4年 福祉の体験授業
- 公開日
- 2020/02/19
- 更新日
- 2020/02/19
できごと
2月19日(水)、日中は日差しが暖かくポカポカ陽気ですが、日陰に入るとやはり寒さが厳しいです。
この日は、3〜4時間目を使って4年生が合同で福祉教育の一環である体験授業を受けました。お世話になったのは、世田谷区の社会福祉協議会の職員他5名です。
3時間目は体育館での「白杖」体験です。
日常の町中でもよく見かける、白い杖をつきながら歩いている目が不自由な人。その人たちが使っている白い杖を白杖(はくじょう)といいます。
大人の人が使う本物は長さが130cmほどあり、先の方が赤く塗ってあります。
この日に児童が体験で使う白杖は、子供サイズの短いもので、中にゴムが入っている折り畳み式のものでした。
児童は3人一組になり、一人ずつアイマスクを着けて白杖を左手に持ち、右手を介助役の子の肩に添え、ゆっくりと歩きます。
ジグザグコースを歩いたり、障害物を避けたり、階段の登り降りをしたりと、広い体育館全体を使って体験をさせてもらいました。
体験後の児童の感想では、「言葉で右を向いて、と言われても、どのくらい向けばよいのか分からなかった」「言葉で教えてあげても、思った方向に行ってもらえず難しかった」などの意見が出されていました。
社会福祉協議会の人の話では、今回の体験学習の目的は、大変なことを理解するだけではなく、「日頃から困っている人を見かけたら、助けてあげてほしい。または、近くの大人に教えてあげてほしい」ということでした。
4時間目は場所を視聴覚室に移して、点字の学習をしました。
点字を発明したのはフランスの盲学校教師であったルイ・ブライユという人で、この人の名前Brailleは、英語の「点字」という単語になっているそうです。
余談になりますが、現在、失明してしまう人の原因で多いのは、「糖尿病」なのだそうです。合併症が恐ろしい病気です。