5−1 学級イベントを楽しもうこの日のゲームは3つ。「ドロケイ」「タグとり鬼ごっこ」「だるまさんが転んだ」です。特に「だるまさんが転んだ」は、みんな思いおもいの格好をして、楽しんでいました。次はどんなイベントになることでしょう。 全校朝会での学校長の話
2月1日
おはようございます。 久しぶりの全校朝会ですね。今日は、校長先生からのお話の後、副校長先生からもお話があります。私からは、今月の人格の完成のテーマである「やりぬく心」についてのお話をします。 先週の週末、サッカーのアジア選手権の決勝が行なわれました。日本と韓国の対戦です。いろいろな報道で日本が3−2で勝ったことはもう知っている人が多いかもしれません。前半選で1点とられ、後半開始早々もう1点追加され、0−2で負けていました。でも、そこから盛り返し、逆転でアジア選手権のチャンピオンになりました。 実はこのアジア選手権に望む日本の若いチームは、世界的に有名なものすごく強い選手がいないこともあり、予選(1次リーグ)で早々脱落するだろう、と言われていました。そんな予想を見事に跳ね返し、優勝までこぎつけたのは、やはりひとりひとりが、最後までやりとげようとする気持ちがあったことが大きいと思います。そしてそれを支えたのは、日本から応援に駆けつけたサポータの存在です。何しろ、試合会場は日本から飛行機で16時間もかかるカタールというアジアの西の端っこにある国。ちょっとやそっとではいけません。そんな日本からの応援の人が、2点差で負けていても、選手と同じ青いユニフォームを着て、懸命に声を枯らして応援していました。そんな姿と声援を聞いたら「よしあきらめないぞ」という気持ちがフツフツ沸いてきます。 やりぬく心を持ち続けるには、このようにまわりの人の声かけや励ましが必要です。ですから、頑張っている友だちや周りの人には「がんばれ」「応援しているよ」という気持ちを声に出していきましょう。 【3年生】社会科 受け継がれる行事3年生 書き初め
1月13日水曜日の1,2時間目に体育館で書き初めを行いました。
3年生にとって体育館で毛筆するのは初めてです。 話をよく聞き、とても集中して書き初めをすることができました。 書いた作品は1月18日から22日までの期間、それぞれの教室前で展示いたします。 ご都合つけて、ぜひご覧ください。 始業式の学校長の話
1月8日
おはようございます。そして、新年明けましておめでとうございます。 さて、今日から3学期の始まりです。3学期、学校に登校するのは、55日間と学期の中で一番短いのです。 でも、この55日間は、昨年4月からいろいろな勉強をしてきた最後のまとめをする大切な時期です。それと同時に、それぞれ、次の学年へ進むための気持ちの準備をする時期でもあります。 2月最初のミニ北小まつりでは、来年入学してくる人たちに「小学校ってこんな楽しいところだよ」という気持ちをこめて、1、2年生が歓迎してあげる行事です。特に1年生のみなさんは、いよいよ自分たちも先輩になるんだ、という気持ちをもつことでしょう。 3年生は、次の学年から始まるクラブの見学会や発表会を通して「来年はいよいよ4年生だ」ということを実感できると思います。 4年生は代表委員会の工夫された発表や掲示物を見ると、「次は自分たちが学校の代表の立場になるんだな」と気持ちを新たにすることでしょう。 5年生。北小で唯一卒業式に参加できる学年です。「いよいよ来年は最上級生」と身が引き締まる思いで3月25日を迎えることと思います。 そして6年生。もう、泣いても笑っても今日を含めて56日間しかこの学校には来られません。56日目の卒業式は、6年間やりとげたことの証明である「卒業証書」を、全員の先生と後輩の5年生と保護者と地域の人の前でひとりひとりが受けとる儀式です。そして4月からは「中学生」という新たな道を全員が歩んでいきます。 3学期に学校に来るのは、一番短いですが、今お話した通り、みなさんの4月からの生活にとって、ものすごく大事な時です。ぜひ、1日1日を大切に過ごしてください。そういう君たちを、校長先生はじめ北小の先生方も事務室の方も主事さんも給食室の調理の人も全力で応援したいと思っています。 【3年生】終業式来学期も、どうぞよろしくお願いいたします。 12月音楽朝会1年生から6年生まで、音楽朝会に向けて一生懸命練習し、本番ではとてもすてきな合奏に仕上げることができました。音楽委員会の子どもたちの伴奏に加え、副校長先生と1年3組担任の先生が演奏に参加してくださり、より盛り上げることができました。 全校で合奏する機会はなかなかありません。一つの音楽をつくり上げることで「なんか気持ちいいな」「楽しいな」と感じてくれた子どもがいれば嬉しいです。 1月の音楽朝会で子どもたちに会えるのを楽しみにしています。 第2学期終業式での学校長の話
