11月30日 図工室より

 先週の11月25日(土)、二子玉川で行われた脚本家の倉本聰さんの講演会「森と住まいと私」(主催:伊佐ホームズ)の会場に、4年生の「木々との対話―生きている木を描く―」の作品(全員)を展示していただきました。講演会に訪れた多くの方々が、子どもたちの描きだした木の前に立ち止まり、“木々との対話”を楽しんでくれていたようでした。
追記
 倉本聰さんの講演会の中で、「この家を建てるために何本の木を切ったのだろう、その木はどれくらいの時間をかけて育ってきたのだろう、そういうことを実感することが大切なのではなかろうか」というお話がありました。原点を知る、原点に立ち返ることで物事の本質がわかってくる。便利さや効率を追求しがちな今の世の中では、知らず知らずのうちに私たちから多くの実感を得る経験を奪っているのではなかろうか。そんなお話でした。原点に戻って、原点を知ることで全体を考える、という発想を常に持ち続けながら生活することに意味があるのではないだろうか。そのようなことを考えさせられました。
 一見、無駄、非効率と思えることの中にもたいせつな学びがあるように思います。図工では、そういう無駄、失敗の経験も授業の中にきちんと位置づけていきたいと思います。(図工専科)


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