『お知らせ・TOPICS』のコーナーでは、「今日のできごと」や「おしらせ」など更新された順に砧中の生徒や教育活動の様子を紹介しております。

修学旅行について

区教委による22日(金)の学校再開に向けての通知の中で、修学旅行については全校中止の方向が打ち出されています。

既にお知らせしていますが、砧中学校では春休み前から修学旅行日程変更の検討を始め、来春3月中旬実施という抜本的な見直しを決定しました。検討の中でメリット・デメリットを精査し、保護者の皆様に状況をお伝えしながら進めてまいりました。

3年生は部活動の大会をはじめ、既に様々な活動機会が失われています。3学年教員としては、可能性がある限り生徒の教育活動を確保したいという共通の願いがあります。その結果、修学旅行の来春実施という判断に至りました。

もちろん、9月実施の学校が厳しい状況にあることは十分承知しています。さらには来春実施できるという確実な論拠があるわけではありません。しかし、この段階での中止の方向という区教委の表明は、ぎりぎりまで可能性を追求し、来春実施を判断した本校にとって無力感にとらわれるものであり、生徒たちにとっても今後の学びへの動機づけを減退させるものです。

河口湖移動教室は、区の施設を利用し、教育活動も全校で一定の共通性をもって実施する宿泊行事です。しかし、修学旅行は行き先や活動などもほぼ学校判断で実施されてきた経緯があります。

議論の進め方として、まずは全校統一するのか、個別の判断を優先するのかという前提がなければなりません。その上で全校統一するとなれば、個別の判断を優先すべきと考えている学校の管理職や保護者代表と話し合いを行い、区教委の考えを説明して進めていく必要があります。最終的には区教委の判断に従うとしても、そういった検討過程を明らかにすることが、「対話的な学び」を尊重するこれからの学校教育には必要不可欠です。

今、前例のない事態の中にあって、私たち大人の行動する姿こそ、子どもたちにとってのモデルとなります。それはいつの日か同じような危機が訪れた時、今の私たちの姿をお手本として、次世代が問題解決にあたることになるからです。様々な意思決定には迅速さが求められます。しかし拙速であってはなりません。議論を尽くすべきは尽くす、そして賛成とはならなくても、一定の同意を得ることが重要てす。

砧中学校として、今後本校の実情などを区教委へも説明して、協議を進めてまいります。


砧中学校 校長 建部 豊
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