12月25日
おはようございます。 いよいよ2学期の終業式を迎えました。 今日はみなさんに2つお願いをします。 1つ目。この2学期は、1年間で一番多く授業があった学期です。全部で81日間ありました。そしてその中に運動会と展覧会という2つの大きな行事がありました。「面白かった」「大変だった」「がんばった」という気持ちになった人が大勢いたと思います。その気持ちをこの冬休みにぜひ振り返ってください。今日もらう通知表に先生から2学期にがんばったことや努力したこと、ここを直すともっとよくなることなど全員へメッセージが書いてあります。校長先生は全員582人分を読ませてもらいました。担任の先生は、ひとりひとりの君たちの顔を思い浮かべながら、専科の先生にも授業の様子を聞いたりしながら、一生懸命考えて書いてくれています。ほめられたことは素直によろこび、ここを直すともっと良くなる、と書かれたことは「よし、3学期にがんばるぞ」と素直に改める決意をしてください。 2つ目のお話は、ぜひ今日から改めてほしいことです。 12月に入って1年生が2人怪我をしました。一人は休み時間に保健室前に座っていたら、誰かが後ろからぶつかって前に倒れ、腕の骨を折ってしまいました。もう一人は朝登校して学校の階段を登っていたときに、まわりの上級生が急いで教室に行こうとしている中で転んでしまい、顎を階段にぶつけて、病院で傷口を縫う怪我をしてしまいました。本人やまわりの上級生に聞いてみたのですが、どちらもぶつかったと思われる人が結局わかりませんでした。どうも、今のところわざとぶつかったり、足をひっかけようとしたのではないことは確かなようです。 でも、校長先生はこれでいいとは思いません。この学校で一番、年下の1年生が転んだり、怪我をしたことをぶつかった人がそれに気がつかないことはいけないことです。「校庭で夢中になって遊んでいたから、座っている人に気がつかなかった。」「早く教室に行きたかったので、前に1年生がいるのに気がつかなかった。」本当にそうだったとしても、もう小学生になったら、このような言い訳は許されません。 遊んでいるときも、廊下や階段を移動しているときも、もっとまわりの人のことに気を配ってください。特に自分より体の小さな、年下の人がいたら、ぶつからないようによけてあげる、止まって待っていてあげる、このような大人の対応を「配慮する」といいますが、もうあなた方の年齢ならばできるはずです。 ぜひ来年から烏山北小学校の子どもたちは、まわりの人に配慮ができる「ちょっとおとなの行動」をめざしてほしいと思います。 全校朝会での学校長の話
12月7日
おはようございます。 あと3週間で2学期もおわりです。12月は別名「師走」と言って、世の中の人たちみんなが忙しくする時期でもあります。今年のうちに、仕事を終わらせしようとしたり、何かと慌ただしい時期です。だから、交通事故が多いのもこの時期です。 この朝会でも、自転車や車との事故に気をつけよう、という話題を何度か取り上げました。ここにきて、車や人とぶつかりそうになったら自動的に止まったり、人をよけたりする「自動運転機能」をつけた車を各自動車メーカーが開発しているニュースが話題になっています。すでに、前の車が止まったらレーダーでそれを察知して、自動的にブレーキをかける車が実際に売られています。運転席に座っている人がハンドルから手を離していても、ブレーキを踏まなくても目的地まで運んでくれる「全自動運転」の車ができるのも時間の問題と言われています。 でも、各自動車メーカーの人が一番難しいと口を揃えていうのが、交差点での自動運転です。例えば、反対車線が渋滞している交差点を右に曲がるとき、相手の運転手さんが目で「お先にどうぞ」と合図をするのを受けて、「どうもありがとう」という目で会釈をして車を発進させる場合。これには、人と人とが目と目で会話をする「アイコンタクト」が行なわれています。これは、まだ機械やカメラやコンピューターではできないのです。 このアイコンタクトは人間や動物にしかできないもので、初めて会った相手でも、その人の心の中を見ることができる、もっとも大切なものです。混んだ駅のホームで人と人とがぶつからないで行き来ができるのも、目がどちらの方向を向いているかをみんな瞬時に判断しているからです。スマホを見ながら歩くことが「いけない」と言われているのは、そのアイコンタクトができないからです。 さて、学校でも大勢の人が行き交う廊下や階段ではもちろんアイコンタクト、目と目で会話することも大事です。でも、やはり大きな声で「おはようございます」と挨拶をしたいですね。車はレーダーで前の車とぶつかるのを防ぎますが、人間は挨拶をすることで、心と心がぶつかり合うのを防いでくれます。これから寒くなりますが、ぜひ、大きな声であいさつすることを心がけてください。 【3年生】久我山青光学園授業交流全校朝会での学校長の話
