『お知らせ・TOPICS』のコーナーでは、「今日のできごと」や「おしらせ」など更新された順に砧中の生徒や教育活動の様子を紹介しております。

砧中学校 保護者の皆様へ

ご家庭におかれましては、お子様の健康面、生活面、そして学習面での不安を抱えた日々のことと存じます。砧中学校では、その不安軽減に少しでもお役に立てるよう、情報発信に努めております。今週より砧中学校では、5月7日からの学校再開に向けた準備に入ります。

しかし冷静に考えた時に、これまではいつ学校が再開されるかという議論が中心でしたが、再開後の学校がこれまでと同様のシステムで機能するのか、という根本的な問題も考えなければなりません。例えば1学級40人と法律で決まっている学級規模。「社会的距離」に対する意識が高まりを見せている中で、これまでと同じシステムでの学校運営に、保護者の皆様全員からの同意が得られるとは思っておりません。

一定のグループによる「話し合い活動」が重視されている国の規定による現行の学習内容も、生徒の安全面を考えた場合、制限を加えざるを得ません。

5月6日まで「ステイホーム」が要請されている現状を見ても、5月7日から全てが元に戻り、日常に切り替わるとは考えられません。そういった意味からも、一中学校のレベルで考えても、今後生徒たちを支援するために、抜本的な学校システム見直しを考えるべき時期と捉えています。

砧中学校としては、今週から以下の取り組みを始めます。

○ 生活面、学習面での個別相談機会の確保
○ 動画配信による生徒支援

一方で学校レベルで取り組むべきこととは別に、様々な機会を通じて以下の働きかけを社会に向けて発信してまいります。

○ 国レベルでの学習内容の精査
○ 入試問題の出題範囲の精査

マスコミ等では「9月始業」も話題となっています。しかし、社会全体が年度としての4月から始まる現状からも、学校教育のみが9月からの始業とした場合、想定できない様々な問題が生じてくると思います。「9月始業」は、教育だけで議論する問題ではないと思っています。

本日は相当踏み込んだ内容を書きましたが、「平時」ではない現状においては、学校をあずかる立場の者が、自らの考えをオープンにすることで、生徒、保護者の皆様の不安に向き合うことが必要であると考えています。

学校レベルで行えることは限られています。それでも砧中学校教職員は、まずは生徒一人ひとりへの支援について、やれるべき事に全力で取り組んでまいります。そして管理職としての役割は、その取り組みを支えるために、広域に向けての働きかけであると考えています。

長文となりましたが、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


砧中学校 校長 建部 豊
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