全校朝礼校長講話の内容です。 みなさん、おはようございます。期末考査が終わり、2学期も大詰めを迎えています。特に、3年生は、進路希望先を決めなければいけない時期となり、気持ちが落ち着かない人もいることでしょう。落ち着かないときこそ、日々のあたりまえにやるべきことを大切にしてほしいと思います。時間を守ること、毎回の授業を大切にすること、声をだしてあいさつをすること、そんな日々の地道な努力の積み重ねが、望みをかなえる原動力になるのです。努力を惜しまないでください。そして、お互いに励まし合って、乗り越えていきましょう。 さて、明日12月4日から、10日までの1週間は人権週間です。1948年12月10日に、国連総会で「世界人権宣言」が採択され、それ以来12月10日は「人権デー」と定められ、今日に至っています。この機会に本日は「人権のあゆみ」について振り返ってみようと思います。 人が人らしく生きるために、生まれながらにもっているものが人権です。今では当たり前にある人権ですが、人権が保障されるまでには、人々の長い苦難の歴史と長年にわたる努力がありました。人権発達のあゆみを考える上で特に重要なできごとが、17世紀から18世紀にかけてイギリス・アメリカ・フランスで起こった市民革命と、その後の近代市民社会の成立です。この時代の人権思想発達に大きな影響を与えた思想家の一人にジャン・ジャック・ルソーがいます。ルソーは著書「社会契約論」の中で「人間は自由なものとして生まれた。しかし、いたるところで鎖につながれている。」と固定化された身分制度が前提となる旧体制の封建社会を批判しています。ルソーをはじめとする思想家は市民革命に大きな力を与え、1789年に起きたフランス革命の最中に発表されたのが有名な「フランス人権宣言」です。左上にルソーの言葉にある「鎖」が描かれています。その鎖はどうなっていますか? この断ち切られた鎖が、封建社会との決別を意味しています。フランス人権宣言第1条には「人は生まれながらに、自由で平等な権利を持つ」と書かれ自由に生きる権利が保障されました。20世紀に入り、第1次大戦後のドイツでワイマール憲法が制定されました。このワイマール憲法は、史上初めて人間らしく生きる権利である社会権を認めています。こうして人権は大きく前進していき、今日世界共通の概念となっていったのです。 誰もが「大切されたい。大切にしてほしい。みんなと仲良く学校生活を送りたい」と願っていることと思います。しかし、残念なことに、社会や学校では、いじめや暴力といった人権を侵害する事件や事故がおきています。決して許されないことがおきる背景には、人権に関する知識や理解の不足、相手の立場にたって考えずに自己主張をしすぎて、他の人の人権を踏みにじったり、人を傷つけたりしていることに気づかないという思いやりの欠如があります。そんな自己主張は、主張ではなく単なる「わがまま」です。 「人は一人一人みんな違う」という当たり前のことを自覚すること、違いを認め合うことが、お互いの人権を尊重する原点だと思います。そして、自分がしてほしくないことは他人にもしないこと、つまり、わがままを抑えて、自分をコントロールことを身につけていく必要があるのです。 また、12月3日から9日までは「障害者週間」にも定められています。みなさん一人一人が自分のこととして、真剣に人権について考えてください。 人として誰もが大切されていると実感できる駒沢中学校にするには、みなさん一人一人の力が必要です。いじめ、暴力、差別や偏見などの人権侵害を「人間として正しくないこと」として絶対に許さない、認めないという強い気持ちと行動力を持ち続けてほしいと思います。 平成30年12月3日 全校朝礼 駒の学び舎あいさつ運動
今日から駒の学び舎あいさつ運動が始まりました。生徒会本部役員とJRC部が昇降口で元気よくあいさつをしています。元気なあいさつから朝が始まると気分がいいですね。(遠藤)
男子バスケットボール部 練習試合
男子バスケットボール部は杉並区の松ノ木中と練習試合を行っています。ゲームの中では自分たちで考えてプレーをしなければいけません。互いに声を掛け合ってゲームを作っていきましょう。(遠藤)
卓球部
格技室では卓球部が活動中です。3球目攻撃の練習をしています。(遠藤)
女子バスケットボール部12/1(土)上馬地区防災塾 |
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