寄り道をしないで下校しよう。

令和5年度 同窓会総会が開催

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令和5年度 同窓会総会が開催

6月4(日)に36名の方にお集まり頂き、同窓会総会が開催されました。
場所:八幡小学校ランチルーム

第1部(総会)
1)根来会長の挨拶
2)名誉会長(峯岸校長)の挨拶
3)名誉副会長(井下副校長)の挨拶
4)議事として以下の議題が採り上げられ、承認されました。
  ・前年度の活動報告、会計報告、会計監査報告
  ・新年度の活動方針、同窓会規約改定、役員紹介(改選)
5)校歌斉唱


第2部(懇親会)
 今回は峯岸校長先生に学校の様子と今年卒業された方に「りんごの
木」のお話しをして頂きました。

「峯岸校長先生のお話」
八幡小学校の教育方針
めざす子供像として「自分の頭で考え、心で感じて行動する子ども」を育てることを基本に、「子どもが自ら学び、自分の力が人や社会を変える実感が原動力となる」ように授業をしています。世田谷区が進めているキャリア未来デザイン教育です。
その一環として、6年生たちによって会社を立ち上げ、クラウドファンディングによりお菓子を売って資金を集める取組みを行いました。
その起因となったのが、八幡ファームにあった2本のリンゴの木の1本が枯れ、もう一本も幹の空洞化が進んでいることでした。
この活動により、苗木を買う資金は集まりましたが、どこから買うかを考え、戦争中学童疎開でお世話になり、最初に苗木を貰った長野県飯田市立丸山小学校に相談したところ、快く購入先を紹介して頂けました。そして、丸山小学校の校長先生にも同行して頂き、合計3本の苗木を購入し、学校に持ち帰り、6年の有志達と植樹を行いました。
その後、丸山小学校が開校150周年を迎えるとのことで、6月3日の式典に招待を受けましたが、今回の大雨の影響で出席を断念せざるを得なくなりました。
しかしながら、丸山小学校との繋がりが出来たことは大きな成果であったと思います。

「卒業生達のお話」
クラウドファンディング活動の説明
・社長と副社長
戦時中からの歴史をもつリンゴの木の復活や八幡ファームの整備を目標にクラウドファンディングを行いました。
クラウドファンディングとはインターネットで私たちの意見を発信し、賛同して貰った方々に資金を募ることで目標を達成する事です。
会社名は「Ideal six八幡」で、Idealとは理想という意味で、sixは6年生。八幡小6年生みんなの願いを込めた社名です。
そして、お菓子開発部、経営管理部、広報部、デザイン部、リーフレッド部に分かれて活動を行いました。
社長として、まとめるのは大変なこともありましたが、いい経験となりました。

・お菓子開発部
オリジナルお菓子のアイデアを出し合って、賛同してくださった「粉と卵」の厨房をお借りして「りんごジャムサンドクッキー」を制作しました。二日間をかけ、166個のクッキーを作りました。
予定時間を大幅に超え、ずっと立っていたので足が痛くなりましたが、最後まで心をこめ作ることができ、これまでにない達成感を感じました。

・経営管理部
支出や利益などの計算をしたり、クラウドファンディングのテーマを決めたり、ポスターを作りました。
目立たないですが、重要な仕事で、他の部員との協力をしました。
そして、テーマを「子供の遊び場である八幡フォームを整備してきれいにし、リンゴの木を復活させる」とし、これには「受け継がれてきた八幡ファームとリンゴの木の戦時中の貴重な歴史を守り、伝えていく」という意味を込めています。

・広報部
キャッチコピーの作成(未来をつくり、伝統を守る)、宣伝物を作成しました。(ポスター、保護者向け/児童向けの配布物)
伝えたい相手を考え、言葉使い、文字の大きさ、色、デザインを決めていきました。
苦労したことは20人ほどの部員をまとめていく事で、小学生としては大変でした。結果的には成功しましたが、反省点もありました。
もし、将来まとめる仕事をするときは今回の経験を生かしていきたいと思います。

・デザイン部
ロゴデザインを「小学校の象徴である桜と未来をつなぐという意味がこめられた青い輪」とし、お菓子に貼るシール、キャラクター「やはっぷ」、包装紙、リーフレットのデザインを作成しました。
会社活動が終った時に達成感を感じ、また、学ぶことがたくさんありました。何のためにデザインをするのか、どうしたら人に喜んで貰えるかなど、普段は考えないことを考える機会となりました。
また、この活動が多くの方に支えられて成り立っていたのだと実感しました。これからの生活で、この活動で学んだことを生かせるようにしたいです。

・リーフレッド部
お客様が喜んで、心がこもったリーフレットを作ることを目標としました。一番心を込めたのはお客様へのメッセージです。
購入してくれた方への感謝を伝えるためのページを作り、その中に手書きのメッセージを社員全員で書きました。
160枚ほどあり、大変でしたが、みんなが協力してくれたので書く事が出来ました。

・まとめ(社長)
今回の成果(集まった資金の用途)
一番の目標であったリンゴの苗木を購入し、植樹ができました。実がなるまでに6年ほどかかるのでどう育っていくかが楽しみです。
第二の目標であったフォームの整備はこれからです。
また、読売新聞に活動の記事を載せて頂きました。
そして、丸山小学校との交流が、「未来をつくり、伝統を守る」に繋がっていけたらと思います。
新しいことを6年間一緒にいたメンバーで成し遂げられて、充実した1年間を過ごせました。私たちが作り上げたものがこれからも受け継がれていったらうれしいです。

尚、追加として、校長先生から学校での報告会に区長と教育長がいらしたとの紹介もありました。

本報告を受け、会場から賞賛の声が上がっていました。
また、昭和20年度卒の宮崎さんより、「疎開者の代表とし、当人たちが苦労して飯田の人たちと交流した成果がこのように若い人に知ってもらえ、うれしく思い、お礼を申し上げます」との言葉を頂きました。
この子供たちが将来、同窓会の主軸になってくれればと思いました。

最後に、全員で集合写真を撮り、和やかなうちに会は閉会しました。



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