11月30日
おはようございます。 寒くなってきました。それもそのはず、明日から12月です。こんな寒い中、もっと冷たい氷の上をすべるスポーツがあります。そう、スケートです。一昨日の土曜日に世界のスケーターが集まった試合が長野県でありました。そこで日本の選手は大活躍。羽生選手は世界最高得点で優勝。女子も宮原選手と浅田選手が1位と3位に入りました。しかし、今回活躍したこの人たちは決してずっと強かったわけではありません。 羽生選手はちょうどソチオリンピックで金メダルを取った後、いま一つ調子が悪く、さらに1年前の今頃、練習中に他の選手と激突してしまい、しばらく車椅子での生活をしていたほどのひどい怪我を負いスケートができない状態でした。3回も世界チャンピオンになった浅田選手も昨年「しばらく試合に出ません。スケートもしません」と宣言し、1年間完全にスケートをしなかったのです。引退することも考えていたとも伝えられました。 2人ともいつも試合に出るたびに「トリプルアクセル成功」「優勝」「今度こそ金メダル」と新聞やテレビで騒がれるため、ついつい無理をして頑張りすぎたのではないかと校長先生は思います。「何のために頑張っているんだろう」「自分は本当にスケートが好きなんだろうか」と悩み苦しんだということもお休みをしているときに考えたと新聞で読んだことがありました。 小さいころからずっとスケートを続けているうちに、2人ともこのとき「自分らしさ」を見失っていたのではないでしょうか。怪我のため、そして休養している間に「本当に自分は心からスケートが好きなのだろうか」「自分は何をめざしているのだ」と自分自身に聞いてみた結果、もう一度氷の上で滑りたい、と心から思えるようになったからこそ、再び自分らしい滑りを取り戻し、今回のようにメダルをとることができるようになったのだと思います。 みなさんの中にも、習い事や地域のスポーツなどをやっている人がいるでしょう。最初始めた時に思った「楽しい」「毎日でもやりたい」という気持ちが続けているうちにそう思えなくなってくる時があります。それでも続けることも、大事ですが、時にはちょっと立ち止まって、自分を振り返ってみる時間も必要です。家族や他の人から期待されているからやっているのではなく、自分から進んでやりたくてやっているのか、「自分らしさ」をちゃんと持っているのかをよく考えてみてください。 【3年生】JA品評会見学世田谷区内でおいしい野菜を作っている農家の方々の、思いや努力を学ぶことができました。 野菜を使った宝船を見て、子どもたちはかん声を上げていました。 3年社会科見学見学した場所は、等々力渓谷、次大夫堀公園、そして世田谷市場です。 等々力渓谷では、世田谷とは思えないほどの豊かな自然を満喫してきました。 自然だけでなく、歴史を感じるものがいくつもあり、子どもたちはその見学も楽しんでいました。 次大夫堀公園では、古民家の説明を受けたり、昔の道具を見学したりしました。 その後、みんなで楽しくお弁当を食べました。 世田谷市場では、DVDを見たり、花や野菜のせりをする場所を見たりととても勉強になりました。 最後の質問コーナーでは、時間切れになるまで質問が絶えることなく、疑問をどんどんぶつける姿に、校長先生も「意欲的でいいですね。」とほめていました。 充実の社会科見学をすることができました。 これから、教室でまとめの学習を進めていきます。 全校朝会での学校長の話
11月16日
おはようございます。 先週の週末に展覧会がありました。これは1年おきに開かれるので1年生と2年生にとっては初めての行事です。きっと今回の展覧会のテーマのように、どんな雰囲気なんだろう、と心が「ときめいて」いたのではないでしょうか。校長先生ももちろん初めてなので「わくわく」しながら展覧会の日を楽しみに待っていました。 土曜日は皆さんの家族の方や地域の方が大勢見に来てくれました。もちろん、家族の方は自分の子どもがどんな作品を作ったのかを見に来たのですが、同時にお友だちや他の学年の子どもが作った作品をみて、「すごいね〜」「いいね〜」という声が体育館のあちこちから聞こえてきました。「烏山北小学校の子どもがもっている、一つのものを集中してつくりあげる力のすごさを実感しました」と知り合いの地域の方が言っていました。 展覧会といえば、校長先生には悔しい思い出があります。その時作った木工作品がハンガーでした。肩の形にあわせて、木をゆるやかにカーブを描いて切るのがものすごく大変でした。