 展覧会といえば、校長先生には悔しい思い出があります。その時作った木工作品がハンガーでした。肩の形にあわせて、木をゆるやかにカーブを描いて切るのがものすごく大変でした。なぜかというと、今から40年前の学校には電動糸鋸なんてなかったので、手で引く糸鋸を使ってギコギコ一生懸命ひたすら切り、ギザギザしている切り口にヤスリを丁寧にかけてすべすべにしたあと、音符の模様とか富士山の絵などを描いて仕上げました。校長先生にとっては自信作だったのです。しかし、展示を見に来た小学生が「これすごいね〜」と言ってくれたのに、そのお父さんが「これは木のハンガーを買ってきてそれに模様を書いたんだよ。こんなの自分で作れるわけないもんな」と言ったのを聞いて涙が出そうになりました。展覧会が終わったあと、もう捨てようかと思っていたのですが、校長先生のお母さんがこう言いました。「こんなの自分でつくれるわけない、って言ったっていうことは、それだけお店で売っているものと見分けがつかないくらいすばらしいってことじゃないの。それは褒められたと考えた方がいいんじゃない」そうか。そういう考え方もあるのか。この一言でやはりとっておくことにして、先生のお父さんやお母さんに実際に使ってもらうことにしました。 それから45年たった今でも、先生の家のコートをかけるハンガーとして立派に役に立っています。今でも、そのハンガーを見るたびに苦労して作ったことを思い出します。 みなさんも、今日から作品を持ち帰ると思います。必ず丁寧に丁寧に、お家まで持ち帰ってください。そして、お家の人にもう一度みせて、作品を作るのにどんな苦労があったかを話してください。世界でたったひとつしかない、すばらしい作品です。できたら、みなさんが大人になるまでとっておいてください。 センター移動教室センターでは、プラネタリウムと郷土資料室で世田谷についての調べ学習を行いました。 プラネタリウムは、星座早見板を使い、星の動きを見たり、この時期にどんな星座が見えるのかを確かめました。 郷土資料室では、事前に自分の調べたいテーマを決め、それについての資料を見つけ、ビデオを見たり、表を見たりしながら学習しました。 子どもたちは初めての体験で、プラネタリウムの大きさにびっくりしていました。調べ学習でも、世田谷の歴史映像を集中して観ていました。 一人一人が課題をもって取り組むことができ、とても充実した時間を過ごすことができました。 展覧会本日は、展覧会保護者鑑賞日になります。子どもたちも、保護者の方々にみていただけるのを楽しみにしています。どの作品も、子どもたちの思いがこめられた作品になっていますので、ぜひご覧ください。 全校朝会での学校長の話
11月9日
おはようございます。 今日は、3年生と4年生に毎朝配っている小学生新聞の記事からのお話です。先週の木曜日の新聞に、日本でシーテックという展示会が開かれたことが載っていました。これは、最先端の技術を集めて作った新製品や近いうちに売り出される製品を世界の人にお披露目する展示会のことで、今年は特にロボットが多く出品されていたということ。 新聞では、「この技術がオリンピックの開かれる5年後に実現したとしたらどんなことができるか」という想像図が載っていました。例えば「今日は寒いな〜。」と言うと、ロボットが「暖房をつけますか?」と答えてエアコンのスイッチを入れてくれる。宿題をやっている小学生が「え〜と、円の面積を出すにはどうするんだっけ」とつぶやくと「半径×半径×3.14だよ」と教えてくれる。なんだか夢のような世界ですね。でも、この技術は5年後に実現する可能性が高いのだそうです。 なぜ、そんなすごいことが今の日本人はできるのか。それは、今から50年くらい前、日本中で夢の実現に向かって寝る時間も惜しんで努力をし、新しい技術を発見したり発明したりした大勢の人がいたからです。その頃に流行ったアニメがあります。22世紀から来たネコ型ロボットのアニメ、ドラエもんです。そのおなかにある四次元ポケットから出でくるひみつの道具。当時の人たちがこんなものがあったらいいな〜と夢に見たものばかりですが、それを本当に作ってしまおうとした人たちが今の60歳以上の人たちでした。例えば「ほんやくこんにゃく」。これを食べれば、どんな国の言葉も日本語で聞こえるし、日本語でお話しても外国の人にはその国の言葉で聞こえてしまう、というすごいこんにゃくです。でも、今スマートフォンに日本語に話しかけると、英語や中国語などに翻訳されて音声で出てきます。ドラエもんのひみつの道具が現実に表れ始めています。 みなさんも「こんなものがあったらいいな」「こんなことができたらいいな」という気持ちを大切に、ねばり強くがんばる気持ちを持ち続けて、何年後か何十年後に世界中の人を幸せな気持ちにできるものを作ったり発見したりできる人になってください。 全校朝会での学校長の話
11月2日
おはようございます。 今日から11月です。今朝はものすごく寒いですね。体調など崩していませんか。 今月の人格の完成は「フェア」というテーマです。 人間が生きてきた歴史の中では、差別やいじめを何とかやめよう、やめさせようとして多くの人がいろいろな努力をしてきました。しかし、毎日のニュースを見ていると世界中から差別やいじめはいまだなくなっていません。 やはりいじめや差別は永遠になくならないのでしょうか。国と国との争いや差別は、長い間いろいろなことが原因になっているので、解決するのはとても難しいです。でも、例えば学校で差別やいじめを止める方法はあります。それは、最初に「いやだな」と思った時を逃さない、ということです。 例えば、友だちとケンカをするとします。お互いに言い合いになった時、相手の子から自分の体や性格のことを「弱いところ」として言われたとします。ケンカの内容とはまったく関係がないことで相手に勝とうとするわけです。そういう時に、「そういう言い方はすごく心が傷ついた。そういうことを言うのは卑怯だ」ということが大事です。まわりで聞いていた人も「そういうことを言うのはずるいよ」と言ってあげることです。ケンカや言い合いにもルールがあります。そのことを相手に教えてあげることです。 それから、もうひとつ大事なのは、相手が自分の弱いところを言ってきたときに「なにおっ!」と悔しくなって、自分も相手が嫌がることを言い返さないこと。言い返したら、結局、自分も相手の悪口を言ったのと同じです。フェアではありません。 日本には、昔から武士道いう考え方があって、たとえ戦いの時でも相手の家族を人質にとるとか、大勢で一人の人を囲んでやっつけてしまうとか、そういう卑怯ことはしない、という考え方がありました。 みなさんも、同じ日本人としてぜひ、この卑怯なことをしない、という考え方を大事にしていってほしいと思っています。 |
|