休校日記 28

 アイザック・ニュートンという人を知っていますか?「万有引力の法則」などを発見した科学者です。2〜3年生は理科の授業で「N(ニュートン)」という力の単位を学んだと思いますが、この由来となった人物ですね。

 実は、ニュートンが万有引力を発見したのは大学の休校期間だったそうです。ニュートンが大学生のころ、ヨーロッパでは腺ペストという恐ろしい感染症が流行っていて、彼が通う大学は休校に追い込まれました。その期間、なんと2年間。
 その間は故郷に戻り、これまでの研究の整理をしたり、いろいろと思考をめぐらせたりしていました。そのとき、木からリンゴが落下するのを見て「万有引力の法則」を発見するヒントをつかんだそうです。
 のちに、この腺ペストによる休校期間は「ニュートンの創造的休暇」と言われるようになりました。

 みなさんもこの休校期間を過ごし、以前のように普通に学校に通いたいと感じている人も多いでしょう。でも家にいる時間が多い時こそ、意外なことを発見できるかもしれません。「発見」というものは、時間と心に余裕があるときにこそできるものだからです。
 「なぜ雨が降るの?」「タッチパネルが反応するのって不思議」「リモコン操作でちゃんとエアコンがつくのってすごい」
 当たり前だと思っていることを、改めて考えてみませんか?ぜひ残りの休校期間を「創造的休暇」にさせてください。
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