3/10 全校朝会~3.11を忘れない~1
- 公開日
- 2025/03/10
- 更新日
- 2025/03/11
校長室より
2011年3月11日の東日本震災から明日で14年が経ちます。14年前のその時、私は用賀小学校の校舎の2階にいました。放送で指示を出さなくてはと1階の職員室を目指しましたが、廊下の床がぐらんぐらんと揺れていて、何度も壁にぶち当たりながら、やっとの思いで職員室のマイクを握ることができました。私はこの時の行動が正しかったのか、3年位前から考えるようになりました。私が放送をかけなくても子どもたちはきちんと机の中に避難できていたのではないかと思ったのです。私が壁に頭を強く打ち付けて死んでしまったらいけないなと、私も揺れが収まるまで安全な場所に避難をしなくてはいけなかったのではないかと思っています。その後、校庭に避難をしましたが、激しい余震に何度も襲われました。校舎の窓ガラスはガッシャンガッシャンと音を立てて壊れそうでした。何度も何度も強く揺れる余震の恐怖で泣き出す子が何人も出てきました。この時の東京の震度は、5弱です。
震源地である東北地方では、震度7の巨大地震と巨大な津波に飲み込まれ、1万5千人を超える人が、お亡くなりになりました。私たちは3.11を決して忘れてはいけません。東日本大震災でお亡くなりになられた方々の、ご冥福をお祈りするとともに、被災地の更なる復興を願い1分間の黙とうを行いました。私たちは、普段と変わらずに友達や家族と過ごせること、普通に学校生活を送ることができていることを、改めて幸せに感じながら過ごしていかなければなりません。