バリアフリーについて考えよう(4年)
- 公開日
- 2013/03/04
- 更新日
- 2013/03/04
学年より
4年生では3学期の間、総合的な学習の時間に「バリアフリー」について考えてきました。
久我山青光学園の先生に学校に来て頂き、視覚障害や点字のしくみについてお話を聞きました。視覚障害とはどんなものなのか、視覚障害がある生活の苦労や努力を学びました。また、実際に点字を打つ体験を通して、「点字って難しいと思っていたけど、ローマ字としくみが似ているんだ」「点字が読めるようになりたい」など、点字に対して興味を持つことができました。
また別の機会には、世田谷都市整備部 地域整備課の方に、ユニバーサルデザインについてのお話を聞きました。ユニバーサルデザインとは、文化・言語・国籍のちがい、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することができる施設・製品・設計のことです。
例えば、シャンプーやリンスの容器の凸凹。これは視覚障害の方が容器を手で触って、どちらかを判断するためだけのものでなく、健常者が頭を洗いながら目を瞑っていても使用することができます。このように、普段何気なく使っているものの中にも様々な工夫がされていることに気がつくことができました。
近所にある点字ブロックや車いす用のスロープなど、身近なバリアフリーも発見することができました。
さらに、「盲導犬」や「障害者のスポーツ」など各自で関心のある事柄について調べ学習をし、バリアフリーへの理解を深めました。
出前授業や調べ学習を通して、身の回りには様々な工夫がされていること、障害のある方は安全に暮らすために努力をしていることを学びました。
「自分も困っている人がいたら手助けをしてあげたい」という感想も多く、バリアフリーとは物の工夫だけではなく、思いやりの心が大切だということを学びました。