なぜかというと、今から40年前の学校には電動糸鋸なんてなかったので、手で引く糸鋸を使ってギコギコ一生懸命ひたすら切り、ギザギザしている切り口にヤスリを丁寧にかけてすべすべにしたあと、音符の模様とか富士山の絵などを描いて仕上げました。校長先生にとっては自信作だったのです。しかし、展示を見に来た小学生が「これすごいね〜」と言ってくれたのに、そのお父さんが「これは木のハンガーを買ってきてそれに模様を書いたんだよ。こんなの自分で作れるわけないもんな」と言ったのを聞いて涙が出そうになりました。展覧会が終わったあと、もう捨てようかと思っていたのですが、校長先生のお母さんがこう言いました。「こんなの自分でつくれるわけない、って言ったっていうことは、それだけお店で売っているものと見分けがつかないくらいすばらしいってことじゃないの。それは褒められたと考えた方がいいんじゃない」そうか。そういう考え方もあるのか。この一言でやはりとっておくことにして、先生のお父さんやお母さんに実際に使ってもらうことにしました。 それから45年たった今でも、先生の家のコートをかけるハンガーとして立派に役に立っています。今でも、そのハンガーを見るたびに苦労して作ったことを思い出します。 みなさんも、今日から作品を持ち帰ると思います。必ず丁寧に丁寧に、お家まで持ち帰ってください。そして、お家の人にもう一度みせて、作品を作るのにどんな苦労があったかを話してください。世界でたったひとつしかない、すばらしい作品です。できたら、みなさんが大人になるまでとっておいてください。 センター移動教室センターでは、プラネタリウムと郷土資料室で世田谷についての調べ学習を行いました。 プラネタリウムは、星座早見板を使い、星の動きを見たり、この時期にどんな星座が見えるのかを確かめました。 郷土資料室では、事前に自分の調べたいテーマを決め、それについての資料を見つけ、ビデオを見たり、表を見たりしながら学習しました。 子どもたちは初めての体験で、プラネタリウムの大きさにびっくりしていました。調べ学習でも、世田谷の歴史映像を集中して観ていました。 一人一人が課題をもって取り組むことができ、とても充実した時間を過ごすことができました。 展覧会本日は、展覧会保護者鑑賞日になります。子どもたちも、保護者の方々にみていただけるのを楽しみにしています。どの作品も、子どもたちの思いがこめられた作品になっていますので、ぜひご覧ください。 全校朝会での学校長の話
11月9日
おはようございます。 今日は、3年生と4年生に毎朝配っている小学生新聞の記事からのお話です。先週の木曜日の新聞に、日本でシーテックという展示会が開かれたことが載っていました。これは、最先端の技術を集めて作った新製品や近いうちに売り出される製品を世界の人にお披露目する展示会のことで、今年は特にロボットが多く出品されていたということ。 新聞では、「この技術がオリンピックの開かれる5年後に実現したとしたらどんなことができるか」という想像図が載っていました。例えば「今日は寒いな〜。」と言うと、ロボットが「暖房をつけますか?」と答えてエアコンのスイッチを入れてくれる。宿題をやっている小学生が「え〜と、円の面積を出すにはどうするんだっけ」とつぶやくと「半径×半径×3.14だよ」と教えてくれる。なんだか夢のような世界ですね。でも、この技術は5年後に実現する可能性が高いのだそうです。 なぜ、そんなすごいことが今の日本人はできるのか。それは、今から50年くらい前、日本中で夢の実現に向かって寝る時間も惜しんで努力をし、新しい技術を発見したり発明したりした大勢の人がいたからです。その頃に流行ったアニメがあります。22世紀から来たネコ型ロボットのアニメ、ドラエもんです。そのおなかにある四次元ポケットから出でくるひみつの道具。当時の人たちがこんなものがあったらいいな〜と夢に見たものばかりですが、それを本当に作ってしまおうとした人たちが今の60歳以上の人たちでした。例えば「ほんやくこんにゃく」。これを食べれば、どんな国の言葉も日本語で聞こえるし、日本語でお話しても外国の人にはその国の言葉で聞こえてしまう、というすごいこんにゃくです。でも、今スマートフォンに日本語に話しかけると、英語や中国語などに翻訳されて音声で出てきます。ドラエもんのひみつの道具が現実に表れ始めています。 みなさんも「こんなものがあったらいいな」「こんなことができたらいいな」という気持ちを大切に、ねばり強くがんばる気持ちを持ち続けて、何年後か何十年後に世界中の人を幸せな気持ちにできるものを作ったり発見したりできる人になってください。 全校朝会での学校長の話
11月2日
