Gravity〜休校中の君たちへ〜
「なぜ私たちは働くのか?」
「なぜ大人たちは働くのか?」 烏山中学校の先生が働く大人たちにインタビューをしました。私たちが生きるこれからの社会は不確実性が高く、予測不可能だと言われています。私たちはどのように働き、生きていけばよいのでしょうか。時間がある今だからこそ、「働く」「生きる」の大事なことを予習しましょう。 職業:建材製造メーカーの営業(販売)職 Sさん Q1、仕事の内容を教えてください。 建材(建物を作る材料)を販売店(建物を建てる会社)に売る仕事です。 Q2、なぜこの仕事に就こうと思ったのですか。 大学受験に失敗(3浪)し、大阪に居た友人を頼って家を出て、友人の父親の紹介で当会社に就職しました。友情と人脈は大切であることを知りました。 Q3、この仕事のやりがいや嬉しかったことは何ですか。 自社製品で住宅や工場が完成した時、売り上げ目標を達成した時です。 Q4、この仕事で必要な力は何ですか。 「やる気」と「諦めないこと」です。商品(建材)を買ってもらうために、販売店(※約200km離れている隣の県の販売店にも通いました)に何度も通い、商品の説明をしました。商品を買ってもらえないこともありましたが、諦めずに通ったことで、当時、勤めていた四国地方ではシェアNo,1になりました。 Q5、社会で活躍するために、中学時代にやっておいたほうがよいと思うことは何ですか。 全ての勉強(科目)は人間形成に最低限、不可欠です。幅広く関心を持って取り組むことが肝心です。スポーツ同様です。 Q6、なぜあなたは働く(働いた)のか? 基本的には自立して生きるためです。また、家族、友人、社会へ貢献することができるからです。 Q7、烏山中学校の生徒にメッセージをお願いします。 今、出来る事を根気よく続けることが大切です。まだまだ、将来における可能性は未知数(どのような展開が待っているかわからない)ので、今、出来る事を毎日根気よく続けることによって応用につながります。何であっても継続している事には、何故か説得力があります。 「働くことにおいて、選択肢は多々あると思いますが、八方ふさがりになっても、一歩踏み出す力をもっていれば、楽しくやっていける!」とのことでした。 では次回の「なぜ私たちは働くのか」もご期待下さい。 「今日できることに全力を注げ そうすれば明日は一段の進歩を見るだろう(アイザック・ニュートン)」 「Gravity〜休校中の君たちへ〜」新型コロナウイルスの感染症対策として烏山中学校の臨時休業が延長になりました。3月から続く臨時休業で毎日、家の中で過ごすことが多く、「もう何もすることがないよ。」という人も、もしかしたらいるかもしれません。 実は社会全体が現代と同じような状況になったことがありました。 それは1600年代のロンドンです。あの有名なニュートンは、勉強していた大学がペストという感染病の大流行で一時休校となり、やむなく故郷に帰りました。このあと、故郷での1年半のあいだに「万有引力の法則」をはじめ、いくつも優れた業績をあげました。「独創力の面で自分の生涯の最高の時であった」と後になってニュートン自身が語っているほどです。この期間は「創造的休暇」と呼ばれています。 みなさんはニュートンのような「創造的休暇」を過ごすことができているのでしょうか。まだ新型コロナウイルス感染拡大防止が必要で収束までには時間がかかりそうです。そこで烏山中学校の学校日記では、生徒のみなさんが少しでも有意義な時間(「創造的休暇」)を過ごしてほしいという思いから、教員のリレーコラム「Gravity〜休校中の君たちへ〜」をスタートします。みなさんが学校へ戻ってくるまで続く予定です。毎日、学校日記を確認してみてください。 「今日できることに全力を注げ そうすれば明日は一段の進歩を見るだろう(アイザック・ニュートン)」 |
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