入試問題に慣れよう中学校3年間の学習の総まとめでもある都立高校の入試問題、1・2年生のうちからその問題に慣れておくことをおすすめします。都立高校に限らず、入試問題には以下のような解くためのポイントがあります。 ○覚えた知識をどう使うか ○問題文の分量に圧倒されない 勉強は「覚える」ことは大切ですが、入試問題はその次の段階と言えます。つまり覚えた知識を使いこなせるようになっているかが問われるのです。知識を知識として留めておいても何の効力も発揮しません。またいつか忘れてしまいます。日常生活の中で使うからこそ知識は自分のものとなります。入試問題を見ると、覚えた知識を答えるだけの問題は少なくなっています。知識は基盤となりますが、その基盤を生活の中でも使いこなせるよう磨き上げていくことが大切です。 また入試問題を見ると、その問題文の分量に圧倒されてしまいます。できれば問題文を読まずにすぐに問いに答えたいと思ってしまいます。しかし問題文を丁寧に読み込むことが問題を解くための大切な過程となります。しっかりと読んでいるうちに「これは授業で解いたあの問題のことかもしれない」と先読みができるようになれば大きな前進です。分量に圧倒されないためには、日頃から活字に慣れておくことです。朝読書の積み重ねはまさにその活字に慣れる日々の取り組みです。3年間の積み重ねは相当な分量を読んだことになるはずです。今からでも遅くありませんよ。 さて、長々と書いてきましたが、文章量が多くて読みたくないなんて言わないでくださいね。このホームページも「読み」の練習のつもりで読んでいただければ幸いです。学年末考査が終わった段階で1・2年生の今のうちから入試問題にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。1問でも2問でも解けると自信につながるはずです。 校長 建部 豊 |
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