おはようございます。 今日から11月です。今朝はものすごく寒いですね。体調など崩していませんか。 今月の人格の完成は「フェア」というテーマです。 人間が生きてきた歴史の中では、差別やいじめを何とかやめよう、やめさせようとして多くの人がいろいろな努力をしてきました。しかし、毎日のニュースを見ていると世界中から差別やいじめはいまだなくなっていません。 やはりいじめや差別は永遠になくならないのでしょうか。国と国との争いや差別は、長い間いろいろなことが原因になっているので、解決するのはとても難しいです。でも、例えば学校で差別やいじめを止める方法はあります。それは、最初に「いやだな」と思った時を逃さない、ということです。 例えば、友だちとケンカをするとします。お互いに言い合いになった時、相手の子から自分の体や性格のことを「弱いところ」として言われたとします。ケンカの内容とはまったく関係がないことで相手に勝とうとするわけです。そういう時に、「そういう言い方はすごく心が傷ついた。そういうことを言うのは卑怯だ」ということが大事です。まわりで聞いていた人も「そういうことを言うのはずるいよ」と言ってあげることです。ケンカや言い合いにもルールがあります。そのことを相手に教えてあげることです。 それから、もうひとつ大事なのは、相手が自分の弱いところを言ってきたときに「なにおっ!」と悔しくなって、自分も相手が嫌がることを言い返さないこと。言い返したら、結局、自分も相手の悪口を言ったのと同じです。フェアではありません。 日本には、昔から武士道いう考え方があって、たとえ戦いの時でも相手の家族を人質にとるとか、大勢で一人の人を囲んでやっつけてしまうとか、そういう卑怯ことはしない、という考え方がありました。 みなさんも、同じ日本人としてぜひ、この卑怯なことをしない、という考え方を大事にしていってほしいと思っています。 全校長会での学校長の話
10月26日
おはようございます。 今日は応援することについてみなさんに考えてもらいたいというお話です。 先週の木曜日、6年生と一緒に、連合陸上競技大会に行ってきました。区内の同じ小学校20校以上の人たちと、100メートル走やハードル走、高飛び、走り幅跳びなどをやって競う催しです。校長先生は、一日中、トラックの中で競技のお手伝いをしながら、北小の子どもたちは頑張っているかな、と見ていました。ふと、遠くの競技に出ている人以外が座っているところを見ると、紙に黒い固まりが8個ポツポツと書いてあるのが見えました。何だろう、と思って近づいてみると何とあの「北カラス君」ではありませんか。カラス君の横には、6年生が書いた応援メッセージが書いてあります。走っている人には、他の学校の声援と一緒になって、同じ学校の人が「がんばれー」と言っても聞こえないことがよくあります。でも、走っている人にも、あの北カラス君が八羽並んでいると、よ〜く見えます。しかも烏山北小学校だとすぐにわかります。こういう気持ちの伝え方もあるんだな〜と新しい発見をした気分でうれしくなりました。 それから、一昨日の土曜日にお隣の烏山中学校の合唱コンクールを聞きに行ってきました。中学校の合唱コンクールのすごいところは、授業では音楽の先生に教えてもらいますが、朝や放課後の練習内容や方法をぜんぶ自分たちでやるということです。担任の先生が、前に立って「あ〜しなさい。こ〜しなさい」と教えることはまずありません。歌わない人や練習に遅れてくる人に対しても注意するのをぐっと我慢します。そういう人たちをどうやってやる気にさせるかを考えるのも立候補で決まった実行委員やパートリーダーの人なのです。いろいろやってそれでもダメで途方にくれたときに初めて担任の先生がどうやったらいいかのアドバイスをしてくれます。だからこそ、みんなの気持ちが一つになって合唱が完成したときの喜びはものすごく大きいのです。「自分たちの力で完成させた」という気持ちがもてるからです。ものすごい自信になるからです。担任の先生がこのような形で子どもを応援することもあるのです。 このように「がんばれー」と声にださないけど、いろいろな形で応援することがある、応援する人がいる、このことに気がつく人になってほしい。そのためには、苦手なことや難しいことに初めからあきらめないで挑戦することを積み重ねていくことです。大変な思いをしたからこそ、人からの暖かい気持ちがうれしく感じられるのです。 10月音楽朝会「問いと答え」をテーマに、ソプラノが話しかけてアルトが答えるということを意識しながら、練習してきました。 音楽朝会でも、優しい声と表情で歌っている子が多く、気持ちのこもったすてきな歌声を響かせることができました。 |
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