美術 パブロ・ピカソ美術教科書2.3の下、30ページに、パブロ・ピカソのゲルニカという作品が載っています。資料集にも掲載されていますので、確認してみましょう。 皆さんは、ゲルニカという言葉の意味を知っていますか?このゲルニカが描かれたのは1937年、第二次世界大戦が始まる前になります。その頃、ピカソの故郷、スペインでは、内戦状態にありました。そこにドイツの軍が入ってきて、スペインのゲルニカを無差別爆撃し、ゲルニカを壊滅状態にしました。 ゲルニカとは、地名になります。 ピカソは、この悲惨なゲルニカの現状を、世界中の人達に伝えたくてこれを描きました。 写真は、ゲルニカの一部になります。ゲルニカは、とても大きな作品なので、教科書や資料集で確認してみて下さい。横も長いですが、高さもかなりあります。 写真の左端には、赤ん坊を抱えて泣き叫ぶ母親の姿か描かれています。他にも、首を切られた人や腕、足を引きずり歩く人、炎で焼かれた人や馬、牛、そして小さな花があります。 ピカソは、何故小さな花を描いたのでしょうね?皆さんはどう思いますか?また、この絵をじっくりとみて、何を思い、何を考えますか?お家の人と、話し合ってみて下さい。 暗い内容ではありますが、ピカソはこれを描く事で、世界中の人達に平和を訴えています。コロナで大変な時期ではありますが、今ある幸せを大切にして過ごしましょう。 |
|