3月24日 修了式の学校長の話
今各学年の代表の人に「修了証」を手渡しました。
昨年の修了式の時もお話をしましたが、今日みなさんが教室で手渡される修了証には 「本校第○学年の課程を修了したことを証する」と書いてあります。この修了という漢字には『勉強が身についた』という意味があります。 勉強したことが身につく、つまりしっかり頭に残っていて、すぐにそれをノートに書くことができたり、友達や先生に説明することができる。そこまでできた時、初めて勉強が身についた、と言えるでしょう。 では、どんな勉強の仕方をするとそうなるのでしょうか。 実はこれから教室でもらうあゆみの『よりよく伸びるために』というところに、担任の先生がヒントを書いてくれています。 少し紹介してみましょうか。 「できないことを以前はすぐにあきらめることが多かったのですが、今では諦めない粘り強さが出てきました。漢字のテスト直しでは、間違った漢字を何度も書き直して練習をするほどです」 この先生は、諦めない気持ちが大切だと言ってくれています。 「毎日『今日は〇〇が楽しかったなあ』という前向きな発言をします。反対に『つまらなかったなあ』とは決していいませんでした」 この先生は、辛くとも悲しくとも、気持ちは常に明るく前向きに考えようということを 伝えてくれています。 「体育の縄跳びでは、なかなか自分の思うように飛べず、苦労していましたが、休み時間や家でも練習を続け、20回以上連続飛びができるようになりました」 とにかく、苦手なものは繰り返し、繰り返し粘り強く取り組む姿勢が大切です、と言ってくれています。 今日、あゆみをもらったら、先生が書いたみなさんへのメッセージを何回か声に出して読んでみてください。そして、担任の先生の言葉をしっかり受け止めてください。 4月から全学年でクラスが替わります。今まで仲よかった人と離れてしまうのではないか感じる人もいれば、だれと一緒のクラスになるだろう、とドキドキしている人もいるでしょう。でも、クラス替えがあるということは、新しい友達と今よりもっと楽しいクラス、みんなと一緒にひとつのことができるワクワクするクラスを作るチャンスでもあります。担任の先生だけでなく、校長先生も、副校長先生も、音楽や図工、家庭科の先生も、きこえとことばの先生も、そして主事さんや事務の人も、栄養士や給食調理の人も、みんなでひとりひとりを応援しています。 今から来月の始業式をわくわく、どきどきしながら待っていてくださいね。 【3年生】そらいろのたね お楽しみ会5年生 思いを伝えよう
5年生の社会科で情報の学習を行います。その内容を掲載します。
『校長先生、教室に登場』 2月13日の土曜日。2時間目の授業に校長先生の授業がありました。めあては、 「見出しをつけよう」でした。最初に、新聞をコピーしたものに、自分たちで付けたり、あらかじめにクラス全員で書いていた作文に見出しを付けたりしました。 しかも、となりの友達の作文に見出しを付けるものでした。全員が真剣に考えておもしろい発表もありました。 2時間目の校長先生の授業は、楽しい一時間でした。 全校朝会での学校長の話
3月14日
おはようございます。 来週の木曜日は終了式です。みなさん、昨年の4月からよく1年間頑張りましたね。あと10日、最後の踏ん張りです。そして6年生は卒業式を迎えます。卒業生は、6年間の頑張りを、歌と呼びかけ、そして卒業証書を受け取る手に込めてください。 ところで、先週の金曜日、3月11日の小学生新聞に「災害に備える」ために「普段から準備しておくこと」という特集記事が載っていました。東日本大震災から5年がたち、もしあのような大地震が東京のすぐそばで起きたらどうするか、ということを子どもたちも真剣に考えてますか、という呼びかけだと校長先生は思っています。 地震が起きても「烏山北小学校の体育館に避難すれば大丈夫」と思っている人はいませんか?本当に多くの家が倒れる地震が起きたら、この体育館はあっという間に避難する人で埋まってしまいます。