開室式では、宿泊行事をするために受け入れてくださった宿舎の方々への感謝とお世話になることの挨拶の言葉を伝えました。
空気の冷たさは冷凍庫に手を入れた時のように体に染みます。そして息をするときは硫黄の匂いがします。

宿舎近くの駐車場に着きました。下車する前から硫黄の匂いがしました。宿舎の方々が並んで歓迎してくださいました。
駐車場で開室式をしました。

宿舎に向かうバスの車窓から男体山の頂上が見えました。くっきりときれいに見えることはあまりないそうで、よかったです。
木立の中を見ていた子が「あ、猿がいる。」と気づきました。バスの中は黙っているルールですが、動物発見の時だけは、知らせてよいとの特別ルールになりました。

日光東照宮を後にして、これから宿舎に向かいます。混んでいなかったので、予定よりも早めに出発できました。
バスに乗り込んだ後の点呼に慣れてきて、だいぶ早くなりました。さすがですね。

拝殿でお参りをした後は、鳴龍を聞きに本地堂に行きました。16メートルある龍の顔の真下で拍子木を鳴らすと、龍の鳴き声が聞こえました。鳴き声を聞いた人は運気が上がるそうで、子どもたちは「あ、聞こえた。」と嬉しそうでした。

石段を上り、家康公の立派な墓所を見ました。8角5段の石の基盤の上の3段は青銅で造られていて、その上の唐銅製の宝塔も重厚感があります。

家康公の墓所につながる石廊下を歩きました。207段の石の階段を上って行くので、だんだんと暑くなり上着を脱いでいました。

家康公の墓所の入り口となる坂下門に来ました。眠り猫が墓を守るための彫刻として彫られています。強いものが弱いものを虐げない共存共栄の世の中を表しているとの説明を聞き、眠り猫とその裏側の雀を見ながら門をくぐりました。

陽明門をくぐった後、逆さばしらの説明を聞きました。魔除けのためであることや未完成のままであることで「壊れない」という思いが込められていることを知り、「そうなんだ〜。」とつぶやいたり、メモを取ったりしていました。

神厩舎の全ての彫刻を見た後は、陽明門に向かいました。工事中で覆われていますが、その隙間から彫刻が見られました。

神厩舎には有名な三猿の彫刻が彫られています。猿が生まれてから成長して大人になり、恋愛をして結婚し、子どもができるまでを表した８枚の彫刻のガイドさんの説明を聞き、「へえ〜。」との声が上がっていました。中には「恋愛？恋愛って何？」と言っている子もいました。

門をくぐり、校倉造りの上神庫には想像上の「象」の彫刻が彫られています。耳が前向きで、実際の象とは違っているところがたくさんありました。

参道で集合写真をクラスごとに撮りました。事前に考えたシャッターの時の合言葉に、みんな「うふふふ。」と笑顔になりました。

クラスごとにガイドの方について回っています。一番初めは輪王寺の説明でした。

日光東照宮に到着しました。赤いジャケットの専門のガイドの方に案内をしていただきます。

腹ごしらえの後は、世界遺産の日光東照宮に向かいます。集合時間を意識して行動しましょうとのお話がありました。集団行動の基本ですね。

大谷資料館近くの広場でお弁当を食べました。近くに川が流れていて、対岸はもちろん大谷石です。きれいな景色です。とても寒いですが、お腹が満たされて満足しています。

大谷資料館のすぐそばに滝がありました。「愛の泉」との表示を見て、ハートマークでポーズしています。

まもなくコースも終わりです。所々地上の光が見えるところがあったり、昔の削り出しの様子のジオラマがあったりします。「石の花」も見ました。

プラネタリウムみたいな光の演出や、映画などのロケの時の写真の展示もありました。