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平成29年6月26日(月)全校朝会

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平成29年6月26日(月)校長先生のお話

 6年生の理科の授業で地域の自然などを観察しながら環境について考える授業が行われました。みどりの出前授業といって自然に詳しい方をお招きした授業でした。ちょうどその方が来ている日に死んで落ちている小鳥のひなを1年生の児童が校長先生のところに届けてくれました。校長先生は、さっそくその方にひなを見てもらい何のひなか尋ねました。
 その方が言うには、前日にかなりの強風が吹いていたので巣からひなが落ちたか巣ごと飛ばされたのではないかと言っていました。何のひなかは、小さすぎて毛も生えていないためはっきりとしたことはわからないとしながらも、キジバトかムクドリではないかということでした。キジバトは葉の上などに巣を作ります。ムクドリは木の穴の中に巣を作ります。かしの木のところに落ちていたので、かしの木に巣を作ったのではないかということですが、もしかしたら隣の桜かもしれないとも言っていました。
 昨年も朝会で紹介した話ですが、 道路に鳥の雛が落ちていた時にどうするかの話です。「あれ」、鳥の雛がか細い声でピーピー鳴いています。ふと上を見上げると鳥の巣があります。「あ〜そうか、あの巣からこの雛は落ちたのだ。」と分かった時にどうするかです。
 実はそういうときに親切心から雛を拾い上げようとする子どもが多いのですが、拾い上げてはいけません。じいーっと観察するとそういう時に親鳥が近くにいてひな鳥を助けようとしているのです。もし、人間が雛を拾い上げてしまえば、その瞬間に親鳥は雛を人間にとられてしまったと思い込み、もう二度と雛を助けには来なくなってしまいます。それに気付いて、元あった場所や、巣に戻したとしても一度でも人間が手にしたひな鳥は、親鳥は育てようという気持ちがなくなり、道路の雛を助けようとはしなくなり、巣に戻した雛も親鳥が巣から落としてしまうこともあります。
 もし雛が道路などに落ちていて、かわいそうだなと思っても絶対に触らずそのまま放っておきます。すると親鳥は助けに来て、何とか口にくわえて巣に戻れる雛もいるのです。巣に戻れない雛は残念ながら、死んでしまうことになりますが、人間が一度でも触ってしまった雛も助かる見込みは低いので、放っておくのが一番なのです。
 今回拾ってくれたお友達は、すでにひなが死んでいるので拾ってくれました。ほっておくと誰かに踏まれてしまうかもしれないので、これは良いことだったと思います。

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