図工「回転版画」【6年生】【5年生】 きょうどうタイム特別の教科道徳の授業【5年生】○ねらい 時には言いにくいことも言うユウコの姿から、相手のためを考えることが本当の優しさであることに気づき、進んで親切にしようとする心情を育てる。 ○教材の内容 1年生から3年生まで同じクラスだったユウコとハルカ。どんなことでもすばやくできるユウコは、いつもいろいろとハルカを助けていた。4年生になって別のクラスになっても、ユウコはハルカに声をかけてあげていた。5年生になって再び同じクラスになり、どの委員会に入るか決めることに。動物が大好きで飼育委員会を希望していたハルカに付き添うように、ユウコも同じ委員会を希望した。しかし、希望者が1人多くなり、ハルカはユウコと一緒になれないなら他の委員会を希望すると言い出す。それを聞いてユウコは(ほんとうにそれでいいのかな…。)と、考える。その後、ユウコは「やりたいことをちゃんとやったほうがいいよ。」とハルカにきっぱりと話し、自分は別の委員会に入った。 ○児童の反応 (1)4年生までハルコを助けていたユウコと、(2)5年生になって委員会決めでハルカにきっぱりと意見したユウコは、(1)と(2)どちらも親切にしようと行動していることを確認しました。その上で、(1)と(2)の親切の違いは何かをみんなで考えました。 (1)では、「ハルカを手伝ってあげたい。」「ハルカに喜んでほしい。」「ハルカを心配する気持ち。」というユウコの思いから、手伝ってあげたり教えてあげたりしているという意見が出ました。(2)では、「ハルカに楽しい学校生活を送ってほしいから、あえて離れるという選択をしている。」「ハルカは本当にやりたいことができているのか考えている。」など、ハルコの気持ちを大事にして行動しているという意見が出ました。 2つの親切の内容を考えて話し合ったことで、同じ親切でも「相手の気持ちや相手のためを考えることが、本当の優しさや親切である。」ということに気づくことができました。今後も本当の親切ができるように、相手の気持ちを考えることを意識したいと、振り返った児童がたくさんいました。 特別な教科道徳の授業より【1年生】
○教材名
「はしのうえのおおかみ」 ○ねらい くまに親切にされたおかみの変容を通して、意地悪をしたときよりも、親切にしたときのほうがずっと気持ちがいいことを理解し、身近にいる人に親切にしようとする心情を育てる。 ○内容 一本橋を渡るおおかみが、うさぎと出会う。「こらこら、もどれもどれ。おれがさきにわたるんだ。」と怖い声でどなる。「えへん、えへん。」おおかみは、このいじわるがとてもおもしろくなった。きつねと出会っても、たぬきと出会っても「もどれ、もどれ。」と追い返す。 ある日、その一本橋で自分より大きなくまと出会う。おおかみはあわてて、「わたしがもどります。」と言う。くまは、手を振って「ほら、こうすればいいのさ。」と、おおかみを抱き上げ後ろにおろした。おおかみは、くまの後ろ姿をいつまでも見送った。 つぎの日、一本橋でうさぎに出会ったおおかみは、あわててもどろうとするうさぎを、優しく呼び止めた。そして、うさぎを抱き上げて後ろへそっとおろした。おおかみは、前よりもずっといい気持ちだった。 ○児童の反応 前半では、意地悪をするおおかみの心情について考えました。おおかみは、「おれは、強くてかっこいいぞ。」「これは、おもしろい。」と小さな生き物たちを追い返すことが楽しくなっている気持ちを捉えました。 中盤では、くまの後ろ姿を見送るおおかみの気持ちをノートに書きました。 「あんなに、やさしいなんて。あんなふうに、なりたいな。」 「こわいとおもっていたけど、ぜんぜんちがったな。」 「やさしくしてもらって、なんていいきもちなんだろう。」 教師がくま役、児童がおおかみ役になり役割演技も行いました。くまに、親切にされたことで、親切な行動が意地悪をすることよりもずっと気持ちがいいということに気付く様子が見られました。 終末では、実際に親切にしたり、されたりした経験をふり返り、そのときの気持ちを考えました。親切にすると「心がポカポカする。」「温かい気持ちになる。」といった声がたくさんあがりました。 |
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