夢に向かって
芦田選手が、リオパラリンピックと2017世界パラ陸上競技選手権大会で勝ち取ったメダルを見せてくださいました。子供たちから「わあ」「すごいね」と感嘆の声が上がりました。拍手も沸き起こりました。その後は質問コーナーです。お話を聞いた感想を含めて、質問する子がたくさんいました。
夢に向かって
「一番うれしかった大会を教えてください」「悔しかった試合はありますか」「好きな選手はいますか」「運動を好きなったきかっけを教えてください」「人生でいちばんうれしかった瞬間はどんなことですか」「今の夢は実現した後の次の夢は何ですか」など、各学級から代表1名が質問しました。みんな芦田選手のお話をしっかり聞いていたことがわかる内容のある質問でした。芦田選手も子供たちの質問にていねいに答えてくださいました。
夢に向かって
芦田選手からのお話・・・心に響きました。勇気が湧いてきました。夢に向かってがんばろうと自分のよさを見つめ直しました。全校児童を代表して5年生がお礼の言葉を述べ、感謝の花束を贈りました。全校の子供たちは心からの拍手でお礼を伝えました。
夢に向かって
2時間目の芦田選手による心に響くすてきなお話の後は「速く走ろう」をテーマにした学習です。パラリンピアンの芦田選手に直々に実技指導をしていただきました。指導を受けるのは6年生。連合運動会に向けて、子供たちの意欲と技能を高めることをねらっての学習です。走ることの2つの大切な「基礎」を教えていただきました。
夢に向かって
芦田選手によるスポーツ教室のはじまりは、まず走ることでした。芦田選手も子供たちと一緒に走ってくださいました。担任も一緒に走りました。
夢に向かって
1つ目の「基礎」は「姿勢」です。「姿勢」はスポーツをするうえでとても重要なポイントだそうです。左右のバランスや体幹を整えることが欠かせません。腕を大きく上に伸ばし、おへその位置を確認しながらよい姿勢を意識しました。目をつぶってゆっくり歩き、自分の体のバランスを知りました。基礎をていねいに身につけていくこと、基礎を重ねる順番を間違わないことの大切さも教えていただきました。姿勢を正すことで、パフォーマンスを十分に発揮できる・・・芦田選手がよい姿勢の時のジャンプを見せてくださいました。姿勢が悪いとまったく跳び上がることができないのです。
夢に向かって
2つ目の「基礎」として教えていただいたのが「前に弾む」、ばねを使ってリズムよく弾むために肩に友達の手を添えてもらって練習しました。ポンポンポンと弾むリズムを体感しました。子供たちは、この弾みを走りにつなげていきました。芦田選手は子供たちの走りに声をかけ、励ましてくださいました。
夢に向かって
弾むことを意識することで、自然とストライドが長くなって子供たちの走りのフォームが力強くなっていきました。
夢に向かって
代表の子供たち3名が芦田選手と50メートルを一緒に走ることになりました。子供たちも自分から立候補し、やる気満々です。スタートのフォームがみんなとてもかっこよかったです。でも、やっぱり芦田選手には到底かないません。あっという間にゴールする芦田選手に、子供たちはみんな感動のまなざしです。2020年の東京パラリンピックで金メダルを目指している芦田選手。みんなで心から応援したいと思います。
夢に向かって
授業の最後に、子供たち全員に向けて、芦田選手からメッセージをいただきました。「スポーツは『基礎』とても大切。正しい『基礎』を丁寧に積み重ねていくことで、自分の力を伸ばすことができるし、最大限の力を発揮することもできる。『基礎』をていねいに、正しく積み重ねていくことで、積木はどんどん大きくなり、自分を成長させることができる。このことはスポーツの世界だけに言えることではない。どんなことも、自分の力を発揮するために、そして自分の力を一層大きくするためには『基礎』がとても大切になる。学校生活でこの『基礎』をしっかり身につけるためにがんばってほしい。」そんなすてきなメッセージでした。お別れを惜しむかのように、子供たちが芦田選手の周りに集まりました。握手を交わす子供たちの表情の中に、今日の授業でたくさんのことを学んだ成就感を感じました。
夢に向かって
25日に行われる連合運動会の種目である「走り幅跳び」について、子供たちが遠くに跳ぶためにはどうしたらいいのかアドバイスを求めて芦田創選手に声をかけました。子供たちの熱い思いに応えて、ていねいに走り幅跳びのポイント教えてくださった芦田創選手。フォームについてのご指導を生かして連合運動会でがんばります。
夢に向かって
授業の最後にみんなで記念写真を撮りました。芦田創選手をお迎えして行われた「夢に向かって」の授業、とても充実した2時間になりました。特に6年生は、25日に行われる連合運動会に向けて、貴重なワンポイントレッスンを行っていただきました。芦田肇選手も夢に向かって、これからも努力を続けていくことを子供たちに熱く話されていました。子供たちもきっと、夢に向かって、好きなことに向かって努力を惜しむことなくがんばって学校生活を送っていくことでしょう。芦田肇選手、ありがとうございました。
いのちの教室
10月18日、6年生を対象に「いのちの教室」が開かれました。ライフセービングでご活躍の飯沼誠司選手をゲストティーチャーにお迎えして、命の大切さについて学びました。最初に全員でDVDの映像を見ることから授業がスタートしました。一人一人がもっているかけがえのない命、大切な命を感じるDVDでした。今日の授業は、命が一人ひとりにとってかけがえのないもの・・・だからこそ人命救助についての理解を深めよう・・・という願いからスタートしています。
いのちの教室
ご用意いただいたキットを使って、実際に心臓マッサージを体験しながら人命救助について理解を深めました。さあ、練習のスタートです。
いのちの教室
飯沼選手から、心臓マッサージを行う上で、大切なポイント教えていただきました。子供たちは飯沼選手の動きをしっかり見ています。お手本の動きを一緒に行い、練習を重ねました。
いのちの教室
お借りしたAEDキットを使って、子供たちが心臓マッサージの練習をしました。手にかかる力の大きさや腕をまっすぐに伸ばす大変さを実感しました。
いのちの教室
二人一組になって、AEDの使い方と心臓マッサージの練習をしました。「誰かが人命救助でできる」という考え方から「多くの人の力があれば、助けられる命も増えていく」「AEDという万能な機械があっても、それを使うのは私たち人間。人を助けるには時間がかかるときもある。多くの人が協力することがとても大切。」という飯沼選手のお話に心が打たれました。
いのちの教室
本物のAEDを見せていただきました。このAEDを多くの人があたり前に使える日本になるよう、飯沼選手をはじめ多くの皆様が普及活動を行っています。6年生の子供たちも、今日教えていただいた命の大切さを心にとめ、社会や多くの人たちと関わっていってほしいと心から願う、そんな1時間になりました。
いのちの教室
AEDの授業が終わると、6年生たちは飯沼選手のまわりに自然と集まりました。飯沼選手の鍛えられた体に感動したり、授業の感想を伝えたり、子供たちらしいコミュニケーションの時間が生まれました。みんなで記念の写真も撮らせていただきました。みんなの笑顔が広がりました。
いのちの教室
命の大切さについて考えることのできたすてきな授業になりました。最後に飯沼選手にお礼の言葉を伝えました。飯沼選手から子供たち全員に「自分の命も友達の命も、かけがえのないみんなの命を大切にしようという」メッセージをいただき、「いのちの教室」が閉じられました。1時間の授業の中に、私たちが大切していく宝物がたくさん詰まっていました。飯沼選手、ありがとうございました。
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