そして、この隣にある防災倉庫にある水と食料もあっという間になくなり、ほとんどの人は水も食べ物もない状態で何日も,いや何十日も過ごさなくてはなりません。 先程の小学生新聞には「飲み水と非常食は3日分、自分で用意しましょう」と書いてありました。よく地震直後のテレビの映像を見ると、体育館でおにぎりが配られていたり、ボランティアの人が豚汁を渡したりする場面が多いので誤解している人が多いのです。あれは、あくまで被害にあった人が、何千人いう数で、助ける人が何百人もいるからできるのです。 東京の近くで大きな地震が起こったらそうはいきません。だって、世田谷区だけでも88万人が住んでいるのですから。 ですから、まずいざという時のために、自分で用意できるものを自分で考えてすぐに持ち出せるようにしておくことが大切です。自分で自分の命や生活を守ることを「自助」といいます。これからの大災害にはこれが特に大切になります。 さきほどの新聞記事は、校長室の外にある掲示板に張っておくのでぜひ見ておいてください。 バナナおにごっこ集会行った遊びは、「バナナ鬼」。今年度最後の集会ということで、集会委員が6年生にアンケートを取り、全校が楽しく安全にできるように工夫しながら計画しました。 1回戦目は、1・2・3年。2回戦目は、3・4・5年。 3回戦目は、4・5・6年。そして、4回戦目は、1・2・6年生です。 どの回も、他学年と交わりながら、一生懸命に走る姿が見られました。「すごい楽しかった。」「鬼に捕まらなかったよ。」などの声も聞かれ、今年度最後にふさわしい集会になったように思います。 進級を祝う会
3月10日
本校で、きこえとことばの教室の進級を祝う会が開かれました。 第1部の発表会は、子どもたちが先生と一緒になって考えたクイズや手品などの出し物が披露され、見に来てくださった家族や先生方に拍手喝采を浴びていました。第2部の修了式では、6年生と3月で退級する子どもたちには『修了証』が、そのほかの子どもたちには『がんばり賞』が校長先生より手渡されました。6年生は、今までの感謝の気持ちやこれからの決意を書いた作文をみんなの前で読みました。 以下の文は修了式の校長先生の挨拶です。 まずは、進級そして6年生は‘卒業’おめでとうございます。昨年は、途中から参加したので、第1部の祝う会をほとんど見られませんでした。今回は、ぜひ最初から見ようと楽しみにしていました。そして、みなさんが先生方と一緒に考えて練習してきた出し物を見て、心の底から楽しませてもらいました。なぜ、こんなに面白いものができたのかというと、やはりそれは、みなさんが一生懸命練習を積み重ねてきたからだと思います。何事にも一生懸命に取り組むことがとても大切です。 もうひとつ大切なことがあります。それは今日、みなさんが演じていた途中でいくつかハプニングが起こり失敗もありました。でも、それを気にせず、堂々と演じていたので逆に笑いが起こりました。失敗しても気にせず、勇気を持ってやりとげていましたね。祝う会のクイズの中で『校長先生の好きなものは?』という答えが『バイク』でした。若い頃からオートバイが大好きでした。今までに2回転んで足と手を骨折しました。その時は、痛みと「また転ぶのではないか」という気持ちで、乗るのをあきらめようとしたことがありました。でも、今乗り続けているのは、好きなことなので、乗り続けることで痛さと怖さを克服できたからです。みなさんも、これから生きていく中で、いろいろなことに挑戦していくと、必ず失敗が何度もあるでしょう。でも、好きなことややりたいことがあったら、失敗を恐れず、挑戦し続けてみましょう。 最後に、ご家族の皆様。ぜひ、今日までがんばった、この子どもたちを今後も見守っていってください。よろしくお願いいたします。 もうすぐ2年生今日は、学年で集まって、入学式で行う歓迎の演技の練習をしました。 4月に入学する1年生のために一生懸命です。 すてきな演奏ができるように、ひとり一人頑張っています。 全校朝会での学校長の話
3月7日
