入学式の様子15(校長式辞)校長式辞より 本来ならば満開の桜のもとで行なう予定であった入学式ですが、それから二ヶ月が経ってしまいました。しかし、本日6月7日、時間は短かいけれど間違いなく一生忘れることのない船橋希望中学校第9回入学式を行えることを、校長として本当にうれしく思います。 まずは、船橋希望中学校に入学した一年生の皆さん、入学おめでとうございます。いよいよ今日から正式にフナキボ生です。 小学校を卒業してから二ヶ月の間どんな思いでしたか。みなさんの先輩たちも入学前には期待と不安が入り交じった気持ちだと話しています。でも今回は不安の方が大きいのではないでしょうか。でも、それは仕方のないことです。人類の歴史上、大きな波の真っただ中を生きているわけですから。 しかし、今日からフナキボ生となったみなさんは、不安に思っているだけでは前に進めません。中学校は、勉強の内容も生徒会や委員会、行事への取り組みもより高度になります。部活動という新たな分野への挑戦も始まります。失敗することもあります。その結果は自分で責任をもつのが中学校では当たり前です。でも、その失敗を乗り越え、全力で取り組んだ結果得られる充実感は人生初といえるほど素晴らしいものです。 でも、この不安な中、どうやったら全力で取り組むことができるのか。大丈夫です。みなさんは十一期生。この伝統的な呼び方には、九期生と十期生という先輩がついているという意味が込められています。日常生活でひたむきに努力を重ねる先輩の後ろ姿を追っていってください。先輩たちは皆さんを全力で応援します。特に三年の先輩、九期生は学校が三ヶ月もの間休校になり、学校での勉強ができず、受験がどうなるのか、心の中が不安でいっぱいなのにも関わらず、入学するみなさんのことを気にかけてたくさんのメッセージをおくっています。進むべき道に迷ったら、ぜひ後輩を大切にするこのような素敵な先輩たちを頼ってください。きっと応えてくれるはずです。そして船橋希望中の教職員も、そんな皆さんを全員で応援します。 さて、最後になりますが、保護者の皆様、長きにわたりお待たせした入学式へのご臨席を心から感謝いたします。小学校六年間を大変な思いでお子さまの成長を支えてこられ、やっと卒業という矢先に休校になり、さぞやご苦労の連続だったと思います。思春期を迎える中学校で、お子さまがこれから人として成長していくためには、離れた所から見守ることも多々必要になります。この様な世の中で距離を置き見守ることはとても心配になるとは思いますが、心の距離だけは離さないようにすれば、三年後、本校を巣立つ際の自立したお子さまの姿を目にした時その感激はよりひとしおになることでしょう。ぜひ本校の教育活動にご協力いただき、十一期生の成長を、本日出席がかなわなかった地域の方とともに見守っていきたいと思います。 以上入学式式辞といたします。 令和二年 六月七日 船橋希望学舎 世田谷区立船橋希望中学校 校長 菅野茂男 入学式の様子14(7組呼名)入学式の様子13(6組呼名)入学式の様子12(5組呼名)入学式の様子11(4組呼名)入学式の様子10(3組呼名)入学式の様子9(2組呼名)入学式の様子8(1組呼名)入学式の様子7(7組入場)入学式の様子6(6組入場)入学式の様子5(5組入場)入学式の様子4(4組入場)入学式の様子3(3組入場)入学式の様子2(2組入場)入学式の様子1(1組入場)ようやくこの日を迎えることができたことを教職員一同も感動しています。(田村) 入学式前の確認の様子入学式前の様子続々と生徒が登校しています。心配されていた天気も良くなりました。ホームページでも式の様子を紹介させていただきます。(田村) 9期生のお出迎えメッセージ
「期待よりも不安の方が大きいかもしれない」フナキボの3年生である9期生はちゃんと新入生の気持ちをくんで、ロイロノートを使いメッセージを贈っています。体育館に通じる2年生の昇降口前に貼ってあります。入学式当日は時間の余裕があまりないので、ぜひ来週の登校日に先輩からの伝言を見てくださいね。
11期生をみんなで迎えます
2ヶ月遅れの入学式に臨む新入生の気持ちを考え、かなり前から準備をしてきました。昨日には会場の準備もすっかり整いました。全教職員で応援し支えようとする気持ちがフナキボ流です。
誓いのことば 11期生 |
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