朝礼安全指導では、熱中症に関する対策について話しました。水筒を持ってきて水分を確保するとともに、朝食をとる、睡眠をとることが熱中症対策になります。これから暑い日がやってきます。十分対策して安全に夏を乗り越えましょう。 「青いバトンの物語」 6月1日の運動会をめざして、これから練習が本格化していきます。今日はその前に、みんなに聞いてほしい実話を話します。 もう25年くらい前のことですが、私はここで、一人の先生として働いていました。世田谷中ができる前の山崎中学校という名前の学校です。ある年、私はC組の担任をしていて、運動会のクラスカラーは今と同じ青でした。きっとずっと変わっていないのでしょう。受け持つクラスに宇佐美君という名前の足の速い生徒がいて、もちろん、リレ一の選手でした。彼は、ものすごい照れ屋で、自分から人に話しかけることは、苦手なタイプの子です。なので、みんなが喜ぶようなことを言うことは、滅多にありません。 でも、自分が決めたことは、とにかく頑張る生徒で、運動会の朝練がある時は一番早く登校し、放課後練習も真っ先に校庭に出て、黙々とランニングをしたり、4人でバトンパスの練習をしたりしていました。とにかくひたむきさが取り柄の宇佐美君です。 運動会当日、彼は、生徒席の一番前の席で、クラスの生徒が走るたびに、飾る言葉もなく、ただひたすらに「がんばれ!」と声を上げ続けていました。そのうち、「がんばれ!」の後に、「がんばればいいことあるぞ!」と言い出し、クラスの子も面白がって、一緒に同じ応援を始めていました。 いよいよ、運動会の最終種目の別対抗リレーです。グランドの盛り上がりが最高潮に達し、それまでの学年練習がそうであったように大接戦のレースになりました。宇佐美君の番になり、第2コーナーを曲がって直線に入った所で、宇佐美君の真横に、別のランナーが並びます。その時、たぶん横の選手の体が、宇佐美君のバトンに当たったのでしょう。手にしていたバトンが、するりと手から逃げ、下の方に落ちていきました。 誰もが「あっ!」と思った次の瞬間、勢いよく落ちたバトンが地面から跳ね返ってきたのです。宇佐美君は、それを窮屈そうに抱きかかえると左手に持ち替えて、再びスピードを上げて走り始めました。一度スピードを弱めたため、宇佐美君は3着で次のランナーにバトンを渡すことになりましたが。その後の選手が、1位と2位のクラスを抜いてくれて、先生のクラスは優勝することができました。 落ちたバトンが跳ね返るなんて奇跡だとみんなは大騒ぎでした。でも、私は今でも、あれが奇跡だとは思っていません。誰よりも一生懸命に練習し、誰よりも大声で仲間を励まし続けた字佐美君に、「あんなご褒美があってもよいはずだ。」と思っています。「頑張ればいいことあるぞ!」、私はこのことを教え子から教わりました。教わったというより、見せつけられたという感じです。何かあったときは、今でも時々このことを思い出し、自分に言い聞かせています。 ネットリテラシーを学ぶ
土曜授業の1時間を使って、1年生がインターネットやスマートフォンなどの正しい使い方を学びました。便利・楽しさと危険・辛さが表裏の関係にあることを知る学習になりました。
F組もコミュニケーションタイム
今年度はF組もコミュニケーションタイムを採り入れます。毎週金曜日は学年を超えて、テーマに沿って意見を発表し合います、先生や支援員も積極的にかかわります。
コミュニケーションタイム第1回
朝の時間を利用したコミュニケーションタイムが、連休明けの5月7日から始まりました。1年間で25回実施します。テーマに沿った1対1の対話で、話す力と聞く力を高め、コミュニケーション上手になることをめざします。
5月の始まり
新年度から再開した対面給食にも慣れたようで、どのクラスも楽しそうな給食風景です。登校後の下駄箱の靴がもっともきれいにそろっているのが最上級生であるのは、本校のよいところの1つです。
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