12/5 オンラインミニコンサート
- 公開日
- 2020/12/09
- 更新日
- 2020/12/09
今日のできごと
12月5日(土) オンラインミニコンサート
写真は、体育館からzoomで各教室に生配信した6年音楽「ミニコンサート」のようすです。左の写真は2年生の教室です。みんな乗り出すように前のめりの姿勢で注目していました。指揮者に合わせてリズムをとる子もいて、音楽を楽しんでいました。
zoomでの生配信は本校では初めての試みでした。録画での配信とは異なる緊張感があり、表現する演者としても企画・進行の担当者としても、各教室で視聴する聞き手としても、一緒に創り上げる一体感は格別なものがあったようでした。振り返りの作文から一部抜粋で6年生の思いをご紹介します。
「明日へ明日へ吹いていけ、新しい場所に身を置く未来に向かう勇気を。これがこの歌を聴いた時からずっと頭に残っている歌詞です。どんなことがあっても立ち止まるわけにはいかない、一人一人の力を合わせれば必ず大きな力になるから支え合って進んでいこう。そんな歌詞が私たちが本番に向けて練習する原動力になった気がします。
正直私は今日この日まで果たして満足のいく演奏ができるのか不安でなりませんでした。練習は私たちが一番している。それに確信はあったけれど、心を一つにできているとは全く思えなかったからです。直前の練習でも何度声をかけても静かにならなかったり、歌っている人が半分程だったりと、もう無理かなと思ったことが多くありました。誰か一人でも真剣でない人がいれば、様々な人の思いも、これまでしてきた練習も全て台無しになる。私は焦りを抑えられませんでした。自分まで失敗してしまうのではないかと思ったほどでした。でもピアノの前に座った時にこれまでない静けさが訪れ、先生が私を見て小さくうなずかれた気がしたのです。私はちらっと舞台を見てその瞬間大丈夫だと思いました。それからの10分間は短かったけれど、とても楽しい時間になりました。
今日まで来られたのはミニコンサート担当の2人がいたからだと思います。的確な指摘や練習の声かけがなかったら、きっと今日はありませんでした。そしてコロナのさなかにあっても、このコンサートを行う選択をしてくださった方々に改めて感謝したいと思います。」
「今回の音楽のミニコンサート、とてもよかったです。新型コロナウイルスの感染予防のため様々な行事がなくなったなか、このミニコンサートを先生方が開催してくださったことを感謝しています。
合唱と合奏どちらも良く出来ていたと思います。ですがその裏には何回も努力して練習をしたり、中休みなどに高学年音楽室で練習したりなどという努力がたくさんありました。合奏練習のなかで友達の演奏を聴いて、いい所悪い所を見つけ合いアドバイスなどもしました。友達と一緒に練習し協力をしてお互いの演奏の完成度を高めたりもしました。最初はぼくも少し間違えたけど友達と一緒に中休みなどに練習していくとどんどん演奏が上手になってきました。そして本番は自分の演奏に自信をもって演奏すると見事に成功しました。
合唱ではぼくはソプラノで位置は舞台の真ん中で自分の声がかなり重要になってくるので最初は少し不安でした。ですがぼくは歌が好きなのでがんばろうと思い練習もがんばりました。まず歌詞をほとんど覚えました。学校はもちろん家でも少し練習したおかげで完璧に覚えた後、次は音程をきちんとして歌えるようにしました。クラスの合唱曲は音程が難しいのでそこは少し苦労しました。何度も練習を積み重ねていくにつれ、だんだん良くなっていきました。すべて完璧にして本番にいつでも挑めるよう準備を備えておきました。本番は楽しく自分が出せる限りいい声を出し精一杯がんばりました。
今回はもうあまり行事がないなかでの行事だったので思い出に残りました。これからの行事にも全力で取り組みたいです。」
「今年は行事がないと思っていたので下級生の子や以前にお世話になっていた先生方にも感謝の気持ちを伝えることも難しいのかなと感じたけれど、ミニコンサートができることが嬉しくてがんばろうと思って練習しました。
コロナのせいで直接見てもらうことはできなかったですがオンラインでも力を出し切れて感謝を伝えることもできたので、とてもやりがいがあったと思います。合唱では最初はクラス全体で声があまり出せなかったけれど本番ではみんなと協力できたし、朝の時間や音楽の時間を使うことで上達できていろんな先生からも「上手だったね」と褒められたので、やって良かったなと思いました。
行事だけしっかりできる6年生では意味がないので、普段からも下級生からは「優しいお兄さんやお姉さんだな」と思われて、先生方からは「明正小を引っ張れる良い6年生だな」と思われる素晴らしい6年生でいたいです。終わった後、下級生のお友達からは「とても良かったよ」「合唱も合奏も楽しそうだったよ」「かっこよかった」などうれしい言葉をたくさんもらうことができたので、うれしい気持ちになりました。
卒業まであと4か月を切ってしまいました。後悔しないように広い視野をもって行動できるようにしたいです。今回のミニコンサートでは立派な姿を見せることができて本当に良かったと思います。」
「ぼくはみんなの前で歌うということが恥ずかしくて苦手だった。ぼくと同じ気持ちの人は少なくはないだろう。しかもそれを全校児童の前でだ。失敗しないように必死に練習したがなかなか上手くいくことがなかった。そしてついに流され、ふざけてしまった。しかしその中でも真剣にやっている人もいた。ぼくは、その人たちはすごいなと思った。
そして残り1週間、とても焦り出した。一応この時すべてできるようになったが、本番失敗したらどうしようなどという焦りが生じてしまったみたいだ。しかし周りの友達に「もうできるんだから本番それを生かせばいいでしょ」と言われた。その時少し嬉しくなった。それとともに、ふざけてしまった時の罪悪感が生まれた。
ぼくはリハーサルで友達の言葉を思い出し、すべて気持ちを込めてやれた。「すごいじゃん」と言われた。しかし「もう少しできたんじゃない」とも言われた。ぼくは最初その言葉の意味がよく分からなかった。次の言葉で分かった。「あのふざけていた時間やっていればもっとよかったんじゃない」と言われたのだ。確かにそうだ。でもその時間戻らないという歌詞もある。ここで立ち止まるわけにはいかないと、ぼくは思った。
そして本番、みんなも緊張していたみたいだ。ぼくは体が凍っていた。「あの時、あの時」という思いがとても心にしみた。本番、少し失敗してしまった。ぼくはとても悔しかった。だけどもう時間は戻らないんだ。中学になっても大丈夫かなと少し思った。しかしこれから努力していくことはできるんだ。次の行事があったら1分1秒も無駄にしないようにしようと思った。
この機会をばねにして中学、高校になっても時間は戻らないということをここで知ったので後悔をしないようにこつこつ努力してみんなを支えていけるようにがんばりたいと思う。」