1学期終業式 校長講話
1学期終業式講話
4月8日に始まった1学期が、もう終わろうとしています。 約70日余りあった1学期、良いことや嬉しいことがいくつもありました。 4月、1年生が入学してきました。「中学校に入学したら心機一転頑張るぞ!」と、やる気に満ちた1年生や、2年生の「これから先輩として頑張ろう」という気合の入った姿を見てうれしくなりました。 また、新1年生を迎えて初めてのときわ学級の調理実習に参加しました。まだぎこちないところもありましたが、みんな楽しそうに、一生懸命調理実習に参加していました。あれから回を重ねて、今は4月当初にくらべて格段に包丁遣いにも慣れて、スムーズに作業できるようになってきましたね。素晴らしいです。 5月は、6月1日の運動会に向けて、クラスや学年、応援団の練習に真剣に取り組む皆さんの生き生きとした姿を見ることができました。運動会当日の『一生懸命がかっこいい』皆さんの姿は、本当に清々しく、輝いていました。運動会後の学年だよりに掲載された皆さんの作文からも、「頑張った」「たくさんのことを学んだ」という思いを感じとれて、とてもうれしくなりました。 6月の半ばには3年生にとって3年間の集大成の修学旅行がありました。一人ひとりが修学旅行の目的を忘れずに、自分で考えて行動していました。修学旅行後のアンケートを見ましたが、99%の生徒が「修学旅行を愉しめた」「スローガンを達成できた」と答えていたのは、大変立派です。雨予報にもかかわらず大きな天候の崩れがなかったのも、皆さんのがんばる姿を天気が応援していたのかもしれませんね。 さて、皆さんの1学期はどうだったでしょうか。良いことや嬉しいことはあったでしょうか。今年度の目標として、全ての学年に共通して、「夢をもとう」「自治意識を高めよう」ということを始業式や入学式、朝会でお話してきましたが、挑戦できたでしょうか。 学期の終わりという、節目にあたる今日、次の三点について、自分の姿を振り返ってみてください。 ○ 学習や部活動といった、生徒として、しなければならないことに前向きに取り組めたかどうか ○ 挨拶や掃除といった日常生活のことを、手を抜かずにしっかりできたかどうか ○ 早寝・早起き・朝ご飯といった、健康に関することを意識して自己管理できたかどうか 全てが、目標達成に繋がることです。できたこと・できなかったことを確認し、再び挑戦のスタートを切っていきましょう。 夏休みを迎える皆さんに、幕末の志士に影響を与えた吉田松陰のことばを紹介します。 ○ 夢なき者に理想なし ○ 理想なき者に計画なし ○ 計画なき者に実行なし ○ 実行なき者に成功なし ○ 故に夢なき者に成功なし 夢なき者には成功は訪れませんが,具体的な計画を立てない者も成功にたどり着かないという意味だと思います。まずは自分の夢を明確にし、計画を立ててください。そして夏休みの一日一日を計画的に過ごしてください。 とりわけ3年生は、後で「こんなはずではなかった」と後悔することのない夏休みにしてください。卒業後の進路実現を念頭に、努力を続けてください。応援しています。 校長 山村 恵子 |
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