おはようございます。 今月の人格の完成のテーマは『希望』です。校内のポスターには『つらいことや悲しいことがあっても、くよくよしないで、気持ちをきりかえようとしているよ』という言葉が載っています。そうすることができれば一番いいのですが、中にはそう簡単に気持ちを切り換えられないこともあります。今週の11日、3月11日はそんな日のひとつですね。東日本団震災から5年目の日です。未だに18万人の人が避難していて、元のお家に戻れない生活が続いています。命を落とした人と行方不明の人をあわせると1万8000人もいるのです。 実は、日本人として忘れてはいけない日がもう一つあります。それは今週の10日です。今から70年前の3月10日。まだアメリカと戦争をしている最中のこの日の深夜0時過ぎに、アメリカ軍の爆弾を積んだ飛行機が300機も東京の空に飛んできて、爆弾を落としました。この日だけで10万人もの命が失われ、100万人が住む家を失ってしまいました。命を落とした人と家を失った人の数は、東日本大震災の5倍もいて、しかも東京23区の狭い場所でこれだけの被害にあいました。この世田谷区にも爆弾が落ちました。 アメリカ軍が落とした爆弾の数がものすごい数で、一番集中して落とされた区では1平方メートルあたり3発の爆弾が落ちた計算になります。1日たった東京都内はコンクリートづくりの建物以外は全て焼けてなくなっていたそうです。 しかし、70年後の今では、そんなことがあったとは思えないほど、東京中心部は高層ビルが立ち並ぶ世界有数の都市になりました。当時の日本人は家族や友だちや家など大切なものを失っても、悲しみをこらえ、気持ちを切り換えて希望をもって生きていこうとしていました。そんな人たちが頑張ってくれたからこそ、今の日本があることを忘れないようにしましょう。 クラブ希望調査クラブが成立するように、子どもたちが自ら考えて調整し、3月14日には来年度のクラブが決定します。 青がし活動・お礼の会・青がし給食6年生を送る会1〜5年生が合唱や合奏などの出し物で、これまでお世話になった6年生に感謝の気持ちを伝えました。それぞれの学年の個性が出ていて、とても盛り上がりました。 6年生からは、お礼にディズニーメドレーの素敵な合奏を披露してくれました。 最後は全員で「栄光の架け橋」合唱しました。 クラブ発表会来年度からクラブ活動が始まる3年生は「このクラブに入ってみたいな」とクラブ活動に胸をふくらませながら発表を聞いていました。4〜6年生も、他のクラブ活動の様子を知り、来年度の参考になったようです。 クラブ発表集会3年生クラブ見学【3年生】茶道体験【3年生】洗濯のうつりかわり【3年生】洗濯実習全校朝会での学校長の話
2月22日
おはようございます。 先週インフルエンザで学級閉鎖をしたクラスや10人近くお休みしているクラスもあるので、これ以上風邪で休む人が増えないように放送の朝会にしました。 2月の初めに、風邪予防のために気をつけることついてお話をしました。 みなさん覚えていますか。大切なことのひとつは、手洗いとうがい。そして、もうひとつはいつもより長く睡眠をとることでしたね。じつは、もうひとつ大切なことがあります。それは、食べものです。元気のみなもととなる食べものといえば、お肉やお魚などがすぐ思い浮かびます。でも、肉や魚ばかり食べていると、食べものを消化する胃や腸が疲れてしまい、お腹の調子が悪くなって体調を崩してしまいます。 では、肉や魚とあわせて何を食べたらお腹の調子をよくすることができるでしょうか。ひとつは野菜です。野菜には色がついていますが、いろいろな色の野菜を食べてください。そしてもうひとつは人間が大昔から大切にしてきた発酵食品です。これは、空気の中にいるちいさなちいさな微生物というお腹のためによい働きをしてくれる菌の働きでおいしくなる食べもののことです。たとえば、納豆や漬物、そして鰹節や醤油、味噌などです。鰹節や醤油、味噌は給食でもよく使われています。 なんでも、好き嫌いなくバランスよく食べることが大切です。学校で食べる給食はいま言った体のためになるものが全部入っています。頑張って、残さずに食べましょう。もちろんよく噛んで食べてください。 全校朝会での学校長の話
