人格の完成6月「責任」講話のはじめ、小島先生は次の質問をしました。 「人の役に立ちたいと思っている」 するとたくさんの生徒が「はい」に手をあげました。 「掃除をさぼってしまったことがある」 この質問に自信をもって「いいえ」と答えられる生徒はあまりいませんでした。 人の役に立ちたいと思ってはいても、それを行動に移すのはなかなか難しいものです。例えば、掃除の時間に「ゴミを捨ててくれる人?」と先生が聞くと、なぜか誰も出てこない。これは学校生活によくある光景です。確かにゴミ捨ては面倒な仕事かもしれませんが、それをしないと誰かの迷惑になってしまうのです。そこでゴミを捨ててくれる人がいれば、みんなの生活が気持ちよくなります。言い換えれば、小さなことでも自分の役割に責任をもって取り組むことは、人の役に立っているのです。そして、人の役に立つことができた自分をもっと好きになることができます。 責任をもって仕事をすることは、必ず自分にも他の人にもプラスになります。ぜひ今月は小さな仕事にも責任をもって取り組んでいきましょう。 |