「3.11を忘れない...」特別コンサート
本日1時間目に、3年生のためにヴァイオリンとピアノによる特別コンサートが行われました。
ヴァイオリン演奏者の アテフ・ハリムさん ピアニストの 泉 博子さん ナビゲーターの 森 明美さん が来てくださり、5曲を演奏してくれました。 とても近い距離でヴァイオリンとピアノの生演奏を聞く機会は滅多にないことなので、生徒は貴重な体験をすることができました。 演奏曲は、 1 マスネ/タイスの瞑想曲 2 サラサーテ/チゴイネルワイゼン 3 リコルディ/パウダーロマンス(ピアノ独奏) 4 ブラームス/F.A.E.ソナタよりスケルツォ 5 菅野よう子/花は咲く でした。どの演奏も素晴らしく、生徒たちは、ヴァイオリンとピアノの音色に釘付けでした。 中でも、最後の曲は、明後日8年目になる東日本大震災の復興支援ソング。アテフさんはこれまで復興支援コンサートに度々出演し、被災された方々を励まし続けています。生徒たちも知っている曲だったので、色々な思いを胸に演奏に集中して聞いていました。とても感動的な時間を過ごすことができました。 【アテフ・ハリム氏のプロフィール】 エジプト人の父とフランス人の母の間にカイロで生まれ、5歳でヴァイオリンを始める。パリ国立音楽院卒業後、フランス国立管弦楽団入団。若くしてコンサートマスターを務めるが、数年度に巨匠ヘンリク・シェリングとの出会いから職を辞し、彼のもとで4年間内弟子として研鑽を積みソロに転向。ヨーロッパ各地の音楽祭やTV/ラジオ出演も多数。1993年、日本での演奏活動開始。全国でリサイタルを展開している。赤ちゃんと寄り添って聴くコンサート、タンゴとの競演などクラシック音楽の楽しさを幅広く伝える活動や、震災復興支援・カンボジアやミャンマーに学校や病院建設・小児がんの子どものためのチャリティーコンサートなども積極的に行っている。東大寺(奈良)、長谷寺(鎌倉)、世界平和祈念聖堂(広島)等での平和への祈りを込めた演奏も興味深い。日本ではこれまでに8枚のCDをリリースし、「徹底的に独自のスタイルを磨き上げ、誰も真似のできない世界を創り上げた」(『レコード芸術』誌)と高く評価されている。TVやラジオ出演も多く、ユーモア溢れる親しみやすいキャラクターで親日ぶりを発揮している。「音楽こそ、すべての人が分かりあえる唯一の言葉、そして平和につながる確かな希望」という信念のもと、情熱的な心で音楽の「希望」を伝え続けている。 |
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