細かいことを意識して(石塚) 全校朝会(放送) 校長の話です
おはようございます。
今日から2月。毎日、マスクをして感染者の数字を見ていると、どうしても考えが浅くなり、時間がすぎるのが遅く感じられてしまうので今日は視野を広げる話をしましょう。 私たちがいる地球は宇宙の中の太陽系という場所にある46億年前に出来たと考えられている惑星です。人類の誕生は700万年前ですが、ウィルスはなんと30億年前には誕生していたといいます。そんな大先輩にかなうわけない、と思いがちですが、そう簡単にあきらめてはいけません。地球誕生の頃のことがわかれば、ウィルスの先を越すことができるかもしれない。先日、はやぶさ2帰還の新聞記事を読み、それができそうなことがわかりました。 実は、地球は一度溶けてどろどろになったものが固まってできたので、地球には誕生の頃の物質がそのまま残っていません。が、今回はやぶさ2が着陸した小惑星「りゅうぐう」には、太陽系誕生の頃の物質が残っているというのです。それを持ち帰って分析すると、成り立ちの過程がわかり、ウィルスなど生物に関する多くの謎が解明できるチャンスがあるというのです。 しかし、広大な宇宙空間の中の「りゅうぐう」に着陸するのは、例えると、弓矢で日本から地球の裏側にあるブラジルの、中学校の校庭にある直径6センチの的を狙うくらい難しく、しかも遠隔操作で指示をしても、地球から発信して20分後にはやぶさ2に届くくらい遠いのです。(ちなみに、地球から月に信号を送ると1.3秒で届きます) 今までは月の岩石しか持ち帰ることしかできなかった人類の中で、月までの800倍の距離を飛びピンポイントで着陸して岩石を持ち帰る技術をもっている日本ってすごい、と素直に思います。 そんなすごい技術をもっているのに、今回のウィルス対策で接種できるワクチンに、まだメイドインジャパンがありません。やはり、まだまだ人の役に立つ仕事は日本だけでも、見つけようと思えば数限りなくあることがわかります。ぜひフナキボ生には、新型コロナの影響がなくなった後の生活や、夢や希望、そして何を目標にして勉強をしていくのかを考えながら生活していってほしいと思います。 以上で話を終わります。 2年1組あいさつ運動 |
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