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令和2年7月27日(月)校長先生のお話

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 今日は、暑い夏に美しい花を次々と咲かせるアサガオについてお話します。1年生は今、お家でアサガオを大切に育てていますね。他の学年の人も、一生懸命お世話をして、タネをたくさん集めたことを覚えているでしょう。
 さて、質問です。アサガオはなぜ、朝になると花を咲かせるのでしょうか。目覚まし時計があるわけでもないのに、毎日、遅れることなく朝の4時ごろに花を咲かせるのは、不思議ですよね。
 専門家が調べてみると、アサガオだけでなく生き物には、「体内時計」と呼ばれる24時間のリズムを刻む時計のような仕組みがあるそうです。植物には、体内時計の他に光を感じる特別なたんぱく質も持っていて、アサガオは太陽が沈んでから約10時間たつと花を咲かせることが分かりました。生き物って、すごいですね。
 この仕組みが分かれば、アサガオを「朝ねぼう」させることもできるそうです。夕方、暗くなる前にアサガオを部屋の中に入れ、明かりをつけたままにします。夜の9時ごろに明かりを消すと、朝がきて太陽が昇っても、まだ10時間たっていませんから、つぼみは閉じたままです。暗くしてから約10時間たった朝7時頃に花が咲くはずなので、この実験をすると、つぼみがひらく瞬間を見ることができるかもしれませんね。
 アサガオの不思議に興味をもった人は、ぜひ夏休みに実験してみてください。アサガオに似た花で、ヒルガオやユウガオという植物もあるので、いろいろ調べてみるのもおもしろそうですね。何か分かったら、校長先生に教えてください。

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