2月15日
おはようございます。 もう2月も半ばです。3月の終業式や卒業式まで学校に来るのは、約1カ月となりました。6年生は、今まで使ってきたランドセルを見ると、いろいろな思いがめぐってくるでしょう。今日はそのランドセルのお話です。 昨日の新聞の投書欄に、中学1年生の女の子の声が載っていました。6年間使い続けたランドセルを海外で必要としている子どもに寄付をすることにしたという記事です。アジアやアフリカには、日本の小学生にあたる年齢の子どもが学校にいけない、勉強したくてもできない国がまだたくさんあり、6年間大切に使われたランドセルが大人気だということは以前校長先生も新聞の記事で読んだことがありました。 世界には、子どもの人数に対して学校や机の数が圧倒的に足りないため、屋外やテントの中で机なしに勉強しなければならず、その点日本のランドセルは頑丈にできていて固い面があるため、ノートをとったりするのにとても重宝しているとのこと。 新聞記事に出ていたその女の子のランドセルは多少傷もついているけど、6年間の悲しかったこと、うれしかった思い出がたくさんつまっていて、大人になるまでとっておこうと思っていたそうです。でも、大切に使っていたランドセルが他の国で大切に使われると思うだけでうれしくなるので寄付をすることにしたのです。実は、日本から送ったまだ使える鉛筆や消しゴムもその国では大切に大切に、使ってくれるのです。 公共のものを大切にするのは当たり前です。みんなで使うものを粗末にすると他の人に迷惑がかかるからです。でも、自分のものだからどう使おうと勝手だ、という人もいます。でも、大切に使うことで、それがさらに他の人を幸せにすることができるかもしれない。そう考えると、やはりすべてのものを大切にする気持ちは大事にしなくてはいけません。 全校朝会での学校長の話
2月8日
おはようございます。 先週からインフルエンザなどの風邪をひいてお休みしている人が増えてきました。まわりにある小学校では、たくさんの人がお休みしたので学級閉鎖をしているところもあります。風邪を引いて熱がでると、体がだるくなったり気持ち悪くなったり、とにかく風邪をひかないようにすることが一番です。ではどうしたら風邪を引かないようにできるでしょうか。 昨日の新聞で、読者に「風邪予防のためにしていることは何ですか?」と聞いたランキングが出ていました。さて第一位はなんだと思いますか? それはうがいと手洗いです。手洗いはもちろん「あわあわ手洗い」ですね。これからも続けてください。しかし、それでも防ぎきれないでウィルスが体に入ってしまったら…。風邪を引いてしまったら。どうすれば早く治すことができるでしょうか? 正解は「すいみん」です。これは多くのお医者さんが口を揃えて言っていることです。強力なお薬を飲むよりも、元気がでる食べものを食べるよりも、ほんとうに良く効きます。 なぜ、よく眠ると治りが早いのか。実は人間の体には「リンパ」という透明の液体がながれています。ひとつひとつは目には見えないものすごく小さな細胞からできています。そのリンパ液が、外から入ってきた風邪やインフルエンザのウィルスと闘ってくれる役目をしています。そのリンパの力を強くしてくれるのが「すいみん」なのです。「すいみん」を充分にとっている人は、リンパの力が最大限に強くなって、ウィルスをやっつけてくれますが、「すいみん」が短い人のリンパは闘っている間に時間切れとなり、逆にウィルスにやられてしまいます。ポイントは「いつもよりも早い時間に寝る、そしてたくさん眠る」です。もし、学校で具合が悪くなったら、お家に帰って、たくさん眠るようにしてください。保健室で眠っても深い「すいみん」ではないので、効果があまり期待できません。しっかりした「すいみん」をとって風邪やウィルスに負けない体をつくってください。 ※「すいみん」と「リンパ」は大きく紙に印刷をして全校児童に見せながら話をしました。 |
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